UAD SSL 4000 Series Console Bundleのセールはいつ?87%オフまで下がった記録と、本家SSLとUAD版の選び方

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SSLの会社の記事で、最初の1本に選ぶなら「一番有名な4000の音を再現したもの」がいい、と書きました。

あのとき私が思い浮かべていたのは、SSL自身が出しているプラグインとは限りません。

 

メーカーはどこでもよくて、4000の音を再現した一体型なら候補になる、というくらいの意味でした。

その条件にぴたりとはまるのが、Universal Audioが出しているSSL 4000 Series Console Bundleです。

 

卓のチャンネル1本分と、バス用のコンプが1台。

同じ4000の音がSSL本家からも出ている以上、どちらを選ぶのかという話になります。

 

結論から書くと、私はこのセットを買いません。

ただ、買う価値がはっきりある人も思い浮かびました。

両方まとめます。

 

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中身は、卓の1本分とバスコンプ1台

このバンドルに入っているのはSSL 4000 E Channel StripとSSL 4000 G Bus Compressorの2本です。

どちらも単品で売られていて、Plugin Boutiqueの通常価格はそれぞれ¥25,970。

 

2本セットの通常価格は¥43,401なので、単品を2本そろえるより、最初からセットのほうが安く組めます。

名前の「4000」は、1970年代の終わりから現場で使われてきたSSLのミキシングコンソールのシリーズのことです。

 

UADのSSL 4000 E Channel StripとSSL 4000 G Bus Compressorの画面(Plugin Boutiqueの商品画像)

 

卓の1チャンネル分をそのまま持ってきたのがChannel Strip、まとめのバスに挿すのがBus Compressorという役割分担です。

ミックスの入口と出口を、同じ卓の音でそろえられるのがセットで買う意味になります。

 

4000 E Channel Strip:EQとダイナミクスが縦に1列に並ぶ

4000 Eは、入力のゲインから4バンドのEQ、ハイパスとローパスのフィルター、ゲートとエキスパンダー、コンプまでが縦1列に並んだプラグインです。

EQは黒ノブと茶ノブの2種類を切り替えられるのが特徴で、画面ではBLK/BRNというボタンがそれにあたります。

 

実機の年代によって効き方の違うEQが載っていたので、その両方を選べるようにしてあるという作りです。

さらに、EQとフィルターをコンプの前に置くか、コンプのサイドチェインに回すかも切り替えられます。

 

UAD SSL 4000 E Channel Stripの画面。左にダイナミクスとフィルター、中央に4バンドEQ、右にフェーダー(Plugin Boutiqueの商品画像)

 

この画面を見てもらうと分かりますが、ノブに赤・緑・青・茶と色がついていて、どの帯域をいじっているかが色で分かるようになっています。

私が「一体型なら候補」と言ったときに頭にあったのも、ちょうどこういう見た目のものでした。

 

Universal Audioの公式チャンネルに、この4000 Eを紹介する動画が上がっています。

 

 

4000 G Bus Compressor:全体をまとめる側のコンプ

もう1本の4000 Gは、Gシリーズの卓のセンターに載っていたバス用コンプを再現したものです。

アタックとリリースはつまみを回して段階で選ぶ形で、リリースには素材に合わせて動くAutoも用意されています。

 

プラグイン版だけの機能として、サイドチェインのフィルター、原音と混ぜるMIX、ヘッドルームの調整が足されています。

曲の終わりを自動でフェードアウトさせるAuto Fadeもあり、1秒から60秒まで選べます。

 

UAD SSL 4000 G Bus Compressorの画面。上にVUメーター、下にスレッショルド・メイクアップ・アタック・リリース・レシオとサイドチェインフィルター、MIX、AUTO FADE(Plugin Boutiqueの商品画像)

 

このタイプのバスコンプは、音をそろえるというより、バラバラだったトラックを1枚に貼り合わせるような使われ方をします。

接着剤にたとえて「グルー」と呼ばれることが多いのも、そのあたりが理由です。

 

こちらにも公式の動画があります。

 

 

同じ4000の音は、SSL自身からも出ている

ややこしいのはここからで、4000の音を再現したプラグインは、SSL自身も出しています。

SSL 4K Eがそれで、1979年の4000Eの卓のチャンネルストリップを、SSLが自分で再現したものです。

 

Plugin BoutiqueのSSL 4K Eの製品ページ(2026年10月14日時点で¥25,970)

 

ここで気をつけたいのが、SSLのプラグインでよく見かける87%オフの常連は、4000系ではないということです。

安くなっているのはSSL Native Channel Strip 2とSSL Native Bus Compressor 2で、こちらは9000Kという別の卓がもとになっています。

 

SSL Native Channel Strip 2の画面。フィルター・4バンドEQ・コンプとゲートが並ぶ、現代的な見た目のチャンネルストリップ

 

同じSSLでも、狙っている卓が違えば音も見た目も変わります。

安さだけで選ぶと「有名な4000の音が欲しかったのに、別の卓のものを買っていた」ということが起こりえます。

 

3つを並べると、こうなります。

 

