生ドラムの音源をまだ1本も持っていないなら、Heavyocity の Brickwall Drums は候補に入ると思います。
ただ、Addictive Drums 2(AD2)をすでに持っている私には、買わなくていい音源でした。
公式動画を見た限りでは、シンプルで品のある生ドラムです。
その印象と、同じ Heavyocity のドラム音源2つと比べた考えをまとめます。
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Brickwall Drums はどんな音源か
Brickwall Drums は、Heavyocity が2026年8月に出した生ドラムの音源です。
ドラムセットを録った音を、鍵盤やパッドから叩くように鳴らせます。
PB の説明によると、特注の Allegra というドラムキットを録り、昔のレコードで使われたアナログの機材に通して、暖かみのある音にしているそうです。
入っているのは17種類のドラムと66の奏法、テンポに合わせて鳴る72のループで、サンプルの数は22,246です。

動かすには Kontakt 7 か、無料の Kontakt 7 Player が要ります。
容量はダウンロードで約7.4 GB、展開すると約19.4 GB です。
同じ Heavyocity の Damage Machina は、歯車などの機械の音を打楽器にした音源でした。
Brickwall Drums はそれとは別物で、ふつうのドラムセットの音です。
音の選び方・置き方・ループの3つの画面
Brickwall Drums には、使い方の違う3つの画面があります。
1つ目の Kit Designer は、キックやスネア、シンバルなどを選んで、パッドに割り当てる画面です。

太鼓ごとに、音量・左右の位置・マイクの位置・エフェクトを変えられます。
音程やアタック、低い音と高い音の量も、1つずつ調整できます。

2つ目の Ensemble Designer は、太鼓をステージの上に並べて、左右や手前と奥の位置を決める画面です。
近いマイク・オーバーヘッド・部屋・ホールの響きを、つまみで混ぜられます。

3つ目の Loop Designer は、用意されたループを最大3つ重ねて、リズムを組む画面です。
鍵盤で、ループを細かく刻むスタッターや、つなぎのフレーズも鳴らせます。

また、1つの音に8種類の録り分けと10段階の強さがあり、強く叩くと音量だけでなく音色も変わると説明されています。
同じフレーズを続けても、機械的に聞こえにくい作りです。
画面と音の全体は、Heavyocity の公式動画で確かめられます。
公式動画で聞いた音は、AD2 に近く品がある
公式動画を見て最初に感じたのは、結構シンプルな生ドラムだということです。
派手に作り込んだ音ではなく、品のあるドラムに聞こえました。
雰囲気は、私がふだん生ドラムに使っている Addictive Drums 2 に近いです。
そのうえで、公式動画で聞いた限りでは、もう少し音質がよさそうにも感じました。
これは比べて試したわけではなく、公式動画を聞いた私の印象です。
AD2 を実際に使った話は、Addictive Drums 2 のレビューに書いています。
Heavyocity の公式チャンネルには、Brickwall Drums を使った曲のデモもあります。
曲の中で鳴ったときの音は、こちらで聞けます。
Damage Drum Kit・Analog Hybrid Drums と比べると
Heavyocity のドラム音源では、Damage Drum Kit と Analog Hybrid Drums も気になっています。
Damage Drum Kit は、とにかく音が私の好みです。
Damage Drum Kit がごつくてハードな生ドラムなのに対して、Brickwall Drums は品のあるドラムという印象でした。
Analog Hybrid Drums は、公式動画を見て一目惚れした、ごつめで前に出るドラムです。
この3つからドラムを1つ足すなら、私は Damage Drum Kit か Analog Hybrid Drums を選びます。
2つ選べるなら、アナログ寄りの Analog Hybrid Drums と、生系でハードな Damage Drum Kit の組み合わせもいいと思っています。
それぞれのセールと考えは、Damage Drum Kit の記事とAnalog Hybrid Drums の記事にまとめています。
Heavyocity の音源全体から選ぶときの考えは、こちらです。
Heavyocityはどれを選ぶ?Damage 2・Psychosisなど5つを比べた|シネマティックをやりたいボカロPの欲しい順
テンポの速いボカロ曲でも、ポップス・EDM・ロックなら使えそう
ボカロ曲には、テンポが速いロック系の曲も多いです。
Brickwall Drums は、ポップス・EDM・ロックなら使えると思いました。
シンプルな生ドラムなので、ジャンルを選びにくいところがよさそうです。
ごつい音で曲の雰囲気を変えたいなら、さきほどの Damage Drum Kit や Analog Hybrid Drums の方が合うと思います。
AD2 を持っていなければ、セールの値段なら買ってもいい
もし AD2 を持っていなかったら、Brickwall Drums はセールの値段なら買ってもいいと思いました。
ただ、AD2 に近い音で、その AD2 をもう持っているので、今の私は買わなくていいと考えています。
向いているのは、生ドラムの音源をまだ持っていなくて、シンプルで品のある音から始めたい人だと思います。
AD2 など生ドラムの音源をすでに持っている人は、公式動画で音を聞き比べてから決めるのがいいです。
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まとめ:生ドラムの1本目なら候補、AD2 持ちには要らない
Brickwall Drums は、昔のアナログ機材の暖かみを乗せた、シンプルで品のある生ドラムの音源です。
公式動画を見た限り、AD2 に近い雰囲気で、ポップス・EDM・ロックに使えそうだと感じました。
ただ、AD2 を持っている私には足す意味がなく、ドラムを足すなら Damage Drum Kit か Analog Hybrid Drums を選びます。
これから生ドラムの音源を選ぶ人は、AD2 と並べて公式動画で聞き比べてみてください。
生ドラムの音源をまだ持っておらず、シンプルで品のある音から始めたい人に。
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バンド系の曲に、ごつくてハードな生ドラムを足したい人に。
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ロック寄りの曲で、ごつめで前に出るドラムが欲しい人に。
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