無料EQで足りる?Logic純正とFabFilter Pro-Qを実際に使ったボカロPの話

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ボカロ作成初期は純正EQだけで曲を作っていました

最初は作曲の知識がなかったので、Logic純正のChannel EQだけで曲を作っていました。

それでもボカロ曲を何曲か仕上げて公開できたし、音そのもので行き詰まったことはありません。

 

濁って聞こえるところは、バンドをひとつ持ち上げて周波数を左右に動かし、いちばん嫌な音になる場所を探して少し削る。

純正のアナライザーで「何が鳴っているか」を見ながらやれば、だいたい間に合いました。

Logic純正 Channel EQ。上のAnalyzerをオンにすると鳴っている周波数がそのまま見える

不満は音じゃなくて速さでした。

アナライザーが小さくて嫌な帯域を目で探すのに時間がかかるし、トラックが増えるとEQを1個ずつ開くのも面倒。1曲のミックスの中で、けっこうな時間を「どこが暴れてるのか探す」ことに使っていました。

Logic ProのEQは優秀です。ただ、初心者に使いやすいかと言われると、Noだと思います(個人的な感想)。

 

無料のOzone EQは、結局使いませんでした

iZotopeがマスタリング用スイートOzoneのEQ部分だけを無料で配っており、それを使うことができます。(2026年時点。Native Access経由、無料アカウントでもらえます。iZotope公式)。

多くの初心者が思うように、無料で使えるのならと思い入れてみました。以下のEQですね。

iZotope OzoneのEQ。スペクトルの見え方はきれい

結論、私は使いませんでした。悪いプラグインではないです。

アナライザーはなめらかで見やすいし、無料でこれはすごいと思います。

ただ使い心地がLogicのChannel EQに近くて、わざわざ持ち替える理由が自分の中で見つからなかったですね。

数日でChannel EQに戻りました。

Logicを持っていない人なら十分主力になると思いますが、Logicがあるなら「無料でもう1個あってもいい」くらいの位置づけかなと。

あと、無料EQを乗り換えても私の「帯域を探すのが遅い」問題は1ミリも動きませんでした。

ギミックは同じなので。

そこは無料の範囲では変わらないなあ、というのがこのとき分かったことです。

 

ボカロ4曲目でPro-Qを入れて、ボーカルの抜けが変わった?(体感)

ボカロで4曲目くらいのときにFabFilter Pro-Qを買いました。

最初の狙いは帯域を速く探せるようにすることで、これは実際に速くなりました(経験なのかUIの見やすさなのか)。

大きいアナライザーの上に直接カーブを描けるし、気になる帯域をつまんでその周波数だけソロで聞けるので、嫌な音探しがかなり楽になります。

FabFilter Pro-Q。アナライザーが大きく、この上に直接EQカーブを描ける

ただ、いちばん驚いたのは別のところでした。

Pro-QのダイナミックEQは、他のトラックの音をトリガーにできます。私はボーカルをトリガーにして、コード系楽器などのバスに挿したPro-Qで、ボーカルとぶつかる帯域を「歌っている間だけ」下げるようにしました(これはコンプでもできますが、帯域全体のが多いです)。

そうしたらボーカルがかなりクリアになって、正直びっくりした記憶があります。

この曲あたりから、自分の曲のボーカルの抜けが良くなったと思います。それに伴い再生それに伴い再生数も微増しました。おそらく、不快な部分が減ったので。

 

ダッキングですが、やりすぎると不自然になるので、深くしすぎないほうがいいです。歌が入った瞬間にオケがはっきり凹むのが分かるくらいだと、かかりすぎ。

ほんの少しで十分でした。最初のうちはやりすぎるのですが。

 

Logicでのサイドチェインはひと手間あります。まずプラグイン画面の右上でトリガー元のバスを選び、そのあとPro-Qの画面で該当バンドを「External」に切り替える。この2ステップを踏まないとトリガーが効きません。同じ会社のコンプ Pro-C も同じ手順です。

 

Pro-Qのプリセットも助かります。ボーカル用やベース用の出発点があるし、ディエッサー用のプリセットもあるので、サ行の処理をゼロから作らずに済みます。

正直、Pro-Qは高いです。

 

最初の購入前に調べましたPro-Qより安くて評価の高いEQも実際けっこうあります(私は名前を挙げて比較できるほど試していませんが、最初の購入前に調べました)。

ただPro-QはUIが良くて操作で迷わないので、私はこれで良かったと思っています。

上のボーカルトリガーの使い方をこの先ずっと使うので、元は取れた感覚です。

 

いま初心者ボカロPに聞かれたら

Logicを持っているなら、まず純正のChannel EQで始めて問題ないです。

私も最初はそれだけで曲を出していました。無料のOzone EQは、入れるのは自由だけど過度な期待はしない方がいい。

 

有料EQを考えるのは、ミックスの不満が「音」じゃなく「時間と手間」に変わってきたときか、私みたいに「ボーカルで自動的にオケを下げたい」みたいな具体的にやりたいことが出てきたとき。

特にダイナミックEQはかなり優秀です。無料ではできないことが多いので。

 

Pro-Qは高いので、そこがはっきりするまで急がなくていいと思います。

FabFilterはセールもよくあります。

ぜひ初心者のボカロPが、中級に向けて上達したい。お金でなんとか自分のレベルを上げたいということがあれば、Pro-Qを買う価値はあると思います。めちゃくちゃ高いですけどね!

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趣味でブログを書いています。ゲームが好きなので、ゲーム中心に記事を書いていきたいと思います。目標としては、よりゲームが幅広い世代に普及し、e-スポーツ振興に貢献することです。現在はクラッシュロワイヤルというゲームで世界を目指しています。