以前、Addictive Keysのレビューで、「ソロで弾くとやや線が細い」と正直に書きました。
ポップスの伴奏くらいの距離感ならちょうどよく馴染むのですが、ソロでピアノを前に出したい曲だと、少し物足りなさが残っていました。
その隙間を埋めてくれたのが、IK MultimediaのPianoverse Black Pearl B200です。
決め手:本物のピアノ感、クラシック寄りだけどソロで負けない
Black Pearl B200は、7フィートのBösendorfer 214VCコンサートグランドをモデルにしたピアノ音源です。

本物のピアノ感がすごい、というのが正直な第一印象です。
音の密度も高く、Addictive Keysとは違う手応えがあります。
どちらかというとポップスよりクラシック寄りの音だと感じますが、それでもソロで負けない説得力があって、弾いていて気持ちがいいです。
MODELタブを開くと、ハンマーのノイズやペダルのノイズ、響板の共鳴まで個別にパラメータ化されています。

このあたりの作り込みの細かさが、密度の高さにつながっているのだと思います。
実際の使い方:ポップス・バラードで、ソロ寄りのピアノが欲しい時に
私はポップス・バラードで使うことが多いです。
伴奏はもちろん、ソロ寄りのピアノを前に出したい曲で活躍します。
プリセットの数も多く、雰囲気で探せるのが便利です。

基本的には、プリセットのまま使うことがほとんどです。
音作りはほぼしません。微調整程度ですね。
ただ、部屋(リバーブ)だけは変えて使うことが多いです。
SPACEタブでは、コンサートホールからガレージ、砂漠まで、部屋そのものを選べます。

たとえば、クラシック寄りの響きが欲しい曲では「Classical Hall」プリセットを選び、EQやリバーブ(V.PLATE)もそのまま活用しています。

プリセット+部屋の選択くらいの手数で、狙った雰囲気に近づけるのが、私にとってはちょうどいい距離感です。
IK Multimedia公式のPianoverse紹介動画です。
SPACE・MIX・EFFECTSの仕組みはBlack Pearl B200も共通です。
音作りをほぼしない私でも、これだけで手持ちのピアノの中で一番いい音が出せています。
気になる点:不満はないけれど、少し重い
正直に言うと、これといった不満はありません。
強いて挙げるなら、プラグインが少し重いことくらいです。
MODELタブの細かいパラメータやEFFECTSの作り込みを見る限り、処理の重さは音の密度・クオリティと引き換えなのかもしれません。

音そのものは、私が持っているピアノ音源の中で一番いいと感じています。
VSLとかのピアノも欲しかったのですが、まだこのピアノだけでしばらくはいけそうに感じます。
購入するなら
正直に書いておくと、私がBlack Pearl B200を手に入れたのは、IK Multimediaのニュースレター登録特典でした。
このあたりの経緯は今だけ無料でもらえる有料プラグイン3つにも少し書いています。
ただ、Black Pearl B200はPlugin Boutiqueでは単体販売されておらず、購入するなら「Pianoverse MAX」というPianoverseシリーズ全部入りのバンドルになります(IK Multimedia公式ストアでは単体購入もできます)。
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IK Multimediaは、Pianoverse系の個別モデルをニュースレター登録特典で無料配布することが時々あります。
再配布のタイミングを待つのも一つの手です。
まとめ
Addictive Keysのレビューで書いた「ソロだと物足りない」という悩みを、Black Pearl B200が埋めてくれました。
- 本物のピアノ感、密度の高さが決め手
- クラシック寄りの音だが、ソロで負けない
- 基本はプリセットのまま、部屋(リバーブ)だけ変える運用
- 不満は特にないが、プラグインはやや重め
音作りをがんばらなくても、いい音が出せるピアノを探している人には、特におすすめです。
Plugin Boutiqueの買い方はPlugin Boutiqueの使い方にまとめています。







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