LogicのApple Loopsは曲に使っていい?|最初の曲で使い、TuneCoreのContent IDで登録できなかったボカロPの考え

最初に作った曲で、私は Logic の Apple Loops を使ったことがあります。

ローファイの曲だったので、後ろでうっすら鳴るノイズが欲しくて、Logic に入っていたループを1つ入れました。

 

そのときは何も知らずに使っていました。

あとで、その曲は TuneCore の YouTube Content ID に登録できない曲になりました。

 

それでも、Logic を始めたばかりの人には「使っていい」と思っています。

この記事では、Apple Loops を曲に使ってよいかの公式の説明と、私がループを使わなくなったいきさつ、それでも初心者に勧める理由を書きます。

 

Apple Loops は、Logic に最初から入っているループ素材

Apple Loops は、Logic Pro に付いてくる、数小節のフレーズや音の素材です。

ドラムのパターン、ギターのフレーズ、ベース、効果音などがあり、トラックにドラッグすると曲のテンポに合わせて鳴ります。

 

探すのは「ループブラウザ」という画面です。

私の Logic では、一覧の右下に 26146項目と出ていました。

 

Logic Pro のループブラウザ。ループの名前・拍・テンポ・キーが並び、右下に26146項目と表示されている

 

一覧には、名前のほかに、拍(何拍ぶんの長さか)・テンポ・キーが並びます。

キーの欄が空いているのは、ドラムのように音程のない素材です。

 

ループブラウザの絞り込みは3つのボタン

2万を超える素材を上から聞いていくのは大変なので、上の3つのボタンで絞り込みます。

「音源」を押すと、楽器の種類のボタンが並びます。

 

Logic Pro のループブラウザで「音源」を押した画面。すべてのドラム・ピアノ・ギター・ベース・ボーカル・効果音などのボタンが並ぶ

 

ドラム・ピアノ・ギター・ベースのほかに、ボーカルや効果音、ジングルもあります。

「ジャンル」を押すと、ヒップホップやエレクトロポップ、チルウェイブといった曲の種類で選べます。

 

Logic Pro のループブラウザで「ジャンル」を押した画面。ヒップホップ・エレクトロポップ・チルウェイブなどのボタンが並ぶ

 

「詳細表示」は、音の性格で絞るボタンです。

シングルかアンサンブルか、ドライかウェットか、明るいか暗いか、といった組で並んでいます。

 

Logic Pro のループブラウザで「詳細表示」を押した画面。シングルとアンサンブル、ドライとウェット、明るいと暗いなど、音の性格で絞り込むボタンと、スケール・拍子の欄

 

下の段では、スケールと拍子も選べます。

ボタンを押して聞きながら選ぶ流れは、動画で見るとつかみやすいです。

 

 

Apple の説明では、自分の曲に入れて公開するのは OK

Apple Loops を曲に入れてよいかは、Apple のサポートページに書かれています。

Logic Pro に付いている素材は、ロイヤリティフリーで、自分のオリジナルの曲を作るために使える、という説明です。

 

Apple サポート「Mac用Logic ProやMainStageに付属しているロイヤリティフリーコンテンツの商用利用について」。ソフトウェア使用許諾契約の引用(2026年10月23日時点)

 

作った曲を公開したり、配ったりすることもできます。

できないのは、ループそのものを単体で配ったり、素材集としてまとめ直したりすることです。

 

つまり、ループを入れたボカロ曲を投稿すること自体は、Apple の説明の範囲に入っています。

元の文は Apple のサポートページ で読めます。

 

私がループを使わなくなったのは、TuneCore の Content ID のため

問題になったのは、Apple ではなく、配信に使っている TuneCore のほうでした。

TuneCore には、配信した曲を YouTube の Content ID に登録して、その曲が使われた動画から収益を受け取れるサービスがあります。

 

最初の曲を出すとき、TuneCore から「第三者の音源を使っているなら書いてください」と求められました。

そこで、Logic のループを使ったことを伝え、Logic の規約を送りました。

 

返ってきた結果は、その曲は YouTube の Content ID に登録できないというものでした。

それ以来、私はループの素材を一切使わないと決めています。

 

Apple Loops も、いまは使っていません。

TuneCore Japan のヘルプでも、このサービスに登録できない曲の一覧があります。

 

TuneCore Japan ヘルプセンター「YouTube コンテンツ収益化サービス 登録できない楽曲は?」の一覧。第三者がライセンスしている音源を含む楽曲や、GarageBandのループ音源素材などフリー素材の音源を含む楽曲が対象外とある

 

一覧には、フリー素材などの音源を含む楽曲があり、例として GarageBand のループ音源素材が挙がっています。

第三者がライセンスしている音源を含む曲も、対象外です。

 

条件はこれ以外にもあり、TuneCore や YouTube の判断で対象外になることもあると書かれています。

配信する前に、TuneCore Japan の公式ヘルプ で確かめておくと安心です。

 

それでも、始めたばかりなら使っていいと思う理由

私が引っかかったのは、TuneCore の Content ID という1つのサービスだけです。

TuneCore で配信しないのであれば、ループを使って音を作ることも、曲を組み立てることも、気にしなくていいと私は思っています。

 

TuneCore で出すつもりがあるなら、ループの入った曲は Content ID に登録できない、ということだけ先に知っておけば十分です。

私がいまループの代わりに使っているのは、Splice のワンショット(1回鳴らすだけの短い音)です。

 

Spliceの使い方|ループは使わずワンショットだけ。TuneCoreで配信するボカロPの探し方と、解約後の素材の扱い

 

ループ集を値下げのときでも買わない話は、Ueberschall のセールの記事 にも書きました。

TuneCore のプランについては、TuneCore Japan の10月キャンペーンの記事 で触れています。

 

まとめ:Apple Loops は使っていい。配信先の条件だけ先に知っておく

Apple Loops は、Logic に最初から入っていて、自分の曲に入れて公開してよい素材です。

ループブラウザの「音源」「ジャンル」「詳細表示」で絞れば、2万を超える中からでも探せます。

 

ただ、TuneCore の YouTube Content ID には、ループの入った曲は登録できません。

私は最初の曲でそれを知り、いまはループを使っていませんが、始めたばかりなら気にせず使っていいと思っています。

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