UJAM Virtual Guitarist CINEDREAMを調べてみた|映画っぽいギターを期待したボカロPが「¥1,800でもいらない」と思った理由

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映画で鳴るような、しっかりしたギターの音。

CINEDREAM の公式動画を見る前は、そんな音を想像していました。

 

ところが、聞こえてきたのはギターというより、パッドのような響きでした。

Plugin Boutique のセールで ¥1,800(91%オフ)まで下がっていても、私は買わないと判断しました。

 

CINEDREAM は、UJAM の Virtual Guitarist シリーズの1つで、2025年に出たギター音源です。

鍵盤でコードを押さえると、ゆっくりした映画っぽいギターのフレーズを弾いてくれて、エフェクトで空気のような響きに変えられます。

 

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CINEDREAMは、ギターのフレーズを「響き」に変える音源

UJAM 公式では「Cinematic Guitar Textures」、つまり映画向けのギターの質感をうたっています。

画面の上半分で音色、下半分で弾き方を決める作りは、ほかの Virtual Guitarist と同じです。

 

UJAM Virtual Guitarist CINEDREAMの画面全体。上にContourとCharacter、Amp、Drive、中央にStomp BoxとFinisher、下にPlayerモードの鍵盤(UJAM公式)

 

公式に書かれている中身は、次のとおりです。

  • ギターの弾き方の型(スタイル)が30種類
  • コードを押さえるだけで弾いてくれる Player Mode と、1音ずつ自分で弾く Instrument Mode
  • 音の立ち上がりや伸び方を変える Contour と Dynamics
  • Stomp Box と Finisher の2系統のエフェクト
  • Kontakt は要らず、VST・AU・AAX のプラグインとして動く

 

Player Mode では、右下の鍵盤でコードを押さえるだけでフレーズが鳴ります。

ギターが弾けなくても、コードさえ分かれば音が出せる作りです。

 

CINEDREAMのPlayerモード。右下のChord Modeでコードを選び、Play Rangeの鍵盤を押さえると弾いてくれる(UJAM公式)

 

左上の Contour を回すと、音がふわっと立ち上がるか、長く伸びるかが変わります。

公式では、ふわっと立ち上がる音から、リズムを刻む鋭い音まで作れると説明されています。

 

CINEDREAMのContourのつまみ。Softer〜Longerで音の立ち上がりと伸び方を変える(UJAM公式)

 

中央の Stomp Box と Finisher には、ディレイやリバーブ、フィルターなどのエフェクトが入っています。

公式の説明では、Finisher は「アンビエントの雲、ドローン、動き」を作るためのものです。

 

CINEDREAMのStomp BoxとFinisher。Env Comb DownやWandering Filtersなど、2系統のエフェクトで響きを作る(UJAM公式)

 

公式動画で聞こえたのは、ギターより「パッド」だった

UJAM 公式の紹介動画では、プリセットを切り替えながら音を聞けます。

 

私の耳には、どの音もパッドのような演出に聞こえました。

シネマティックというより、アンビエントのギターという印象です。

 

映画で使えるような、ギターらしいしっかりした音を期待していましたが、ピッキングのはっきりしたアタックは聞こえませんでした。

そこが、私の予想と違ったところです。

 

30のスタイルも、左の Style 欄から選んで切り替えられます。

公式では、指でランダムに弾くようなものから、刻んで進むリズムまでそろっているとされています。

 

CINEDREAMのStyle欄でGolden Horizonを選んだところ。30のスタイルから選ぶ(UJAM公式)

 

劇伴っぽい演出がしたくて気になっていた

私がもともと CINEDREAM を気にしていたのは、劇伴や映画風の曲が好きだからです。

曲の中で、そういう映画っぽい演出をしたいと思っています。

 

だからこそ、ギターの音として使えるかどうかが大事でした。

実際の音はほぼパッドの役割で、私にはギターとしては使えないと思えました。

 

¥1,800 まで下がっていても、使う予定のない音源は、私は買いません。

 

手持ちのVirtual Guitaristとは役割がちがう

私が持っている Virtual Guitarist の AMBER 2 などは、コードを押さえると伴奏のギターを弾いてくれる音源です。

左の鍵盤で弾き方を選び、右の鍵盤でコードを押さえると、ストロークやミュートのフレーズが鳴ります。

 

AMBER 2のPlayerモードのKeyboard説明画面。左のCommon PhrasesにOpen 1/4やMuted 1/8などの弾き方、右のPlay Rangeでコードを押さえる

 

こちらは、伴奏だけを安く鳴らしたい人には十分な音源だと思っています。

 

同じシリーズでも、CINEDREAM はギターの伴奏ではなく、響きを足すための音源です。

名前のイメージだけで選ぶと、私のように予想と違うと感じるかもしれません。

 

伴奏のギターを Virtual Guitarist でどう打ち込んでいるかは、使い方の記事にまとめています。

UJAM Virtual Guitaristの使い方|BPMの高いスタイルから選び、サビだけ変化を増やすボカロPの打ち込み手順

 

ボカロ曲に入れるなら、パッドの代わりとして

パッドとして使うなら、CINEDREAM の響きは曲のどこにでも置けると思います。

イントロでも間奏でも、歌声合成の声の後ろでも置けそうです。

 

ただ、私の曲ではパッド的なギターを使う予定がありません。

なので、私にとっては使うのが難しい音源です。

 

UJAM 日本公式の動画でも、どんな響きかを聞けます。

 

向いている人、向いていない人

向いているのは、ギターの粒の見える音より、ギターから作ったパッドやアンビエントの響きがほしい人です。

パッドのような響きを、ギターの音色で曲の後ろに足したい人には合うと思います。

 

向いていないのは、私のように映画っぽい「ギターの音」を期待している人です。

伴奏やリフに使うギターがほしいなら、ほかの Virtual Guitarist か、ギターらしい音の音源を選んだほうが合います。

 

Virtual Guitarist シリーズ全体の感想は、UJAM Virtual Guitarist のレビューに書いています。

UJAM のほかの製品のセールは、UJAM のブラックフライデーの記事でまとめて見られます。

 

過去のセール

  • 2026年11月1日:Plugin Boutique で ¥1,800(通常¥22,480・91%オフ・11月3日まで)

 

まとめ

CINEDREAM は、ギターのフレーズを映画っぽい響きに変える音源です。

ただ、私にはギターではなくパッドの音に聞こえたので、¥1,800 でも買わないことにしました。

 

ギターから作った柔らかい響きを、パッドのように曲の後ろへ置きたい人に。

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伴奏のギターを、コードを押さえるだけで安く鳴らしたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。