ドラムは、XO(打ち込み)とAddictive Drums 2(生ドラム)で、正直もう足りていました。
それでもBattery 4(Native Instruments)を買ったのは、製品そのものというより、あるアフィリエイトブログの一文がきっかけでした。「Battery 4を買うと再生数が伸びる」と書いてあって、それを鵜呑みにしたからです(初心者あるあるかもしれない)。
もちろん、FXが充実していることや、アナログ系の音がいいという評判も気になっていました。
ただ正直な決め手は、そのブログの一文だったのは間違いありません。
作曲時、10曲目前後くらいの頃で、セール中でした。
確か、8,000円くらいだったと思います。
音源をどう買い足すかは最初に変えるべき音源はドラムとベースに、ドラム音源全体の比較はドラム音源の選び方にまとめています。
こちらはBattery 4という製品のレビューです。
Native Instruments公式のチュートリアル動画を貼っておきます。
実際に効いたこと:キックの音をセルごとに音程マッピングできる
一番最初に便利だと思ったのが、キックなどの音をセルごとに音程で割り当てられる機能です。
以下プリセット画像です。

内蔵の808 Tuned Kitを開くと、同じキックの音が音程違いでいくつものセルに並んでいます。
C1のセルを鳴らせばCの音、隣のセルを鳴らせば半音上、というように、あらかじめ音程を揃えて配置してくれているので、狙った音程のキックをすぐ探して叩けます。
あくまでこのキットの話ですね。

セル単体にもTuneノブとKey Rangeの設定があるので、自分でキックの音程を作って好きなセルに割り当てることもできます。
上記画像は、自分でセルに割り当てている話ですね。
実際に効いたこと:808・909・606系のアナログな音が豊富
Battery 4は、808・909・606・707といった、名前を聞けば分かるような定番アナログドラムマシンの音がひととおり揃っています。

Kitsのブラウザを開くだけで、808 Detailed Kit・808 Tuned Kit・909 Detailed Kit・606 Kit・707 And 727 Kitのように並んでいて、往年のドラムマシンの音を選ぶ感覚で使えます。

キックだけでなく、シンバルも同じように707・909系などが揃っていて、年代や機種の違いで音の質感を選べます。
実際に効いたこと:リバース音がワンボタンで作れる
リバース音を作るのも簡単です。

セルのReverseボタンを押すだけで、波形がそのまま逆再生になります。
シンバルリバースのように、フレーズの頭で「シャーーーーーーーーーン」と持ち上げるような音を作りたいときによく使っています。
実際に効いたこと:スロットが多く、鳴らすのが楽
地味に効いているのが、スロット(セル)の数の多さです。
C1からB4まで、XOよりも多くのセルに音を並べられるので、1つのKitの中でたくさんの音を鳴らし分けられます。
FXの音も多いので、ボカロ曲の世界観づくりに使える幅も広いと感じています。
ちなみに、セルごとにフィルターの種類やコンプレッサー、エンジン(Standard/Vintage/DFD)まで細かく設定を変えられます。
込み入った音作りをしたいときの逃げ道としても使えます。
最近のドラム音源は、基本内蔵で処理できるものが多いですね。

期待したほど使えなかったところ
正直に、つまずいたところも書いておきます。
音の検索が、名前でしかできません。

カテゴリタグはついていますが、そこから絞り込んだあとも、結局は名前でスクロールして探す感じになります。
目当ての音にたどり着くまで、意外と時間がかかります。
音の種類によっては、選択肢が少ないと感じました。
Impactやライザーのような、ボカロ曲の展開に使えそうなワンショット系の音は、カテゴリ自体はあっても、実際に使えそうなものは意外と少ない印象です。
プラスの拡張パック(Expansion)があれば、と思うことがあります。
いまの使い方:XOで足りないところを埋める役
普段のキックやスネアは、基本的にXOで済ませることが多いです。
Battery 4を立ち上げるのは、808・909系のアナログな音を使いたいときと、クラッシュシンバルが欲しいときです。
Addictive Drums 2には個別のシンバル用フェーダーが無いので、クラッシュはBattery 4で鳴らすことが多いです。
あとはリバースシンバルも、Battery 4の担当です。

実際のトラック構成もこんな感じです。
Battery 4はkick・snare・ハイハット・クラッシュ/ライド・パーカッション・FXまで細かくパラアウトして、隣にXOのチャンネルも並べています。
いつもは、テンプレートが先にあり、その中から使うのを選んでいく感じですね。
量を使うときは、AD2がメインドラム、XOがレイヤー用、Battery4がクラッシュと、FX的な形ですね。
それから、Spliceでサンプルを探す前に、使えそうなFX音がBattery 4の中に無いか探すことにも使っています。
ただ、これも検索のしにくさで、意外と時間がかかります。
誰に向くか、向かないか
向いていると思う人:
- 808・909系のアナログな音を手軽に鳴らしたい人
- リバースシンバルなど、ワンボタンで作れるFX的な音が欲しい人
- すでにXOやAddictive Drums 2を持っていて、足りないところだけ埋めたい人
あまり向かない人:
- 音をジャンルや雰囲気でサクサク探したい人 … 検索は名前頼みです
- Impactやライザーなど、いまどきのFX音を専門的に使いたい人 … 選択肢は正直少なめです
購入するなら
私が買ったときはセール中で、8,000円くらいでした。
単体で買うなら、セールを待つのがおすすめです。
Battery 4のセールの時期と過去の価格は、Battery 4のセールの記事にまとめています。
ちなみに、Battery 4はNative Instruments KOMPLETEにも収録されています。

本当にこれから音源を揃える初心者ボカロPなら、Battery 4を単体で買うより、最初からKOMPLETEを検討したほうがいいと思います。
私が個別に買い集めて回り道した話は初心者ボカロPの音源は、最初からKOMPLETEでよかったに書いています。
Battery 4 を Plugin Boutique で見る →
Plugin Boutiqueでの買い方はPlugin Boutiqueの使い方に、買い時の全体像はDTMブラックフライデーの記事にまとめています。
競合は考えたかどうか
正直、比較検討はしていません。
買う前は、XOやAddictive Drums 2と似たような音源だろうと思っていました。
実際に使ってみても、方向性はやはり近いと感じています。
役割が少し違うだけです。
まとめ
最初に書いた通り、Battery 4を買った決め手は「買うと再生数が伸びる」というアフィリエイトブログの一文でした。
結論から言うと、再生数は変わりませんでした。
音源を買ったから曲が伸びる、ということはやはり無いようです。
そのあたりはボカロ曲が伸びない理由にも書いています。
それでも、808・909系のアナログな音、リバースシンバル、キックの音程マッピングは、XOやAddictive Drums 2には無い武器になっています。
いまはメインの音源というより、この2本で足りないところを埋める役として使っています。
Battery 4 を Plugin Boutique で見る →
1曲を最後まで作る流れはまず1曲を完成させるまでに書いています。







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