United Plugins Bassmentを調べてみた|ベースを弾かないボカロPが「キャビネットまで作れるのは面白い、でも¥22,480は出さない」と思った理由

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

私は、打ち込んだベースの音作りにほとんど手をかけていません。

音源に付いている音と、Logic Pro のベース用アンプ、あとは iZotope の Trash を挿すくらいです。

 

そんな私が、ベースのアンプとペダルを1画面にまとめた United Plugins の Bassment を調べてみました。

結論から書くと、ベースを弾く人や、ベースの音にこだわる人には面白い道具だと思います。

 

ただ、私は ¥22,480 を出してまで買いません。

今のやり方でベースの音が成り立っているからです。

 

Bassment は、ベースの音に「アンプ」「スピーカーの箱(キャビネット)」「足元のエフェクター」をまとめてかけるプラグインです。

ライン録りのベースや、打ち込みのベース音源の音を、アンプを通したような音に変えるために使います。

 

Bassment を Plugin Boutique で見る →

 

Bassmentは、ベース用のアンプとペダルを並べた1台

Bassment は、ギター用の Electrum を作った Muramasa が、United Plugins から2022年に出したベース用のプラグインです。

公式の説明では、ギターの人に Electrum があるなら、ベースの人にも、という流れで作られています。

 

United Plugins Bassmentの製品画像。赤いベースアンプのまわりにGate・Sub・Leveller・Comp・Autowah・Modulation・Cabinet・EQが並ぶ(United Plugins公式)

 

画面の中央にあるのが、赤いアンプです。

そのまわりに、ゲート、サブ(低音を足す)、コンプ、オートワウ、モジュレーション、キャビネット、EQ が、足元のエフェクターのように並んでいます。

 

Bassmentの3D表示の画面全体。上にエフェクトの並び順、中央左にAmp、右にCabinetとEQ、右端にEQ MatchingとTuner(United Plugins公式)

 

公式に書かれている中身は、次のとおりです。

  • アンプは1台で、低音・中音・高音それぞれに歪みや明るさのつまみがある
  • キャビネットは15種類×15通りの変化で、200以上
  • エフェクトの並び順を、画面の上で入れ替えられる
  • 好きな曲のベースの音に近づける EQ マッチング
  • 入力の大きさを自動で合わせる機能と、チューナー
  • iLok なしで使える

 

United Plugins の公式動画で、ひと通りの音を聞けます。

 

キャビネットまで作り込めるのは、ベースの人には面白そう

公式動画を見て、私がいちばん面白いと思ったのはキャビネットまで作り込めるところです。

アンプだけでなく、音が出てくる箱の種類まで選べるので、ベースを弾く人なら細かく音を作り込めると思います。

 

BassmentのCabinetの部分。キャビネットの種類(Funky 2)とDRY/WET、TILT・SMOOTHNESS・AMOUNTのCHARACTER(United Plugins公式の画面から切り出し)

 

画面の Cabinet の欄では、キャビネットの種類を選び、TILT・SMOOTHNESS・AMOUNT のつまみで音の傾きやなめらかさを変えます。

DRY/WET で、キャビネットを通した音と通していない音を混ぜることもできます。

 

キャビネットまで触れるのは、私にとっても嬉しいことです。

音作りの幅が増えるのは、素直にいいなと思いました。

 

気になったのは、2022年の製品と思えない見た目

一方で、気になったのは画面の見た目です。

私には、2022年に出た製品とは思えないくらい、見た目が古く感じました。

 

同じ United Plugins の Royal Compressor でも、古い機材をまねた見た目が私には合いませんでした。

その話は、United Plugins のセールの記事に書いています。

 

ちなみに Bassment は、立体的な3D の見た目と、平らな2D の見た目を切り替えられます。

公式によると、見た目を変えても音や CPU の負荷は変わりません。

 

Bassmentの2D表示の画面。中身は3D表示と同じで、見た目だけ平らなデザインに切り替えられる(United Plugins公式)

