Sunset Sound Studio Reverb IIは要る?|Pro-R 2とVintageVerbで足りているボカロPが「有名スタジオの響き」を調べて思った、向いている人

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

「Sunset Sound」という名前は、DTM のプラグインを見ていると、わりとよく目に入ります。

私も、スタジオの名前も、IK Multimedia のこのリバーブも、前から知っていました。

 

ただ、私は持っていません。

リバーブは FabFilter の Pro-R 2 と Valhalla の VintageVerb の2本で足りていて、買い足す予定もありません。

 

それでも、2026年に新しく出た Sunset Sound Studio Reverb II を調べてみると、「こういう人には合うだろうな」と思える場面がはっきりありました。

この記事では、何ができるリバーブなのか、初代と II の違い、過去のセールの来かたをまとめ、私が向いていると思った人を書きます。

 

先にここから価格を確認できます。

 

IK Multimedia Sunset Sound Studio Reverb II を Plugin Boutique で見る → 🎁 この商品を Plugin Boutique で買うと、無料ギフトを1つ選べます:StereoSavage 2 Elements/Gorilla Drive/ChordAXE Lite/Melodyne 5 Essential ※9/29確認。ギフトは入れ替わります

 

Sunset Soundは、ロサンゼルスにある有名なレコーディングスタジオ

Sunset Sound は、ロサンゼルスにあるレコーディングスタジオです。

IK Multimedia の公式ページによると、ディズニーの録音ディレクターだった人が1958年に始めたスタジオで、映画『メリー・ポピンズ』の録音もここで行われています。

 

その後もロックやポップスの有名なアルバムがたくさん録られてきた、アメリカの音楽の歴史に名前が残る場所です。

IK はこのスタジオに入り、部屋の響きをそのまま録って、プラグインにしました。

 

中でも特徴的なのが、エコーチェンバーと呼ばれる部屋です。

 

Sunset Soundのエコーチェンバーの中。スピーカーで音を鳴らし、奥のマイクで響きを録る部屋(IK Multimedia公式)

 

響きを作るためだけの、硬い壁の小さな部屋です。

スピーカーで音を鳴らし、離れた所に立てたマイクでその響きを録って、曲に混ぜていました。

 

今はプラグインのリバーブで簡単にできることを、昔は部屋そのものを使ってやっていたわけです。

 

中身は、3つのスタジオの部屋と、昔のプレート・スプリング

Sunset Sound Studio Reverb II に入っている響きは、大きく分けて次の5種類です(IK Multimedia 公式より)。

 

  • LIVE ROOM:Studio 1・2・3 の、演奏を録る広い部屋
  • ISO BOOTH:同じく3つのスタジオの、小さなブース
  • CHAMBER:3つのエコーチェンバー
  • PLATE:スタジオにある昔のプレートリバーブ2台(EMT 140・Echoplate)
  • SPRING:スプリングリバーブ(AKG BX-20E)

 

画面の上半分には、選んだ部屋や機材の写真が出ます。

 

Sunset Sound Studio Reverb IIでCHAMBERを選んだ画面。エコーチェンバーの中の写真が出る(IK Multimedia公式)

 

公式の動画を見て、私がまず面白いと思ったのがここでした。

スタジオの絵があるだけで、どこで鳴っている響きなのかが想像しやすく、雰囲気のあるリバーブだと感じます。

 

Pro-R 2 も VintageVerb も、画面はつまみとグラフが中心です。

部屋の写真を見ながら響きを選ぶ、という作りは、私の手元のリバーブにはありません。

 

プレートを選ぶと、今度はプレートリバーブの機材の写真に切り替わります。

 

Sunset Sound Studio Reverb IIでPLATEを選んだ画面。プレートリバーブの写真が出る(IK Multimedia公式)

 

響きの長さ(DECAY)や、響きが始まるまでの間(PRE DELAY)、部屋の大きさ(SIZE)、マイクの左右や広がり(MIC・WIDTH)は、下のつまみで整えます。

 

どんな響きなのかは、IK 公式の動画で聞けます。

初代の動画ですが、スタジオの絵が切り替わっていく雰囲気と、部屋ごとの響きの違いはこれでつかめます。

 

 

IIで変わったのは、音を鳴らす位置を選べることと、2つのリバーブを重ねられること

II は、2026年2月27日に発表されました(Sound On Sound のニュースより)。

初代は IK の T-RackS のモジュールとして出ていましたが、II は単体のリバーブとして作り直され、スタンドアロンでも、Logic などの DAW に挿すプラグイン(AU・VST3・AAX)でも使えます。

 

いちばん大きな違いは、ライブルームで音を鳴らす位置を選べることです。

床のマス目のどこに音源を置くかで、響きの聞こえ方が変わります。

 

Sunset Sound Studio Reverb IIのStudio 1のライブルーム。床のマス目で音を鳴らす位置を選び、下のA・Bの2つのリバーブを並べて使う(IK Multimedia公式)

 

位置は1つのスタジオにつき最大27か所あり、どれも計算で作ったものではなく、実際にその場所で鳴らして録った響きだそうです(IK 公式)。

ライブルームの響きだけで、336 のステレオの録音が入っています。

 

