Logicのリバーブは純正で足りる?ChromaVerbと有料Valhalla VintageVerb・FabFilter Pro-R 2を実際に使ったボカロPの話

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今回も初心者ボカロP向けに書いていきます。

 

記事のタイトル通り、先に結論から書くと、リバーブも最初はLogic純正で問題ありません

ただ私はそのあと純正から離れて、いまは Logic純正 ChromaVerb → Valhalla VintageVerb(50ドル)→ FabFilter Pro-R 2 という順で乗り換えて、有料2つを使い分けています。

なぜ乗り換えたのか、順番に書きます。

 

最初はLogic純正のChromaVerbだった

ボカロ曲を作りはじめた頃、リバーブは ChromaVerb だけ使っていました。

音は良いです。プリセットもたくさんあって、画面も派手で、どれを選んでも「それっぽく」なる。

初心者が最初に触るリバーブとしては十分すぎます。Logicはappleなだけあって性能はいいと感じています。

 

問題は重さでした。

トラックが増えてくると、曲を再生したときに音が途切れたり、Logicの画面が固まったりするようになりました。原因はいくつかありますが、ChromaVerbをあちこちのトラックに挿していたのが効いていました。CPUの負荷が高いプラグインなので、数を挿すとすぐ苦しくなります。リバーブはもともと重いプラグインですが、その中でも Logic のは特に重いかと。

 

Logicにはもう一つ Space Designer という純正リバーブもあって、こちらも試しました。

でも私には効きが強すぎて、あまりいい感触がありませんでした。まるで宇宙にいるかのような。

 

音は良いのに、負荷で止まるのが怖くてリバーブの実験ができない。

これが地味にストレスで、もっと軽いリバーブを探すことにしました。

Logic純正のChromaVerb。音は良いがCPU負荷が高く、数を挿すとLogicが重くなった

Logic純正の ChromaVerb。

見た目も派手で、プリセットを選ぶだけで形になります。

ただ CPU 負荷が高く、いくつも挿すと Logic が重くなりました。

 

Valhalla VintageVerb(50ドル)に乗り換えて、一気に軽くなった

次に買ったのが Valhalla VintageVerb(以下 VintageVerb)です。

2026年時点で 50ドル、Valhalla DSP の直販のみで、Plugin Boutique では売っていません。

 

とにかく軽いです。いくつ挿しても平気で、これに変えてから、曲を再生しても止まらなくなりました。

それだけで買った価値がありました。

Valhalla は「毎日がブラックフライデー」を掲げていて、セールを待たなくても常に50ドルです。

 

音も良いです。VintageVerb には色(キャラクター)が 1970s / 1980s / Now の3つあって、私は mode「Plate」+ color「Now」 が好きです。

反射がきれいというか、返ってくる音の粒がそろっている感じがして、ボーカルに合わせやすい。

 

ただ、普段のボーカルにそのまま使うと、キャラが少し濃いと感じることがありました。

存在感が強くて、うっすらかけたいだけなのに、リバーブのほうが自己主張してくる。

「ちょっとやりすぎ」な質感になりがちでした。

Valhalla VintageVerb。モードとカラー(1970s/1980s/Now)でキャラが変わり、プリセットも多い

VintageVerb はモード(Hall1984 など)とカラー(1970s / 1980s / Now)でキャラが変わります。

プリセットも豊富。私がよく使うのは Plate × Now です。

 

FabFilter Pro-R 2に落ち着いた(普段使いはこれ)

EQで FabFilter Pro-Q、コンプで Pro-C 3 を入れたのと同じ「FabFilterをまとめて買った時期」に、リバーブも Pro-R 2 を買いました。

Pro-R 2 は 2023年11月に出たバージョンで、2026年時点の価格は USD 169 / EUR 169 / GBP 144。こちらは Plugin Boutique で買えます

 

変えてよかったのは、ひとことで言うと自然さです。

  • うっすらかけても曇らない・濁らない。透明感がある
  • 「リバーブをかけている感じ」が前に出てこない。空気だけ足せる
  • Space(空間の大きさ)を動かすだけで質感がだいたい決まるので、迷わない

VintageVerb を「やりすぎ」に感じていた私には、この地味さがちょうど良かったです。

高級感という言葉がいちばん近いかもしれません。

VintageVerbだと明らかな反響なのですが、Pro-R 2は自然です。

 

もう少し追い込むときは Decay Rate EQ を使います。

たとえば「低い帯域の残響だけ短くする」と、ボーカルの下がスッキリして濁りません。

 

なお、Pro-R 2 にはダッキング機能も内蔵されていますが、私はリバーブ返しのダッキングは コンプの記事 に書いたとおり FabFilter Pro-C 3 でやっています。

歌っている間だけリバーブが引っ込む、あの処理です。

手順はそちらに書いたので、ここでは省きます。

FabFilter Pro-R 2。Spaceつまみで空間の大きさを決め、下のDecay Rate EQで残響の帯域を調整する

Pro-R 2。中央の Space つまみで空間の大きさを決め、下の Decay Rate EQ で「この帯域の残響だけ短く」といった追い込みができます。

 

使い分け:普段はPro-R 2、サビは今もVintageVerb

いまはこう分けています。

  • 普段のボーカル・楽器のリバーブ返し … Pro-R 2。自然なので何にでも合う
  • サビなど「ここは聞かせたい」ところ … 今でも VintageVerb(Plate / Now)を濃いめに。前に出したいときは、あのキャラの濃さが逆に武器になる

ChromaVerb はもう使っていません。

音は良かったのですが、私の環境では重さが勝ちました。

 

いま初心者ボカロPに聞かれたら

Logic を持っているなら、リバーブもまず ChromaVerb で問題ないです。音はいいし、プリセットから選ぶだけで形になります。私も最初はそれで曲を出していました。

 

曲が育ってきて Logic が重くなってきたら、Valhalla VintageVerb が 50ドルで軽くて強いです。最初の「買い足し」としてかなり良いと思います。

直販だけなので、違うリバーブをセール待ちするより普通に買ってしまっていい価格です。ブログとか調べると持っている人も多いですね。

 

そこからさらに、もっと自然に・透明にかけたくなったら Pro-R 2。

急ぐ必要はありません。

FabFilter は、ミックスで「リバーブでこれがやりたい」がはっきりしてからで十分です。

私の場合、それは「うっすらかけても濁らないリバーブがほしい」でした。

 

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趣味でブログを書いています。ゲームが好きなので、ゲーム中心に記事を書いていきたいと思います。目標としては、よりゲームが幅広い世代に普及し、e-スポーツ振興に貢献することです。現在はクラッシュロワイヤルというゲームで世界を目指しています。