 

3D の見た目が合わない人は、2D に切り替えるという手もあります。

 

私のベースの音作りは、Logic純正のアンプとTrashで足りている

私は MODO BASS 2 や Ample Bass の音に、自分でたくさんエフェクトをかけることはしていません。

MODO BASS 2 では、中のアンプを切って、Logic Pro に入っているベース用アンプの Bass Amp Designer を挿しています。

 

Logic のチャンネル。音源の MODO BASS 2 の下のオーディオエフェクトに Bass Amp Designer を挿し、デフォルトプリセットのまま開いた状態

 

画面は、MODO BASS 2 のトラックに Bass Amp Designer を挿して、プリセットを変えずに開いたところです。

手順は MODO BASS 2 の使い方の記事に書いています。

 

ほかに音を足すとしたら、Trash を挿すくらいです。

 

MODO BASS 2 のベースのトラックに挿した iZotope Trash。Bass Enhancer 01 のプリセットで、帯域を分けて歪みをかけている

 

これは、Trash の Bass Enhancer 01 というプリセットを読み込んだ画面です。

Trash の使いどころは、Trash のレビューにまとめています。

 

iZotope 公式の Trash の紹介動画です。

 

ベースのプラグインを、私はあまり知りません。

ベースを弾く人が普段どう調整しているのかも分からないので、Bassment が私の曲でどこまで役に立つかは未知数です。

 

ベースの音作りで私が普段やっていることは、こちらの記事にまとめています。

ボカロのベースの音作り|ぼやけたら、足す前にまず削る。MODO BASS 2を使うボカロPがEQ・コンプ・サチュレーションでやっていること

 

速いロックのボカロ曲なら、あってもいい

ボカロ曲でいえば、ロック系の速い曲のベースは、Bassment のような道具で音作りできるなら、あってもいいと思います。

 

ただ、私自身はベースを弾いていません。

これだけのつまみが並んでいると、持て余してしまうと思います。

 

私がほしいのは、もっと簡単で、分かりやすく音作りができるものです。

 

United Plugins の公式チャンネルには、ベーシストが Bassment の音を鳴らしている動画もあります。

 

¥22,480なら、私は買わない

Bassment は、Plugin Boutique で ¥22,480 です。

 

Plugin BoutiqueのBassmentの製品ページ(2026年11月1日時点で¥22,480)

 

この値段は、私には明らかに高いと感じました。

今のやり方でベースの音は成り立っているので、ここにお金をかけることはありません。

 

それに、私はこの見た目が好きではありません。

キャビネット系の道具を買うなら、もう少し見た目が気に入るものがほしいです。

 

United Plugins は、セールで大きく下がることがある会社です。

ほかの会社も含めたブラックフライデーの動きは、DTM ブラックフライデー セール 2026 まとめで見比べられます。

 

向いている人、向いていない人

向いているのは、普段からベースの音作りをしている人や、ベースの音にこだわって曲を作りたい人です。

エフェクターのペダルをたくさん使っているギタリストの人にも、向いていると思います。

 

向いていないのは、私のように、打ち込みのベースは音源とDAW純正のアンプで足りている人です。

つまみの多さを持て余しそうな人も、無理に買わなくていいと思います。

 

過去のセール

  • 2022年4月(発売時):United Plugins の導入価格で €19(通常 €129・2022年5月5日まで)=Sonicstate

 

まとめ

Bassment は、ベース用のアンプ、キャビネット、エフェクターを1画面で組めるプラグインです。

キャビネットまで作り込めるのは面白い一方で、ベースを弾かない私には ¥22,480 を出す理由が見つかりませんでした。

 

ベースの音作りにこだわって、アンプやキャビネットまで自分で選びたい人に。

Bassment を Plugin Boutique で見る →

 

打ち込みのベースに、手軽に歪みと太さを足したい人に。

iZotope Trash を Plugin Boutique で見る →

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。