製品もとになった卓通常価格確認できた安値
UAD SSL 4000 Series Console Bundle(2本)4000 E + 4000 G¥43,4012025年8月:$49(87%オフ)
SSL 4K E(SSL自社・1本)4000 E¥25,9702026年6月:$74(50%オフ)
SSL Native Channel Strip 2(SSL自社・1本)9000 K¥25,9702026年10月:¥3,180(87%オフ)

 

4000の音を2本まとめて、しかもいちばん深く下がった記録があるのはUAD版のほうでした。

SSL自社の4K Eは、確認できた範囲では50%オフどまりです。

 

なお本家には4K B・4K E・4K Gをまとめた4K Bundleもあり、2026年2月の発売記念では$199(通常$299)になっていました(出典:rekkerd)。

SSL全体のセールの来かたは、会社ごとの記事にまとめてあります。

 

SSLのプラグインのセールはいつ?87%オフが何度も来る会社で、初心者ボカロPが最初の1本に選ぶなら

 

本家かUAD版かを、私は4つで決めている

同じ卓を再現したものが2社から出ているとき、私が見るのは値段・音・UI・評判の4つです。

どれか1つではなく、4つを並べて決めます。

 

中でも重きを置いているのがUIの使いやすさで、見た目はかなり意識して選んでいます。

毎日開く画面なので、触っていて気持ちのいいほうを選ばないと、結局使わなくなるからです。

 

評判も無視はできません。同じ「4000の再現」でも、どちらが実機に近いかは人によって言うことが違います。

値段だけで決めないほうがいい、というのはこの手の再現ものでは特にそう思います。

 

今回でいえば、UAD版は2本で1セット、本家は1本ずつ。

どちらが安いかは、何本欲しいかで逆転します。

 

それでも私が買わない理由

ここまで書いておいてなんですが、私はこのセットを買いません。

理由はひとつで、EQとコンプが1つにまとまったものが、いまの私には必要ないからです。

 

EQもコンプもFabFilterを使っていて、そこで足りてしまっています。

一体型は便利な代わりに、EQだけ・コンプだけを細かく詰めたいときに回り道になります。

 

バス用のコンプについても、いまのところ必要だと感じていません。

ただ、ここだけは少し揺れていて、グルーの効き方がしっかりしたバスコンプには興味があります。

 

記事で読んだものの中に、貼り合わせ方が明らかに気持ちよさそうなものがあって、好みのバスコンプというのは確かにあるな、と思っています。

それがレシオなどの設定から来ているのか、別のところから来ているのかは、正直まだ分かりません。

 

好みのものに出会えたら買ってもいい。ただ、お金がかかるなら今は不要。それが現状の立ち位置です。

FabFilter側の値動きはFabFilterのセールの記事にまとめています。

 

過去のセール

確認できたものだけを並べています。

  • 2025年8月14日:バンドルが $49(通常 $399・87%オフ)。Plugin Boutique、AudioDeluxe、UAのストアで同時に(出典:rekkerd)
  • 2026年3月10日:4000 E Channel Strip の単品が $69(通常 $149・53%オフ・3月31日まで)(出典:We Rave You)

 

2本まとめて$49まで落ちた記録があるので、ここまで下がる可能性は頭に入れておいていいと思います。

一方で、単品が53%オフ止まりの時期もあり、値引きの幅はそのときどきで大きく変わります。

 

Universal Audioは年に何度もプラグインのセールを回すメーカーなので、急がないなら待つ判断もしやすいです。

同社のほかのプラグインの下がり方はUniversal Audioのセールの記事、年末の動きはブラックフライデーのまとめにまとめています。

 

こんな人なら、買う価値がある

私がいらないと言っているのは、FabFilterで足りているという一点に尽きます。

手持ちが違えば、答えも変わります。

 

  • この見た目が好きで、この画面で作業したいと思った人
  • アナログっぽい音や、昔のコンプの潰れ方が好きな人
  • 実機のSSLを触ったことがあって、その音をDTMで再現したい人
  • 何を買えばいいか分からない初心者で、とりあえず有名なEQとコンプが欲しい人

 

最後の1つは、けっこう本気でそう思っています。

有名な卓の再現を1セット持っておくと、ミックスの解説記事や動画に出てくる話が自分の画面と結びつきます。

 

逆に、EQとコンプをすでに気に入って使っている人は、慌てる必要はありません。

 

まとめ

UADのSSL 4000 Series Console Bundleは、4000 Eのチャンネルストリップと4000 Gのバスコンプをまとめた2本セットです。

同じ4000の音はSSL自身も出していますが、2本まとめて大きく下がった記録があるのはUAD版のほうでした。

 

私はFabFilterで足りているので見送りますが、最初の一式としての分かりやすさは、たしかにあると思います。

決め手は値段ではなく、画面を見て「これで作業したい」と思えるかどうかです。

 

卓のEQとコンプを、まとめて2本そろえたい人に。

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4000の音を、SSL自身が作ったもので1本だけ試したい人に。

SSL 4K E を Plugin Boutique で見る →

 

一体型を、まずは安いところから試してみたい人に。

SSL Native Channel Strip 2 を Plugin Boutique で見る →

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