XOとAtlas 2、手持ちのドラムサンプルを整理するなら?XOのスロット8個に困ったボカロPが調べてみた

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

XOは、私が最初に買ったドラム音源です。

今もアナログ寄りの曲や、生ドラムとのレイヤーで使っています。

 

XOのいちばんの良さは、手持ちのドラムサンプルが「音の地図」に並んで、似た音どうしを見比べながら探せるところです。

ただ、使っていてずっと困っているのがキットのスロットが8個しかないことでした。

 

同じ「音の地図」で探せるドラム音源に、AlgonautのAtlas 2があります。

今回は、XOで困ったところをAtlas 2なら解決できるのかを調べてみました。

 

私が使っているのはXOと、スロットの多いBattery 4です。

Atlas 2は使ったことがないので、公式情報で調べた内容として書きます。

 

2つの価格は、先にここから確認できます。

XO を Plugin Boutique で見る →

 

Atlas 2(Algonaut公式サイト) →

 

XOの良さ:手持ちのサンプルから、似た音を探せる

XOは、読み込んだドラムサンプルを、似た音どうしが近くに集まるように地図の形で並べてくれます。

XO の SPACE 画面。読み込んだドラムサンプルが、似た音どうしが近くに集まるように色分けされた点で地図状に並び、左側にKICK 1〜FLEX 2の8スロットが縦に並ぶ

 

プリセットのキットを選ぶのではなく、キックならキックの辺りから、曲に合う音を探していけます。

「この音に近い、もう少し軽いキック」のような探し方ができるのが、XOを使い続けている理由です。

 

XOで困ったこと:スロットが8個しかない

さきほどの画面の左側に縦に並んでいるのが、キットのスロットです(KICK 1〜FLEX 2)。

ここが8個しかありません。

 

スネアを通常の音とリムショットで分けるだけで、2枠使います。

キック・スネア・ハイハット・クラップ……と並べていくと、音数の多い曲ではすぐに足りなくなります。

 

もう1つは、手持ちのサンプルが少ないうちは、地図の良さが出にくいことです。

探す対象が少なければ、似た音を探す意味もあまりありません。

私もしばらくは、あまり活用できていませんでした。

 

無料配布のドラムサンプルもたまにあるので、それをもらって少しずつ増やしていくのがおすすめです。

やはりたくさんないと、あまり活かせていないです。

そう考えると、xoは玄人向けかもしれませんね。

 

Battery 4はスロットは多いが、音が探しにくい

私がもう1つ持っているのが、NIのBattery 4です。

Battery 4 起動直後の画面。空のCellグリッド(A〜D列×12)とKitsブラウザに808 Detailed Kit・808 Multiple Kit・808 Tuned Kit・909 Detailed Kit・909 Multiple Kit・606 Kit・707 And 727 Kitなどが並ぶ

 

Battery 4は、セル(スロット)がたくさん並んでいて、音をいくつも並べて鳴らすのが楽です。

ただ、音を探すのは名前の検索が中心で、XOのように「似た音を見比べる」ことができません。

 

つまり、XOは「探しやすいけど少ない」、Battery 4は「多いけど探しにくい」という、ちょうど逆の関係です。

詳しくはBattery 4のレビューに書いています。

 

Atlas 2は「探しやすい」と「多い」を両方ねらった音源

調べてみると、Atlas 2はこの2つの間を埋めるような音源でした。

見た目もいい感じなんですよね。

Algonaut公式サイトのAtlas 2紹介。サンプルを色分けした点で並べた地図の画面と、パッドの配置を1×8・2×8・4×4・8×8から選べる例が、対応するMIDIコントローラーと一緒に並ぶ

 

公式サイトによると、主な特徴はこうです(2026年9月時点)。

  • AIがサンプルを分類して地図に並べる:フォルダを読み込むと、キック・スネアなどの種類と音色で分けて、地図の形で見せてくれる
  • パッドの配置を選べる:1×8・2×8・4×4・8×8の4種類。8×8なら64パッド
  • 1500サンプルの地図が付いてくる:手持ちのサンプルが少なくても、最初から探す対象がある
  • シーケンサーが入っている:ステップ入力とピアノロールを合わせた作りで、3連符も混ぜられる

 

私がXOで困っていた「スロットが8個」と「手持ちが少ないと地図が活きない」の2つに、どちらも答えがある、というのが正直な印象です。

 

音ごとの編集もできて、ピッチや音量の変化を細かく調整できるほか、叩くたびに少しずつ音を変える機能もあります。

Algonaut公式サイトのAtlas 2のサンプル編集画面。ピッチ・パン・フィルターなどの基本操作と、音量エンベロープなどの詳細編集、バリエーション機能の説明が並ぶ

 

Algonaut公式の紹介動画です。

 

パターン作りはどう違う?

XOにもパターンを打ち込むシーケンサーがあります。

XOで組んだパターンは、MIDIとしてLogicにドラッグして持っていけます。

XO のパターンシーケンサー。各スロットのステップを打ち込んでドラムパターンを組む

 

Atlas 2のシーケンサーは、公式の説明ではステップ入力とピアノロールの良いところを合わせたもので、3連符やポリリズムも入れやすいそうです。

MIDIでの書き出しもできます。

 

ただ、どちらもLogicに持っていってから直すなら、ここは大きな差にならないと思います。

 

どれを選ぶか

  • XOが向く人:音数の少ない曲が中心で、手持ちのサンプルから似た音を手早く探したい人
  • Battery 4が向く人:808や909などのアナログドラムマシンの音を、たくさん並べて鳴らしたい人。音探しは名前でできればいい人
  • Atlas 2が向く人:XOのように地図で探したいけれど、スロットは8個では足りない人。手持ちのサンプルがまだ少ない人

 

私は今、基本はXOで済ませて、808や909系の音やクラッシュシンバルが欲しいときにBattery 4を立ち上げています。

2本を行き来せず1本で済ませたい人なら、Atlas 2は十分に候補になると思います。

Atlas 2には14日間の体験版があるので、気になる人は先に試してみるのが確実ですね。

 

XOを実際に使ってみた感想は、こちらのレビューにまとめています。

XO(XLN Audio)レビュー|最初のドラム音源に選んで、いまもレイヤーで使っているボカロPの話

 

まとめ:地図で探すならXOかAtlas 2、スロットの数で分かれる

  • XOは、手持ちのサンプルを地図で探せる。ただしスロットは8個
  • Battery 4は、スロットは多いが、音は名前で探すことになる
  • Atlas 2は、地図で探せて、パッドも最大64個まで並べられる。1500サンプルの地図付き
  • 音数が多い曲を作るなら、Atlas 2のほうがXOの不満を解決しやすい

 

Atlas 2はPlugin Boutiqueでは扱いがないので、Algonautの公式サイトからの購入になります(2026年9月時点で$99)。

ドラム音源全体の選び方は、ドラム音源の選び方にまとめています。

 

気になる製品の価格を確認する

XO を Plugin Boutique で見る →

 

Battery 4 を Plugin Boutique で見る →

 

Atlas 2(Algonaut公式サイト) →

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