Tone Empire Mag7 Bundleは要る?|Pro-Q 4とPro-C 3を持つボカロPが、アナログ系7本の束で迷っている理由

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Pro-Q 4 と Pro-C 3 を持っていても、アナログ系の束は欲しいです。

ただ、そこに1万円かける価値があるかは、いつも迷います。

 

Tone Empire の Mag7 Bundle は、まさにその迷いの真ん中に来た製品でした。

私は Tone Empire という会社を、調べるまで知りませんでした。

 

7本の中で一番気になったのは、ごつい音の Loc-Ness です。

どんな束で、どこに惹かれて、何で迷っているのかを順に書いていきます。

 

Tone Empire Mag7 Bundle を Plugin Boutique で見る →

 

Mag7 Bundle に入る Tone Empire のプラグインの画面を重ねた画像(Plugin Boutique の製品ページより)

 

Mag7 Bundle は、アナログ機材の音を再現した7本の束

Mag7 Bundle は、Tone Empire がこれまでに出してきた代表的なプラグインを7本まとめた束です。

どれも、昔のアナログ機材(真空管やトランスを使った EQ・コンプなど)の音を、パソコンの中で再現したエフェクトです。

 

中身は、Plugin Boutique の説明によると次の7本です。

  • BlackQ:真空管を使った EQ(音の帯域ごとの量を調整する道具)
  • Loc-Ness:サチュレーションと並列コンプを1台にまとめたもの
  • Firechild:Vari-Mu という種類の真空管コンプ
  • Reelight Pro:昔の録音機材が自然に足していた質感を、あとから足すもの
  • Goliath:トランス・真空管・テープ・レコードの4種類の回路から選べる、サチュレーション兼コンプ
  • Model 5000:パンチのある VCA コンプ
  • OptoRED:クセの少ない光学式のコンプ

 

サチュレーションは、音にひずみを少しだけ足して、太さや前に出る感じを作る処理のことです。

並列コンプは、強くつぶした音を元の音に混ぜて、自然さを残したまま迫力を足すやり方です。

 

Tone Empire 公式によると、どのプラグインも15日間、制限なしで試せる体験版があります。

ライセンスは1つにつき、最大3台のパソコンで使えます。

 

BlackQ は、見た目の高級感と分かりやすさ

BlackQ は、真空管の EQ です。

Plugin Boutique の説明では、きれいで滑らかな音から、ざらっとしたひずみまで作れるとされています。

 

BlackQ の画面。真空管の DRIVE、LOW・MID・HIGH・AIR の4つの帯域のつまみと、下に EQ のカーブ(Tone Empire 公式の画像)

 

公式の動画を見て、まず見た目に高級感があってかっこいいと思いました。

やることはシンプルで、分かりやすそうだという印象です。

 

私は、キーンとくる感じがないとすっきりしません。

BlackQ なら、たぶん自分の狙った音が出せると思います。

 

 

Loc-Ness は、ごつい音が好きな人向けに見えた

Loc-Ness は、4種類のサチュレーションの回路と、並列コンプ・リミッターをまとめた1台です。

前と後ろにフィルターもあり、ひずませる帯域を絞れます。

 

Loc-Ness V3 の画面。左に CRUST、右に SMASH の大きなつまみ、両端に前後のフィルター、下に DRIVE の I〜IV のボタン(Tone Empire 公式の画像)

 

Plugin Boutique の説明では、ドラムやギター、シンセなどに向けた「スマッシュボックス(つぶし屋)」と紹介されています。

ほんのり温かくするところから、思い切り壊すところまで使えるそうです。

 

動画を見た私のイメージは、ごつい音で、ハード系が好きな人向けです。

サチュレーションがかかって、音がぐっと前に出てくる感じがしました。

 

7本の中でパワー系の Loc-Ness が、私には一番気になった1本です。

 

 

残りの5本は、コンプとサチュレーションの選択肢

残りの5本は、公式の動画では確かめていないので、Plugin Boutique の説明の範囲で書きます。

 

Firechild は、1950年代の Vari-Mu コンプを元にした、4つのモデルを切り替えられるコンプです。

真空管のモデルが3つと、透明なモデルが1つあり、マスターにも個別のトラックにも使えるとされています。

 

Firechild の画面。2つの VU メーターと、INPUT GAIN・THRESHOLD・RELEASE・MIX などのつまみが並ぶコンプ(Tone Empire 公式の画像)

 

Goliath は、トランス・真空管・テープ・レコードの4つの回路から音の色を選び、コンプと3バンドの EQ も一緒に使えるプラグインです。

ひずみ・音量の動き・EQ を、1枚の画面で済ませる作りです。

 

Goliath の画面。中央の VU メーターの下に ALLOY・TUBE・TAPE・VINYL の切り替え、左にエンベロープ、右に EQ のつまみ(Tone Empire 公式の画像)

 

Model 5000 は、低音の押し出しを調整できる VCA コンプで、ドラムやミックス全体、マスタリングに向くとされています。

OptoRED は、クセの少ない光学式のコンプです。

 

Reelight Pro は、テープなど昔の録音機材が自然に足していた質感を、デジタルの録音にあとから足すためのプラグインです。

 

こうして並べると、EQ が1本、コンプが3本、サチュレーション系が3本です。

どれもアナログ機材の音の再現という点で、普段の EQ やコンプとは選ぶ理由が違います。

 

Pro-Q 4 と Pro-C 3 があっても、アナログ系の束は欲しい

EQ とコンプなら、私はすでに FabFilter の Pro-Q 4 と Pro-C 3 を持っています。

Pro-Q 4 は、カーブを目で見ながら帯域を削ったり持ち上げたりできる EQ です。

 

歌声のトラックに挿した Pro-Q 4。ローカットと複数のバンドで整えたカーブ

 

上は、以前、歌声のトラックに Pro-Q 4 を挿したときの画面です。

使い方はPro-Q 4 のレビュー、コンプはPro-C 3 のレビューに書いています。

 

それでも、アナログ系の束は欲しいと思っています。

Mag7 Bundle は、上で見たとおり、アナログ機材の音の再現をまとめた束です。

 

 

歌声合成の声に、アナログっぽい色を足したいとき

歌声合成の声に、アナログっぽい色を足したいと思うことは多々あります。

だからこそ、そのために1万円をかける価値があるかで、いつも迷ってしまいます。

 

今、手元にあるサチュレーションの使い分けは、こちらにまとめています。

 

Logicのサチュレーションは純正ChromaGlowで足りる?RC-20とiZotope Trashも実際に使ったボカロPの話

 

セールで1万円を切っても、まだ迷っている

セールで1万円を切った値段を見ても、私にはまだちょっと高いと感じました。

なので今は、買うかどうかを決めきれずにいます。

 

それでも、7本の中では Loc-Ness が一番気になっています。

ごつい音やハード系の音が好きな人には、Loc-Ness が合いそうです。

 

迷っているなら、公式の15日間の体験版で、気になる1本から試すこともできます。

真空管の質感では、UADx Manley VOXBOX の記事も同じように調べています。

 

過去のセール

  • 2026年11月1日〜2日:¥9,334(通常 ¥27,980・66%オフ)

 

ごつい音やアナログっぽい色を、EQ やコンプとは別に足したい人に。

Tone Empire Mag7 Bundle を Plugin Boutique で見る →

 

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。