「ピアノが弾けないけど、ボカロPになれるのかな」
曲を作ってみたいと思ったとき、最初にここで止まる人は多いと思います。
私は、作曲を始めたときピアノがまったく弾けませんでした。
そして正直に言うと、今も弾けるとは言えません。
それでも、ボカロPとして曲を作り続けています。
弾けないことで困った場面も、これまで特にありませんでした。
この記事では、弾けない私がどうやって曲を作っているか、コードを何で覚えたかを書きます。
そのうえで、弾けない人に1つだけ勧めたいことがあるので、最後にその話をします。
弾けないままでも、曲は打ち込みで作れている
結論から書くと、ピアノが弾けなくてもボカロPにはなれます。
私の曲作りは、基本的に打ち込みだけだからです。
打ち込みは、DAW(私は Logic Pro)のピアノロールに、マウスで音を1つずつ置いていくやり方です。
鍵盤を弾いて録音するわけではないので、指が動かなくても曲は形になります。

コードの形を少し変えたいときも、ピアノロールの上で音を上下に動かせば済みます。
プラグインの設定でボイシングを変えるより、こちらで直接動かすほうが早いと感じています。
MIDIキーボードも持ってはいますが、机に置く場所がなく、今は棚の上です。

鍵盤があったほうがいいか、何鍵がいいかは、MIDIキーボードは何鍵がいいかの記事に書きました。
この記事では、鍵盤を弾かずにどう作っているか、のほうを続けます。
弾けない代わりに、コードはScalerと本で覚えた
弾けない私にとって、曲作りのブレーキになったのは指よりも「コード」でした。
始めたころは、定番のコードすら分かっていませんでした。
そこで頼ったのが、コードを選ぶためのプラグインの Scaler と、コード進行や音楽理論の本です。

Scaler は、曲のキーを選ぶと、そのキーに合うコードの候補を並べてくれます。
候補をクリックすると音が鳴るので、鍵盤を押さえられなくても、どのコードがどんな響きかを耳で確かめられます。
気に入った並びができたら、Logic にMIDIとして書き出して、ピアノの音源で鳴らします。

それと並行して、コード進行や音楽理論の本も読みました。
Scaler で実際に鳴らしながら、本で決まりごとを読む、という覚え方です。
Scaler がどんなプラグインかは、公式の紹介動画が分かりやすいです。
コードが分かってくると、Scaler に頼る場面はだんだん減っていきました。
それでも、最初の数曲を作れたのは、間違いなくこれのおかげです。
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Scaler で何ができて、どこは期待ほどではなかったかは、レビューにまとめています。
最初に覚えるコード進行を3つに絞った話は、初心者ボカロPが最初に使うコード進行の記事にあります。
それでも、弾けない人には毎日ピアノを弾いてほしい
ここまで「弾けなくても作れる」と書いてきました。
それでも、弾けない人に1つだけ勧めるなら、毎日ピアノを弾くことです。
矛盾しているように聞こえるかもしれません。
ただ、私の中では「作曲」と「ピアノの練習」は別のものとして分かれています。

曲作りは打ち込みで進めて、それとは別に、88鍵のキーボードで曲を弾く練習をしています。
このキーボードはパソコンにつなぐMIDIキーボードではなく、練習用のただのキーボードです(MIDIキーボードにもなる)。
毎日弾いていれば、初心者向けのピアノ譜くらいなら弾けるようになります。
だから、弾けないと思っている人こそ、毎日少しずつ触ってみてほしいです。
本当は、プロのような演奏でなくても、作曲に必要な最低限の演奏ができるくらいまで弾けたら、いちばんいいと思っています。
私もまだそこまでは届いていません。
ただ、それは曲を作り始める条件ではありません。
作るのは今日から打ち込みで始めて、ピアノは並行して少しずつ、で十分です。
打ち込みのピアノをどの音源で鳴らすかは、ピアノ音源のおすすめで選び方をまとめています。
まとめ:作曲は打ち込みで、ピアノは毎日の練習で
ピアノが弾けなくても、ボカロPにはなれます。
私自身、弾けないまま打ち込みで曲を作っていて、困った場面はありませんでした。
コードは、Scaler と、コード進行・音楽理論の本で覚えました。
私にとっては、指よりもコードのほうが大きな壁でした。
そのうえで、弾けない人には毎日ピアノを弾いてほしいです。
作曲を止める理由にはせず、曲作りと練習を並べて進めていきましょう。
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