Logic Pro で「フェード」と呼ばれる操作は、大きく分けて2つあります。
オーディオのリージョンの頭とお尻にかける短いフェードと、曲の終わりをだんだん小さくしていくフェードアウトです。
私がいつも使っているのは前者だけで、曲をフェードアウトで終わらせたことは一度もありません。
リージョンのフェードは私の画面で、曲のフェードアウトは Apple の説明で、それぞれの手順を追っていきます。
リージョンのフェードは、頭とお尻の「プツッ」を消すために使う
オーディオのリージョンは、切った位置によって、鳴り始めや鳴り終わりに「プツッ」という小さなノイズが出ることがあります。
私はそれを消すために、リージョンの中でフェードをかけることがよくあります。

上の画面では、リージョンの頭を小さい音から上げるフェードインと、お尻を切るフェードアウトをかけています。
私が使うのは、この2つの簡単な形だけです。
ギターなどもほとんど録音しないので、ほかのカーブの形は使ったことがありません。
Apple の説明では、フェードのかけ方は次の2通りです。
- トラック領域のツールメニューで「フェード」ツールを選び、リージョンの開始位置か終了位置をドラッグする(ドラッグした長さがフェードの長さになる)
- リージョンを選び、リージョンインスペクタの「フェードイン」「フェードアウト」に値を入れる

フェードは、リージョンの波形が見えるくらいまで拡大しないと表示されません。
かけたはずのフェードが見えないときは、まず拡大してみてください。
また、Apple の説明で対象になっているのは、オーディオのリージョン(オーディオの Apple Loops も含む)です。
MIDI で打ち込んだソフトウェア音源の音を小さくしていきたいときは、次のボリュームのオートメーションを使います。
曲のフェードアウトは、ボリュームのオートメーションで下げていく
曲全体のフェードアウトは、私は使ったことがありません。
やるとしたら、音量(ボリューム)を少しずつ下げていくことになると思います。
Logic では、トラックごとの音量の動きを「オートメーション」として書き込めます。
Apple のキーコマンドの表では、A キーでトラックオートメーションの表示と非表示を切り替えられます。

1本のトラックだけを小さくしていくなら、そのトラックのボリュームのオートメーションに点を打ちます。
曲全体をまとめて小さくしたいときは、出力トラックを表示して、そこのボリュームを下げていく形になります。

出力トラックの表示と非表示は、Apple の表では Shift+Command+M です。
Apple の説明では、オートメーションの線をクリックするとその位置に点が増え、点を上下にドラッグすると値が変わります。
下げ始める位置と音が消える位置に点を打ち、後ろの点を一番下まで下げれば、その間がだんだん小さくなります。
私が普段書くボリュームのオートメーションも、点を打って直線でつなぐだけです。
下の画面は、ボーカルのリバーブの返しのトラックを、場面ごとにオン・オフしているところです。

点の打ち方やコピーのしかたは、オートメーションの記事に詳しく書いています。
フェードアウトで終わる曲には憧れる、でも私の曲は終止形で終わる
本当は、TM NETWORK の「Get Wild」のように、サビのくり返しのまま小さくなって終わる曲を作ってみたい気持ちがあります。
1990年代の曲には、こういう終わり方が多かったように思います。
ただ、最近の曲では、ループしたまま終わる曲をあまり見かけなくなりました。
私も曲はきっちり終止形で作ることが多く、ほとんどがトニック(その調の中心になる和音)で終わります。
プロセカに応募する曲を短くするときも、フェードでは切らない
ショート動画やプロセカの応募に合わせて曲を短くするとき、フェードアウトで途中から消して終わらせる方法もあります。
ただ、私はその方法で終わらせたことはありません。
応募した曲はまだ採用されたことがないので、フルの曲を短く作り直したことも一度もありません。
応募の流れと、そのときに使っている道具は、プロセカNEXTに応募を続けている記事に書いています。
YouTube のショート動画の作り方は、ボカロ曲のショート動画の作り方の記事にまとめています。
まとめ:プツッはフェードツール、曲の終わりは出力トラックのボリューム
リージョンの頭とお尻のプツッは、フェードツールかリージョンインスペクタで短いフェードをかけて消します。
曲全体を小さくして終わらせたいなら、出力トラックを表示して、ボリュームのオートメーションで下げていきます。
どちらも、Logic に最初から入っている機能だけでできます。
私のように終止形で終わる曲が多い人も、リージョンのフェードだけは覚えておくと、ノイズで困る場面が減ります。







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