XO のスロットは8つです。
その8つに、あなたなら何を入れますか。
私が実際に埋めているのは、キック・スネア・クローズハイハット・オープンハイハット・クラップ。
余裕があれば FX を足して、実際に使うのは5個くらいです。
XO は私が最初に買ったドラム音源で、いまも打ち込みのアナログ寄りの曲や、生ドラムとのレイヤーで現役です。
この記事では、音を選ぶところから、作ったパターンを Logic Pro に渡すところまでを、私の画面で順番にまとめます。
XO を Plugin Boutique で見る →
XO でやるのは「音を選ぶ」ところまで
最初にやるのは、パターンを組むことではありません。
キック、スネア、ハイハットと、鳴らす音を選ぶところからです。
曲のイメージは、作り始める時点でなんとなくあります。
その想像に近いものを仮で選んでいく、という感覚です。

音が決まったら、私は XO の中では音を作り込みません。
Logic のトラックに分けてから、各キックやスネアに EQ とコンプ、それからカラー系(RC-20 Retro Color など)で少しだけ音を変えて、雰囲気を決めます。
そのあとで、キックとスネアからドラムパターンを打っていきます。
音を選ぶ → Logic で色を付ける → パターンを打つ。この順番です。
スロット8個の埋め方|5個で足りることが多い
XO は同時に8つの音を並べられます。
ただ、私が毎回全部を使っているかというと、そうではありません。

上の画面は、プリセットを読み込んで8つのスロットが全部埋まっている状態です。
下から KICK 1・KICK 2・SNARE・CLAP・CL HH・OP HH と並び、上の2つは FLEX という枠で、ここが FX にあたります。
私が自分で組むときは、キック・スネア・クローズハイハット・オープンハイハット・クラップの5つが基本です。
ここに余裕があれば FX をひとつ足す、くらいの埋め方になります。
正直に言うと、スロットが8個しかないのは XO の弱点だと思っています。
細かい FX を何種類も並べたいときは Battery 4 のほうが楽なので、FX は Battery 4 に任せて、XO は「ドラムパターンのアナログ系の音が欲しいとき」に開く、という分け方に落ち着きました。
Battery 4 側の話は、Battery 4のレビューにまとめてあります。
音の探し方|かたまりで見当をつけて、1個ずつずらす
XO の SPACE は、手持ちのサンプルが点になって散らばっている画面です。
色が楽器の種類、位置が音の近さを表しています。

使っているうちに、「左下と右下はこういう音、上はこういう音」というかたまりが頭に入ってきます。
まずはそれで見当をつけて、その辺りをクリックします。
気に入った音に近いものが見つかったら、次は画面の下にある Similarity の列です。
左右の矢印を押すと、いま選んでいる音に似たサンプルへ1個ずつずれていきます。
これを押しながら、思っていた音に当たるまで送っていく。
私の場合、音探しのほとんどはこのやり方です。
自分で買ったサンプルを読み込ませる
XO が最初から持っている音だけでも組めますが、自分で買ったサンプルも読み込ませています。
やり方は、XO が検索するフォルダとして登録するだけです。

画面を開くと、上に「Drop folders to add, or click to browse.」という枠があります。
ここにフォルダをドラッグするか、クリックして選ぶと、下の一覧に追加されます。
あとは Scan & Refresh を押せば、追加した音が SPACE の地図にも並びます。
一覧には、フォルダごとに読み込まれたサンプルの数も出ます。
手持ちのサンプルが増えるほど、SPACE の「近い音を探す」が効いてきます。
無料配布でもらったサンプルも、ここに入れておくと無駄になりません。
パターンは XO で打って、MIDI で Logic に渡す
音が揃ったら、右側のシーケンサーでドラムパターンを打ちます。
スロットごとにマス目が横に並んでいるので、キックとスネアから置いていく形です。

XO には、上の画面のようにスロットごとのパターンの候補を並べて組み合わせる BEAT COMBINER という画面もあります。
Original や Basic patterns、プリセットから取り出したパターンが横に並び、下の Randomize でまとめて振り直せるようになっています。
できたパターンは、MIDI にして Logic Pro に渡します。
右上の書き出しの画面を開くと「Beat as MIDI」という欄があるので、そこから Logic のトラックにドラッグするだけです。

渡したあとに細かく打ち直すことは、私はほとんどしません。
XO から書き出したパターンをそのまま使って、音の調整は Logic 側でやる、という割り切り方です。
Addictive Drums 2 と重ねるときは、XO に高域を任せる
生ドラムと混ぜたい曲では、Addictive Drums 2 と XO をレイヤーします。
このとき大事なのが、どちらにどの帯域を任せるかです。
私の分け方は、Addictive Drums 2 のキックで低いほうを支えて、XO は高いほうを担当する、という形です。
なので XO 側にはハイパス(ローカット)を入れて、下をすっきりさせています。
これをやるには、XO の各スロットをパラアウトして、Logic のミキサーで別々に処理できるようにしておく必要があります。
下の画面は、Battery 4 と XO をどちらもパラアウトして、XO の各チャンネルに Pro-Q 4 や Pro-C 3 を挿しているところです。

パラアウトの手順そのものは、LogicでAddictive Drums 2をパラアウトする記事に画面つきで書きました。
ドラム音源を2つ重ねるなら、先にこのテンプレートを作っておくほうが早いです。
まとめ:XO は「探す」ところが強い
ここまでの流れをもう一度並べます。
- 鳴らす音を選ぶ(SPACE のかたまりで見当をつけて、Similarity で1個ずつずらす)
- 自分で買ったサンプルはフォルダごと登録して、探せる音を増やす
- スロットはキック・スネア・クローズハイハット・オープンハイハット・クラップの5つが基本、余裕があれば FX
- パターンを打って、MIDI で Logic Pro に渡す
- 音作りは XO の中ではなく、Logic のトラックで EQ・コンプ・カラー系
XO の良さは、プリセットから選ぶのではなく、キックひとつから音を探していけるところだと思っています。
逆に、細かい音をたくさん並べたい人には、スロット8個はすぐ足りなくなります。
買う前にもう少し知りたい人は、レビューのほうに最初の1本に選んだ理由と弱点をまとめてあります。
同じ「音を探せるサンプラー」としてよく比べられる Atlas 2 との違いは、XOとAtlas 2を比べた記事に書きました。
ドラム音源そのものを選んでいる段階なら、ドラムプラグインのおすすめもどうぞ。
打ち込みのアナログ系の音を、プリセットではなく1音ずつ探したい人に。
XO を Plugin Boutique で見る →
FX や細かい音を、スロットの数を気にせず並べたい人に。
Battery 4 を Plugin Boutique で見る →
生ドラムのキックで、低いほうを支えたい人に。
Addictive Drums 2 を Plugin Boutique で見る →






コメントを残す