Augmented STRINGSは弦の音源として使える?|Opusを持つボカロPが、使い分けはできそうでも「まだいいかな」と思った理由

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「ストリングス」という名前なのに、公式動画で聞いた音は、弦というよりアンビエンス(空気感の音)に近い印象でした。

Arturia の Augmented STRINGS を、私はこの動画で初めて知りました。

 

Augmented STRINGS は、本物の弦楽器を録った音と、シンセの音を、つまみ1つで混ぜられる弦の音源です。

普通のバイオリンやチェロの音から、映画の予告編で鳴るような、加工された弦の音まで出せます。

 

私はすでに EastWest の Opus で弦を鳴らしています。

そのうえでこの音源が要るか、値段に見合うかを考えてみました。

 

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Augmented STRINGSは、弦の録音とシンセを1つの画面で混ぜる音源

画面の左に「A」、右に「B」があり、それぞれにシンセとサンプラー(録った音を鳴らす部分)を2つずつ置けます。

真ん中の Morph のつまみを回すと、A と B の音が混ざる割合が変わります。

 

Augmented STRINGSの画面。左のA側にSYNTH 1(WAVETABLE)・SYNTH 2(HARMONIC)、右のB側にSAMPLER 1・SAMPLER 2(ORCHESTRAL STRINGS)が並び、下にMorphなどのつまみがある(Arturia公式の製品画像)

 

シンセの部分は、アナログシンセ風、ウェーブテーブル、音を細かい粒にして並べ直すグラニュラー、倍音を重ねて作るハーモニックの4種類から選べます。

たとえば A 側をシンセ、B 側を本物の弦にしておけば、つまみ1つで「シンセっぽい弦」から「生の弦」まで行き来できます。

 

Augmented STRINGSのMorphつまみ。A側とB側の音を混ぜる割合を決める(Arturia公式サイトの画像より)

 

弦の録音は、22人の演奏者によるソロ、室内楽の小さな編成、フルオーケストラの3つの規模で録られています。

奏法は70以上あり、ほかに加工した弦の音が40ほど入っています。

 

Augmented STRINGSのSAMPLERの音の選び方。Chamber Strings・Orchestral Strings・Solo Strings・Processed Samplesなどから、Basses Tremoloのような奏法を選ぶ(Arturia公式サイトの画像より)

 

プリセットは500あり、普通の弦のアンサンブルから、ゆっくり変化していくパッドのような音までそろっています。

アルペジエーターとシーケンサーも入っているので、刻むフレーズも作れます。

公式動画の印象は「アートリアらしい、きれい系の音」

見たのは、Arturia 公式の演奏動画です。

 

 

聞いてまず感じたのは、アートリアらしいきれい系の楽器だということでした。

 

ただ、冒頭に書いたとおり、名前から想像していた「ストリングス」とは少し違いました。

弦の音そのものを聞かせるというより、曲の後ろに広がる空気感をつくる、アンビエンス寄りの音に聞こえました。

 

Opusの弦とは、役割が分かれそう

私が普段弦に使っているのは、EastWest の Opus の中の Hollywood Strings 2 です。

Opus の弦は、本物の弦楽器の鳴りをそのまま出すリアル系です。

 

OPUSのBROWSE画面。EW Hollywood Strings 2を選択し、1st Violins・2nd Violins・Basses・Celli・Full Strings・Violasのパート一覧が表示されている

 

Augmented STRINGS は、シンセを混ぜた弦なので、どちらかというと特殊系の音です。

リアルな弦は Opus、少し変わったきれいな弦はこちら、という形で使い分けられそうだと感じました。

 

Opus の画面や中身は、EastWest の公式動画で見られます。

 

 

Opus で弦を打ち込むときの手順は、Hollywood Orchestra Opusの使い方にまとめています。

 

¥25,970は正直高い。使う曲が思い浮かばず、私はまだいい

約2万6千円という値段は、正直高いと感じました。

この特殊な弦の音なら、どちらかというとシンセでも近い音を作れるのでは、という気もしています。

 

Plugin BoutiqueのAugmented STRINGSの製品ページ(2026年10月22日時点で¥25,970)

 

Arturia の会社も、このきれい系の音も好きです。

それでも、この音を使った曲が自分の中で思い浮かばなかったので、今はまだいいかなというのが結論です。

 

なお、Augmented STRINGS は単体のほかに、Arturia の音源を10個まとめた V Collection 11 Intro にも入っています。

中身と値段は、V Collection 11 Introのセールの記事にまとめています。

 

向いているのは、この音で曲のイメージが浮かぶ人

公式動画を聞いて、「この音を使ったらこんな曲になりそう」というイメージが浮かんだ人には向いていると思います。

きれい系の曲を作りたい人にも合いそうです。

 

リアルな弦がほしい人の最初の1本なら、私は Opus のほうを勧めます。

弦の音源を「弦だけか、オケごとか」で選ぶ考え方は、こちらにまとめています。

 

初心者ボカロP向け ストリングス音源の選び方|弦はHollywood Strings 2に落ち着いた私が、「弦だけか、オケごとか」で分ける理由

 

まとめ

  • Augmented STRINGS は、本物の弦の録音とシンセの音を Morph のつまみで混ぜる弦の音源
  • 公式動画の音は、ストリングスというよりアンビエンス寄りのきれい系
  • リアル系の Opus の弦とは、役割が分かれて使い分けられそう
  • ¥25,970 は高く、使う曲が思い浮かばないので、私はまだ買わない

 

この音で作りたい曲のイメージが浮かんだ人に。

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