Splice を使っているボカロPでも、ループをそのまま曲に使う人と、1音ずつのワンショットしか使わない人がいます。
私は後者です。
理由は、曲を TuneCore で配信しているからです。
この記事では、私が Splice でどう素材を探し、どう Logic に入れているか、そしてループを使わない理由と、解約したあとの素材の扱いをまとめます。
「Splice を契約したけど、どう探せばいいのか分からない」「配信する曲に使っても大丈夫なのか気になる」という人に読んでほしい内容です。
Splice は、素材を1音ずつダウンロードできるサブスク
Splice Sounds は、毎月のプランで付くクレジットを使って、ドラム・ベース・FX などの素材を1つずつダウンロードするサービスです。
パックをまるごと買う必要がなく、使いたい音だけを選べます。
ダウンロードした音は、Splice の公式ヘルプですべてロイヤリティフリーと説明されています。
自分の曲に混ぜて、配信や動画にそのまま使えるということです。
全体の雰囲気は、Splice 公式の紹介動画が分かりやすいです。
探すときは、楽器の名前で検索する
私が素材を探すときは、基本的に楽器の名前で検索することが多いです。

上の画面は、ベースの音を探すために「donk bass」と入れたところです。
検索欄の下には、これまでダウンロードした素材をもとにしたおすすめのパックも並びます。
Logic にはドラッグで入れて、キーは合わせないことが多い
選んだ素材は、普通に Logic のトラックへドラッグして入れています。
ダウンロードした素材はフォルダで管理していて、そこから曲に合わせてドラッグで置いていきます。

キーは合わせないで使うことも多いです。
使うのはワンショットだけなので、基本的にキーも合わせず、ワンショットとして使っています。
何回も使うものはサンプラーとして、音程を持たせることもあります。
特にベースとかですね。
ループを使わず、ワンショットだけにしている理由
私がワンショットしか使わないのは、TuneCore で曲を配信しているからです。
TuneCore には、配信した曲を YouTube の Content ID に登録して、その曲が使われた動画から収益を受け取れるサービスがあります。
ただ、TuneCore Japan の公式ヘルプでは、サンプリング音源・ライセンス音源や、ループ音源素材を含む曲は、このサービスに登録できない曲として挙げられています。

ループ素材は、ほかの人も同じものを使っています。
そのため、ループを使った曲はコンテンツ ID が取れなくなる、というのが私の理解です。
ワンショットなら問題ない、と書かれていたのを見て、私はワンショットだけを使うようにしています。
ただし、ワンショットの扱いまで公式ヘルプで確かめられたわけではないので、配信している人は自分の配信サービスの最新の案内を見てください。
同じ理由で、パッケージのループ集も半額のセールで買っていません。
その話はUeberschall のセールの記事に書いています。
解約しても、ダウンロードした素材は使える
Splice をやめたら、それまでの素材は使えなくなるのか。
私は「ダウンロードした素材は、契約していないときも使える」と理解して使っています。
Splice の公式ヘルプを確かめると、その理解で合っていました。
解約したあとも、ライブラリに入れた素材はアプリやプラグインから使え、もう一度ダウンロードすることもできます。

一方で、解約したあとは新しい素材をダウンロードできません。
残ったクレジットも、最後の請求期間が終わってから28日で消えます。
配信のときに素材の申告を求められた場合は、Splice の「認証ライセンス(certified license)」が使えます。
ライブラリから素材を選んで(1回25個まで)、名前とアーティスト名を入れると PDF が出せる仕組みです。

同じ FAQ には、認証ライセンスがあってもコンテンツ認識の仕組みで引っかからない保証はないとも書かれています。
引っかかったときに、正しく使っていると示すための書類と考えておくのがよさそうです。
使い始めて変わったことと、困っていること
Splice を使い始めて、曲に深みが出ました。
特に FX の素材があるので、曲の世界観が出しやすくなったと感じています。
サビ前の盛り上げも、Splice の素材をペタペタ貼って作ることが多いです。
ShaperBox 3 に入っているライザーと合わせたやり方は、こちらにまとめています。
サビ前の盛り上げ(ライザー)の作り方|Spliceの素材とShaperBox 3で作るボカロPのやり方と、何度もやったミュートの失敗
困っているのは、クレジット(ポイント)が余りすぎてしまうことです。
余ったぶんを毎回全部ダウンロードしようとすると、それが大変です。
まとめ:探すのは楽器の名前、使うのはワンショット
私の Splice の使い方は、楽器の名前で検索して、ワンショットを Logic にドラッグで置くだけです。
キーは合わせないことも多く、ループは使っていません。
TuneCore で配信していて Content ID を使いたいなら、ループ素材を含む曲は登録できないことを先に知っておくと安心です。
また、解約してもダウンロード済みの素材は使えますが、新しい素材はダウンロードできなくなります。
TuneCore の料金やプランについては、TuneCore Japan の10月キャンペーンの記事でも触れています。
この記事で紹介したもの
楽器の名前で、1音ずつ素材を集めたい人に。
Splice の素材と合わせて、サビ前のライザーをプラグインでも作りたい人に。
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