EQ に「アナログっぽさ」が欲しいとき、何を挿していますか。
私はふだん、iZotope の Trash か、Logic Pro に最初から入っている ChromaGlow で足しています。
今回取り上げるのは、そのアナログっぽさを機材の再現で足すタイプの EQ、Universal Audio の UADx Hitsville EQ Collection です。
正直に言うと、この EQ のことは、今回調べるまで知りませんでした。
まだ持っていませんが、公式の動画を見て「8,500円くらいなら、結構いい」と思った理由と、どのくらい安くなるのかをまとめます。
いまの Plugin Boutique での価格は、こちらから確認できます。
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Hitsville EQ Collectionは、モータウンのスタジオのEQを再現したもの
Hitsville U.S.A. は、アメリカのデトロイトにあったモータウンの最初の録音スタジオです。
Universal Audio の発表によると、もとは家を改装したスタジオで、昼も夜も続く録音に合わせて、EQ もスタジオの技術者が自分たちで作っていました。
その EQ を、作った技術者の協力を受けて再現したのがこのプラグインです。
モータウンの博物館(Motown Museum)から正式にライセンスを受けた、初めてのプラグインだと紹介されています。
発売は2022年5月で、最初は UA の機材(Apollo や UAD-2)がないと動きませんでした。
今の版はUAD Native(UADx)も入っていて、ふつうの Mac や Windows でそのまま使えます。
Mac は Apple シリコンにも対応していて、使うには無料の iLok のアカウントと、UA Connect というアプリが要ります。
UA の製品ページでは、1つのライセンスで3台まで使えるとされています。
入っているのは、性格のちがう2つのEQ
Collection という名前のとおり、中には EQ が2つ入っています。
1つは録音や曲づくりのときに使うグラフィック EQ、もう1つは仕上げに使うマスタリング EQ です。
Hitsville EQ:7つのつまみで上げ下げするグラフィックEQ
1つ目の Hitsville EQ は、つまみが7つ並んだだけのシンプルな EQ です。
50Hz・130Hz・320Hz・800Hz・2000Hz・5000Hz・12500Hz と、周波数は決まっていて、それぞれを上げるか下げるかだけを選びます。

Pro-Q 4 のように、好きな周波数を細かく削るための EQ ではありません。
公式の説明でも、ボーカル・ドラム・ベース・鍵盤などに挿して、モータウンのレコードのように前に出る音にする EQ として紹介されています。
Mastering EQ:左右やミッド・サイドを分けて触れる仕上げ用のEQ
2つ目は、レコードを作るときの仕上げに使われていた、ディスク用のマスタリング EQ です。
Universal Audio は、この EQ を再現したのは世界で初めてだとしています。

画面は上下2段に分かれていて、左と右、またはミッド(真ん中)とサイド(左右の広がり)を別々に調整できます。
各段に7つの周波数があり、1/2 SPEED に切り替えると、周波数が半分(25Hz〜6250Hz)にずれます。
ほかに、公式が「Motown Filters」と呼んでいるフィルターも付いています。
公式動画の印象は「UADらしいEQ」
Universal Audio 公式の、使い方を紹介した動画です。
見た感想は、いかにも UAD らしい EQ だな、というものでした。
私が思う UAD の良さは、アナログっぽさにあります。
Hitsville EQ もアナログ系の EQ なので、UAD の良さが出る製品だと思います。
UADは「特に欲しくない」私でも、この値段なら
UAD の製品で私が持っているのは、無料の配布でもらった 1176 と Galaxy Tape Echo です。
UAD 全体としては、正直「特に欲しい」とは思っていません。

それでも、Hitsville EQ が8,500円くらいまで下がっているなら、結構いいと思います。
アナログ系の EQ をまだ持っていない人なら、買う候補に入れていい値段です。
配布でもらった 1176 をどう使っているかは、UADx 1176 のセールの記事に書いています。
いま私がアナログっぽさを足すときに使っているもの
私のメインの EQ は FabFilter の Pro-Q 4 で、削るのはほぼこれ1本です。
そのうえで、音にアナログっぽさを足したいときは、EQ ではなく別のプラグインに頼っています。
1つは、Logic Pro に最初から入っている ChromaGlow です。
Logic Pro を持っていれば、追加でお金をかけずに使えます。

もう1つが、iZotope の Trash です。

Trash の使い方は、Trash のレビューにまとめています。
ふだんはこの2つで足りていますが、本当は、アナログの機材をモデリングしたプラグインが欲しいと常々思っています。
同じ Universal Audio のアナログ系の EQ では、Pultec も気になっています。
Pultec のセールの来かたは、こちらの記事にまとめました。
UADx Pultecのセールはいつ?過去の値動きと買い時|Pro-Q 4で足りているボカロPが、動画を見て「1つは欲しい」と思った理由
向いているのは、アナログ系のEQをまだ持っていない人
Hitsville EQ が向いているのは、アナログ系の EQ や、モータウンのスタジオのような EQ をまだ持っていない人だと思います。
特に、道具がまだそろっていない初心者のボカロPにはおすすめです。
EQ をどう選ぶかの全体の話は、EQ プラグインのおすすめに書いています。
今買うか、待つか
Hitsville EQ Collection は、2022年に $299 で発売された製品です。
2026年4月には海外の販売店のセールで $44 まで下がり、10月には Plugin Boutique で75%オフになりました。
確認できたセールは多くありませんが、Universal Audio の製品は、70%を超える値下げがよく来るメーカーです。
通常価格の¥34,680で買うより、セールのときを狙う方がずっと安く手に入ります。
私の感覚では、8,500円くらいなら結構いい値段です。
アナログ系の EQ を持っていないなら、買う選択肢としてありだと思います。
Universal Audio のほかの製品のセールの時期は、Universal Audio のセールの記事にまとめています。
過去のセール
確認できた Hitsville EQ Collection のセールです(ドル表記は海外の告知記事の金額)。
- 2026年4月(〜4月30日):Thomann の Universal Audio のイースターセールで $44(gearnews)
- 2026年10月1日〜11月1日:Plugin Boutiqueで¥8,562(通常¥34,680・75%オフ)
まとめ:アナログ系のEQの1本目に、8,500円くらいならあり
Hitsville EQ Collection は、モータウンのスタジオで使われていた EQ を、グラフィック EQ とマスタリング EQ の2つで再現したプラグインです。
UAD をそれほど欲しいと思っていない私でも、UAD らしいアナログっぽさが8,500円くらいで手に入るなら、結構いいと感じました。
アナログ系の EQ をまだ持っていない人、特に道具をそろえている途中の初心者ボカロPなら、セールのときに買う選択肢として十分ありだと思います。
この記事で紹介したプラグインの価格は、こちらから確認できます。
🔥 セール中 ¥8562(通常 ¥34680)〜11/1まで:Universal Audio Hitsville EQ Collection を見る →
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