Sound On Sound のレビューによると、初代はライブルーム1つにつき響きが1種類でした。

それが II では、同じ部屋の中でも「壁ぎわで鳴らした音」と「部屋の真ん中で鳴らした音」を選び分けられるようになっています。

 

もう1つの違いは、画面の下にある A と B の2つのリバーブです。

たとえば A にライブルーム、B にチェンバーを選んで、2つの響きを重ねて使えます。

 

音源の向きも、ボーカルやギターのアンプのように前に向かって出る音(Directional)と、ドラムやピアノのように周りに広がる音(Omni)から選べます。

 

Pro-R 2とVintageVerbを持っている私は、今は買わない

ここまで調べて面白いとは思いましたが、私は今のところ買う予定はありません。

 

いま使っているリバーブは、FabFilter の Pro-R 2 と、Valhalla の VintageVerb の2本です。

この2本で、リバーブが足りないと感じる場面は特にありません。

 

どちらかと言えば、今の私が欲しいのはリバーブよりディレイのほうです。

 

ただ、リバーブを足すことを完全に考えていないわけではありません。

極端に安くなったとき、たとえば80%オフくらいまで下がったら、買ってみてもいいと思っています。

 

VintageVerb をどんな場面で使っているかは Valhalla VintageVerb のレビュー に、Logic の純正リバーブから2本に移った話は Logic のリバーブは純正で足りるか に書いています。

 

いいリバーブをまだ持っていない人には、1本目にしてもいい

一方で、まだいいリバーブを持っていない人なら、このリアルなリバーブを選ぶのは全然ありだと思います。

 

特に合うと思うのは、アメリカの音楽が好きな人です。

このスタジオで録られた曲や、ここを使っているミュージシャンが好きなら、その部屋の響きを自分の曲に足せること自体が、ほかのリバーブにはない理由になります。

 

反対に、リバーブを1本も持っていない初心者の人は、まず DAW に入っている標準のリバーブで始めてみてください。

Logic なら ChromaVerb があります。

 

それで物足りなくなったら、セールを待ちすぎずに1本買うほうが、曲作りの機会を逃さずに済みます。

その1本を「有名なスタジオの響き」にしたい人に、Sunset Sound Studio Reverb II は向いていると思います。

 

初代とIIは、Plugin Boutiqueで別の製品として売られている

Plugin Boutique では、II と初代が別々の製品ページで売られています。

 

Plugin BoutiqueのSunset Sound Studio Reverb IIの製品ページ(2026年10月9日時点で¥26,140)

 

音を鳴らす位置を選びたい、2つの響きを重ねたい、という人は II です。

部屋とチェンバーとプレートの響き自体が欲しいだけなら、初代でも中身の多くは同じです。

 

Plugin Boutiqueの初代Sunset Sound Studio Reverbの製品ページ(2026年10月9日時点で¥17,420)

 

初代は、II が出る直前のセールで大きく下がったことがあります(下の「過去のセール」)。

 

IK Multimedia Sunset Sound Studio Reverb II を Plugin Boutique で見る →

 

IK Multimedia Sunset Sound Studio Reverb を Plugin Boutique で見る →

 

Sunset Sound Studio Reverbの過去のセール

海外のニュースサイトと Sound On Sound で確かめられたものだけを並べます。

 

  • 2020年4月:初代の発売記念価格 $149.99 が4月30日まで延長(予定されていた通常価格は $249.99・rekkerd)
  • 2022年11月1日〜11月10日:初代と FAME Studio Reverb が66%オフの各 $49.99(IK のストア・rekkerd)
  • 2026年2月5日〜2月26日:初代が $99.99→$30(Plugin Boutique と IK のストア・rekkerd)
  • 2026年2月27日:II が $149.99 で発表。初代を持っている人は期間限定で $50 引き(Sound On Sound)

 

IK Multimedia は、ブラックフライデーの前後に大きなセールをすることが多いメーカーです。

IK のほかの製品のセールの時期は、IK Multimedia のブラックフライデーの記事 にまとめています。

 

リバーブ全体で、待つか買うかをメーカーごとに見たいときは、こちらをどうぞ。

 

リバーブのセールはいつ?待つか買うかはメーカーで決まる|Pro-R 2とVintageVerbで止めているボカロPが「80%オフなら考える」理由

 

まとめ:部屋の響きそのものが欲しい人のリバーブ

Sunset Sound Studio Reverb II は、有名なスタジオの部屋やエコーチェンバーの響きを、写真を見ながら選べるリバーブです。

II では、音を鳴らす位置と、2つの響きの重ね方まで選べるようになりました。

 

私は Pro-R 2 と VintageVerb で足りているので、今は買いません。

でも、いいリバーブをまだ持っていない人や、アメリカの音楽やこのスタジオの曲が好きな人には、1本目に選ぶ理由のあるリバーブだと思います。

 

気になる製品の価格を確認する↓

 

IK Multimedia Sunset Sound Studio Reverb II を Plugin Boutique で見る →

 

IK Multimedia Sunset Sound Studio Reverb を Plugin Boutique で見る →

 

FabFilter Pro-R 2 を Plugin Boutique で見る →

 

Valhalla VintageVerb(Valhalla DSP公式サイト) →

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)