DTMは何から覚える?|最初の半年はインスト曲を作っていたボカロPが、覚えた順番と「プラグインは後でよかった」と思う理由

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DAWを入れてみたものの、画面を開いたまま何から手をつければいいのか分からない。

覚えることが多すぎて、どれが先でどれが後なのかも見えない。

 

この記事では、Logic Proで曲を作り始めた私が、実際に覚えていった順番をそのまま書きます。

ボカロPとして曲を出す前は、半年ほど歌のないインスト曲を作っていました。

 

先に結論を書くと、順番は「Logicの操作 → 楽器とプラグインの使い方 → ミックスとEQ」でした。

そして振り返っていちばん思うのは、プラグインを買うのは後でよかったということです。

 

DTMで覚えていった順番の図。①最初はLogicの操作(打ち込み・音作り・センドでリバーブ)、②最初の半年は楽器とプラグインの使い方・サイドチェイン・センドとバス、③半年後・30曲目ごろからミックスとEQ

 

最初に覚えたのは、Logicの操作だけ

最初に覚えたのは、理論でもミックスでもなく、Logicそのものの操作です。

とりあえずピアノや伴奏を打ち込んで、なんとなくそれっぽい音にする。

 

そこにセンドでリバーブをかける。

最初は、この順番で1曲ずつ作っていました。

 

LogicのピアノロールでCコードを基本形・第1転回・第2転回と並べた状態

 

打ち込みは、ピアノロールにマウスで音を置いていくだけでも始められます。

何をどう並べればいいか迷ったら、初心者ボカロPが最初に使うコード進行の記事のように、まずコード進行を1つ決めてから打ち込むのも1つの手です。

 

リバーブを各トラックに直接挿すのではなく、センドで1か所に送る形は、この最初の段階から使っていました。

下は今の曲で、ピアノなどを送っているリバーブ用のバスです。

最初はうまくできないので、自分の曲の出来の悪さに驚くはずです。

 

ピアノを送っているリバーブ用のバス(AB piano room)に挿したFabFilter Pro-R 2。プリセットはColored Room A

 

最初の半年は、インスト曲を作りながら楽器とプラグインを覚えた

インスト曲を作っていた半年のあいだに覚えたのは、いろんな楽器の使い方と、いろんなプラグインの使い方です。

 

ドラム、ベース、シンセと、音源が変わるたびに画面も操作も変わります。

いろんな楽器を触りながら、その使い方を覚えていきました。

曲のバランス含めてですね。たとえば、音域ごとのバランスとか。

 

Logic のトラック一覧。MODO BASS・XO・Addictive Drums・Battery を個別トラックで挿している

 

プラグインも同じで、使い方はプラグインごとに違います。

同じ種類のプラグインでも画面や操作が違うので、1本ずつ覚えていく必要がありました。

 

この半年でもう1つ覚えたのが、サイドチェインやダッキングのようなテクニックです。

キックが鳴った瞬間だけベースを下げる、といった処理ですね。

 

Volume Shaperで作ったベースのダッキングカーブ。下部のトリガーはMIDIモードが選択され、105Hzでバンド分割してある

 

Logicでのやり方と、今どのプラグインで落ち着いているかは、Logicのサイドチェインのやり方の記事にまとめています。

 

センドに加えて、バスの使い方もこの時期に覚えました。

楽器のトラックをパートごとに1つのバスへまとめると、まとめてコンプやEQをかけられます。

 

バイオリン(Vln1)の出力をBus 12に送り、Aux「Strings」にPro-C 3・ChromaGlow・Pro-Q 4を挿したLogicのミキサー

 

バスを組むようになった理由は、Logicのバスの使い方の記事に書きました。

振り返ると、インスト曲の半年は、楽器とプラグインの扱いに慣れるための時間だったと思います。

ニューヨークコンプとか、ディレイとか。

色々使えることはあるかと。

 

ミックスとEQが使えるようになったのは、半年後・30曲目くらいから

ミックスやEQは、最初から使ってはいました。

ただ、正直に言うと全然活用できていませんでした。

 

EQを挿してはいるけれど、何のためにどこを動かしているのか、自分でもよく分かっていない状態です。

それが、より精度高くできるようになったのは、作り始めて半年後、30曲目くらいからでした。

 

ベースのトラックに挿した FabFilter Pro-Q 4。左端の Low Cut(18 dB/oct)と、300Hz 付近を下げたバンド

 

上は今のベースのEQで、いちばん低いところを切り、300Hzあたりを少し下げています。

 

だから、これから始める人がミックスやEQを最初からうまくできなくても、気にしなくて大丈夫です。

私の場合も、曲の数が増えてから、あとで分かるようになりました。

 

EQの画面がどう動くのかは、FabFilter公式の紹介動画を見ると、目で追いやすいと思います。

 

 

ボーカルまで含めたミックスの進め方は、ボカロのボーカルミックスの記事にまとめています。

 

後回しでよかったのは、プラグインを買うこと

もっと早く気づけばよかったと思うのは、プラグインはそんなに買わなくてよかったということです。

最初のうちは、プラグインを増やすより、とにかく曲を作って覚えるほうが大事でした。

 

上に書いたとおり、ミックスやEQが分かってきたのは30曲目くらいからです。

それより前に高いプラグインをそろえても、使いこなせないまま置いておくことになります。

 

もう1つ、買うときの話があります。

まとめて買うならバンドルのほうが安いので、1本ずつ個別に買い足していかないほうがいいです。

 

私はFabFilterのセールでEssentialsのバンドルを買い、EQ・コンプ・リバーブの3本をそろえました。

安くて性能の高いものが3つ入るので、EQもコンプもまだ持っていない人には、単体よりこちらを勧めています。

 

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Essentialsとほかのバンドルの違いは、FabFilterのバンドルの選び方の記事に書きました。

 

それでも、順番としては「先にひたすら作曲して、プラグインは後で買う」です。

そのほうが、お金の面でも、覚える効率の面でもよかったと思っています。

 

まとめ:まずLogicで1曲、プラグインは困ってから

私がDTMで覚えていった順番は、Logicの操作、楽器とプラグインの使い方、そしてミックスとEQでした。

最初の半年はインスト曲を作り続けて、そのあいだに手が覚えたことがほとんどです。

 

何から覚えればいいか迷っているなら、まずはDAWに入っているものだけで、ピアノと伴奏を打ち込んでみてください。

プラグインは、作っていて困ったときに、バンドルでまとめてで十分間に合います。

 

最初の1曲をどう完成させたかは、こちらに書いています。

 

曲を作ったことがない初心者ボカロPが、まず1曲を完成させるまで|コード・ドラム・ベースは持っているDAWでいい

 

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