Weiss MM-1 で決めることは、ほぼ2つだけです。
5つのスタイルから1つを選ぶことと、amount のつまみをどこまで回すかです。
私はこの製品の名前を知らず、公式の動画で初めて見ました。
そして見終わったときに、Ozone を持っていなかったら、1万円でこれを買っていたと思いました。
いまの私には Ozone があるので、MM-1 は必要ありません。
それでも、マスタリング用のプラグインをまだ持っていない人には、買う価値があると考えています。
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Weiss MM-1は、DS1-MK3の音をつまみ数個に絞ったマキシマイザー
Weiss MM-1 は、Softube が出しているマスタリング用のマキシマイザーです。
もとになっているのは、マスタリングスタジオで使われてきた Weiss の DS1-MK3 という機材で、同じアルゴリズムが使われています。

スタイルは、Transparent・Loud・Punch・Wide・De-ess の5つです。
選んだスタイルで amount を回していくと、中でフィルターやコンプ、ディエッサーなどの処理が少しずつ深くなっていく作りです。
ほかに画面にあるのは、元の音と混ぜる parallel mix と、リミッターに入る量を決める limiter gain のつまみくらいです。
細かい数字を1つずつ決めるのではなく、スタイルと量を選ぶだけで形になるのが、この製品のいちばんの特徴だと思います。
ダニエル・ワイス本人が正式にライセンスした製品で、Mac は macOS 11 以降、Apple Silicon にもネイティブで対応しています。
使うには、Softube のアカウントと iLok のアカウントが必要です。
元になったDS1-MK3は、つまみが多い本格派
DS1-MK3 も、Softube からプラグインとして出ています。
ただし、こちらは画面にたくさんのつまみが並んでいて、値段も大きく違います。

Plugin Boutique では、DS1-MK3 は ¥95,690 です。
同じアルゴリズムを、決める項目を減らして手に取りやすくしたのが MM-1、という関係になっています。
Softube のほかの製品や、会社全体のセールの流れは、Softube のセールの記事にまとめています。
公式の動画を見て、マスタリング初心者ならこれで十分だと感じた
Softube の公式動画を見て、まず めちゃくちゃ便利で、手軽だと感じました。
操作がとても分かりやすく、効果も分かりやすいと思います。
これだけ分かりやすければ、マスタリング用としてもかなり使えると思います。
正直に言うと、マスタリングを始めたばかりの人なら、これ1本で十分だと感じました。
ただし、これは動画を見た印象で、私自身は MM-1 を使っていません。
Ozoneでマスタリングしている私には、入れる場所がない
私はマスタリングのとき、曲をステムで書き出して、マスタリング用の Logic のプロジェクトを別に立ち上げています。
そこの Stereo Out に、Gain・Pro-Q 4・Ozone・Tonal Balance Control・Insight 2 の順でプラグインを挿しています。

最後に音圧を上げているのは、Ozone の中にある Maximizer です。
このチェーンには、MM-1 を入れる余地がありません。

逆に言えば、MM-1 がやってくれる仕事は、私のチェーンでは Ozone の Maximizer が受け持っています。
Ozone のマキシマイザーや、ほかのマキシマイザーを持っていない人なら、MM-1 を買う価値はあると思います。
Ozone 12 の新しい機能は、iZotope の公式動画で確かめられます。
私が Ozone をどの順番で、どう使っているかは、こちらに手順をまとめています。
Ozone を Logic で使う手順|Master Assistant に任せて、自分で変えるのは天井の -1 だけ。ボカロPのマスタリングの流れ
MM-1が受け持つのは、マスタリングの「最後の段階」
1つ気をつけておきたいのは、マスタリングは音圧を上げるだけの作業ではない、ということです。
EQ で帯域のバランスを整えるところも、マスタリングの大事な仕事です。
MM-1 が受け持つのは、その中の 最後に音圧を上げる段階です。
スタイルによって中の処理は変わりますが、帯域を見ながら自分で整える EQ の代わりになるものではありません。
なので、EQ で整えてから、MM-1 で音圧を上げる、という順番で使うのがいいと思います。
曲を解析してマスタリングの案を出してくれるタイプのプラグインもあり、FASTER MASTER の記事で取り上げています。
MM-1 はそれより機能が絞られていて、最後の1段だけを任せたい人向けの作りです。
向いているのは、最後の音圧をまだ上げられない人
MM-1 がいちばん向いているのは、マスタリング用のマキシマイザーやリミッターを持っていない人です。
最後の音圧をまだ上げられずにいる人には、ちょうどいい1本だと思います。
初心者のボカロPで、マスタリング用のプラグインをまだ何も持っていない人にも向いています。
何もマスタリングできない状態から、最後の段階のためだけに買うのは、十分ありだと考えています。
動画で見た限り、使い方は簡単で、効果も分かりやすいです。
いきなり多機能なものを選ばなくても、こういう単純なものから始めてもいいと思います。
逆に、Ozone のようにマキシマイザーが入ったものをすでに持っている人は、無理に買い足さなくて大丈夫です。
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過去のセール
確認できたものだけを並べます(ドル表記は海外の告知記事の金額です)。
- 2022年5月〜5月31日:Softube の「Mastering May」で $89。Softube のストアと Plugin Boutique で(出典:rekkerd)
- 2025年8月〜8月24日:Plugin Boutique の Weiss のセールで $59(通常 $199)(出典:rekkerd)
- 2026年10月6日の告知:Plugin Boutique で $59(通常 $199)、11月1日まで(出典:rekkerd)
- 2026年10月14日:Plugin Boutique で ¥9,480(通常 ¥34,680・72%オフ・11月1日まで)

確認できた範囲では、ドル表記で $59 まで下がったのは2025年8月と2026年10月の2回です。
通常価格のまま買う理由は少ないので、セールのときを選ぶのがいいと思います。
ほかの会社も含めたブラックフライデーの流れは、ブラックフライデーのまとめで確認できます。
Softube の中で、質感を足す方向のプラグインが気になる人は、Harmonics のセールの記事も参考にしてください。
まとめ:マキシマイザーが無い人の、最初の1本に
Weiss MM-1 は、マスタリング機材 DS1-MK3 のアルゴリズムを、スタイルと amount のつまみに絞ったマキシマイザーです。
公式の動画を見る限り、使い方が簡単で、効果も分かりやすいと感じました。
私は Ozone の Maximizer を使っているので、MM-1 は買いません。
それでも、Ozone を持っていなかったら、1万円で買っていたと思います。
マキシマイザーやリミッターをまだ持っていない人や、最後の音圧で止まっている初心者のボカロPには、最初の1本として十分な製品です。
EQ で整えてから最後に MM-1、という順番を意識して使ってみてください。
最後に音圧を上げる道具を、まだ持っていない人に。
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EQ からマキシマイザーまで、マスタリングを1つにまとめたい人に。
iZotope Ozone 12 を Plugin Boutique で見る →






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