ボカロ曲のピアノアレンジ、サビは何を弾かせる?|ピアノを全編に入れるボカロPの、8分の刻みと白玉の使い分けとEQ

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ボカロ曲にピアノを入れてみたものの、サビで何を弾かせればいいのか分からない。

Aメロと同じ伴奏のままだと、サビが盛り上がって聞こえない。

 

そんなところで手が止まっている初心者ボカロPに向けて、私がサビのピアノをどう決めているかを書きます。

 

私の曲は、ピアノを伴奏として曲の頭から最後まで入れることが多いです。

ピアノ・ギター・シンセのどれが中心かと聞かれたら、ピアノと答えます。

 

ただ、ピアノは今も弾けません。

鍵盤で録音するのではなく、Logic Pro のピアノロールにマウスで音を置いて作っています。

 

なので、この記事の話は「弾けるかどうか」ではなく、どこで何を弾かせるかを決める話です。

ポップスの曲では、ピアノの音源に Addictive Keys を今も使っています。

 

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サビのピアノは「主役か、脇役か」で弾き方を決める

サビで何を弾かせるかは、その曲で何が楽器のメインかによって変わります。

最初に決めるのは、サビでピアノを主役にするのか、脇役にするのかです。

 

サビのピアノを役割で弾き分ける図。主役のサビは8分で刻んでリズムにし、脇役のサビはコードを白玉で伸ばす。アルペジオはサビではあまり使わない

 

ピアノが主役のサビでは、コードを8分で刻んで、ピアノそのものをリズムにします。

もちろん、主役で白玉系のパターンもありますが。

 

反対に、ギターやシンセがメインでピアノは脇役というサビなら、コードを白玉(長く伸ばす音)で置くことが多いです。

ピアノは前に出ず、和音を支える役に回ります。

 

アルペジオ(和音をばらして1音ずつ鳴らす弾き方)も選択肢にはあります。

ただ、私はサビではあまり使いません。

 

AメロBメロとサビで、弾き方を必ず変える

もう1つ決めているのは、サビとAメロ・Bメロで、ピアノの弾き方を必ず変えることです。

同じ弾き方が最後まで続くと、聞いている人が飽きてしまうからです。

 

AメロBメロとサビでピアノの弾き方を分ける図。Aメロ・Bメロは白玉系が多く近くなり、サビは弾き方を変える

 

正直に書くと、AメロとBメロは白玉系で、弾き方が近くなることも多いです。

そこは同じでもいいと割り切って、サビだけはA・Bと分けるようにしています。

たとえばピアノが主役の曲なら、A・Bは白玉で静かに置いておき、サビで8分の刻みに切り替える、という形です。

 

ただ音程を変えたり、多少パターンは変えて、しっかりAとBの違いは出しますね。

あとはピアノ自体を変えて、差を出すパターンもありですね。

 

コードそのものをどう覚えたか、弾けないまま打ち込みでどう作っているかは、ピアノが弾けなくてもボカロPになれるかの記事に書きました。

 

ボーカルとぶつけないために、ピアノは中域と低域を削る

ピアノを全編に入れると、気になってくるのがボーカルとのぶつかりです。

そこで私は、EQでピアノのミッド(中域)を削って、ボーカルの居場所を空けています。

 

ピアノのEQのイメージ図。低音はベースにまかせてローカットし、ボーカルとぶつからないように中域を削る

 

低音のほうは、ベースの担当だと考えています。

なので、ピアノは基本的にローカットして、低いところが濁らないようにしています。

 

図の形はイメージです。

EQのプラグインをどう選ぶかは、EQプラグインのおすすめの記事にまとめています。

ピアノが主役の場合、低域、中域も、もうちょっと主張することが多いですね。

 

ピアノの音源は、曲の雰囲気で使い分けている

弾き方を決めたら、あとはどのピアノの音で鳴らすかです。

ボカロのポップスなら、Addictive Keys がちょうどいい厚さだと感じています。

 

Addictive Keys Studio Grand の EXPLORE 画面。Arena Ballad などのプリセット一覧と ExploreMap、マイク写真

 

ピアノそのものを聞かせる曲より、歌が主役の曲の中で使うピアノ、という印象です。

使ってみて感じたよいところと物足りないところは、Addictive Keys のレビューに書きました。

 

どんな音が入っているかは、XLN Audio 公式の紹介動画が分かりやすいです。

 

 

もう1つ、無料でもらった Pianoverse の Black Pearl B200 も、ポップス・シネマティック・EDM の曲で使っています。

 

Pianoverse Black Pearl B200 のメイン画面。グランドピアノのレンダリングとSPACE・TONE・COMPノブ

 

音に不満はありません。

ただ、プリセットで雰囲気は変わっても、元のピアノの音は同じです。

同じ音だけだとつらくなってくるので、別のピアノも欲しいと思っています。

 

B200 について詳しくはPianoverse Black Pearl B200 のレビューに書いています。

 

まとめ:サビのピアノは「役割」と「変化」で決める

ピアノのアレンジで、誰かを参考にしているわけではありません。

好きなボカロPを挙げるなら、MIMI さんや 40mP さんです。

 

私がサビのピアノで決めていることは、次の3つです。

 

  • サビでピアノが主役なら8分で刻んでリズムに、脇役ならコードを白玉で伸ばす
  • AメロBメロとサビで、ピアノの弾き方を必ず変える(飽きさせないため)
  • ボーカルとぶつからないようにミッドを削り、低音はベースにまかせてローカットする

 

どれも、鍵盤が弾けなくてもピアノロールの上でできることです。

まずは今ある曲のサビで、ピアノの役割を1つ決めるところから試してみてください。

 

どのピアノ音源から選ぶかは、こちらにまとめています。

 

初心者ボカロP向け ピアノ音源の選び方|最初の1本で「想像と違った」私が、ピアノの使いみち別に紹介

 

この記事で紹介したピアノ音源です。

 

Addictive Keys Studio Grand を Plugin Boutique で見る →

 

Addictive Keys Trio Bundle を Plugin Boutique で見る →

 

Pianoverse MAX を Plugin Boutique で見る →

 

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