私が Hollywood Strings 2 を開いて、最初に読み込むのはたいていチェロです。
その次が 1st Violins です。
ビオラも好きな楽器なので、曲によってはビオラが主役になります。
この記事では、ボカロ曲の弦を打ち込むときに私がやっている手順を、パッチ選び・奏法・強弱・響きの順にまとめます。
Hollywood Strings 2 は、EastWest のストリングス(弦楽器)の音源です。
バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスがパートごとに収録されていて、EastWest の Opus というアプリの中で読み込んで鳴らします。
やっていることは、パッチ選び・キースイッチ・CC1・プリセットの4つだけです。
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手順1:パッチは、チェロか 1st Violins から開く
Opus の BROWSE で Hollywood Strings 2 を選ぶと、パートの一覧が出てきます。
1st Violins・2nd Violins・Violas・Celli(チェロ)・Basses・Full Strings が並んでいます。

私がまず開くのは、Celli か 1st Violinsです。
ただ、ビオラの音が好きなので、ビオラを主役にする曲も少なくありません。
手順2:奏法は、キースイッチで切り替える
1つのパッチの中には、いくつもの奏法(アーティキュレーション)が入っています。
奏法は、低い音域にある決まった鍵盤(キースイッチ)を押して切り替えます。
どの奏法がどの鍵盤なのかは、PLAY の中の ARTICULATIONS タブで確かめられます。
下は 1st Violins KS Master の画面で、Sus Full が C0、Legato BC が A0、Legato Slur が A#0、Tremolo が C1 に割り当てられています。

キースイッチも鍵盤の1つなので、MIDI のノートとして打ち込んでおけます。
曲の途中で奏法を変えたいときも、パッチを読み直す必要はありません。
私がいちばんよく使うのは、レガートです。
音と音のつながりが自然になるからです。
手順3:強弱は CC1 で書き、CC11 は Opus で連動させる
強弱は、CC1(モジュレーションホイール)の線で書いています。
ストリングスの音源には、音量に効く CC11(エクスプレッション)もあるので、本当は2本の線を書くことになります。
そこで私は、Opus の共用の設定で CC1 と CC11 を連動させています。
CC1 を1本書けば、CC11 も同じ動きになるので、そのぶん時短になります。
AUTOMATION タブを開くと、MACRO PARAMETER の欄に、CC11 の「Global Dynamic/Vol Curve」と、CC1 の「Modulation wheel」が並んでいます。
右側の MIDI CONTROLLER MAPPING では、ほかの CC がどの操作に割り当てられているかも見られます。

CC1 の線そのものは、Logic のピアノロールの下で描きます。
下はチェロのトラックで、CC1(Modulation)を描いたところです。

線をどんな形に描くかは、ストリングスの打ち込みのコツの記事に書いています。
手順4:マイクは触らず、「エピック」のプリセットで響きを深くする
Hollywood Strings 2 の MIX タブには、マイクの位置ごとのフェーダーが並んでいます。
近くのマイク・部屋の真ん中・遠くのマイクを混ぜて、響きを細かく作れる画面です。

ただ、私はこのフェーダーを直接は触っていません。
響きは「エピック」というプリセットで深くして、リバーブは切っています。
ボカロ曲に入れるなら、ミッドの削りすぎに気をつける
ボカロ曲に弦を入れるときは、EQ でミッド(中域)を削っています。
歌声の邪魔をしないようにするためです。
ただ、削りすぎると、ストリングスを入れた意味がなくなってしまいます。
弦にも主張はさせつつ、ボーカルの邪魔はしないところで止めるようにしています。
どんな音が鳴るのかは、EastWest の公式動画で聞けます。
4つの手順をおさらい
- パッチは Celli か 1st Violins から開く(ビオラが主役の曲もある)
- 奏法はキースイッチで切り替える(よく使うのはレガート)
- 強弱は CC1 で書き、CC11 は Opus で連動させて1本で済ませる
- マイクは触らず、「エピック」のプリセットで響きを深くし、リバーブは切る
Hollywood Strings 2 を選んだ理由や、ほかの機能はレビューに書いています。
EastWest Hollywood Strings 2レビュー|ボカロ曲の弦楽器は全部これ、室内楽的な鳴りが決め手だった話
Opus・Miroslav・Hollywood Fantasy Orchestra との使い分けはオーケストラ音源の選び方に、EastWest のセールの来かたはEastWest のセールの記事にまとめています。
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