EastWest Spaces IIのセールは買い?|Opusの弦にPro-R 2を使うボカロPが、響きの種類は魅力でも今は見送る理由

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

「種類がたくさんあるのはいい。でも、UI が古いかな。」

EastWest 公式の動画で Spaces II を見たとき、私が最初に感じたのはこの2つでした。

 

Spaces II は、オーケストラ音源で知られる EastWest のリバーブです。

実在のホールや教会で録った響きを、そのまま自分の音にかけられる「コンボリューション・リバーブ」という種類で、2018年に出ました。

 

私は EastWest の Opus(オーケストラなどの音源を鳴らすソフト)は持っていますが、Spaces II は持っていません。

この記事では、Spaces II がどんなリバーブかを公式と Plugin Boutique の情報で整理して、私が今は買わない理由と、それでも向いている人を書きます。

 

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Spaces II は、世界中の建物で録った響きを1,000種類以上集めたリバーブ

普通のリバーブは、響きを計算で作ります。

コンボリューション・リバーブは、本物の部屋で鳴らした音の響きを録っておき、その響き方を自分の音に重ねる仕組みです。

 

EastWest 公式の Spaces II のページ。響きを録ったホール・教会・劇場・地下鉄のトンネル・駐車場・倉庫などの写真が並ぶ

 

EastWest 公式と Plugin Boutique の説明から、特徴を拾うと次のとおりです。

  • 世界中で録った1,020種類以上のリバーブ(そのうち353が、Spaces II で新しく増えたプリセット)
  • 録った場所は、教会・コンサートホール・オペラハウス・地下墓地・駅・スタジオ・倉庫など
  • 前の Spaces(Spaces I)の響きも全部入っている
  • 作ったのは、EastWest の Doug Rogers と、Two Steps From Hell の作曲家でもある Nick Phoenix

 

EastWest 公式の Spaces II の特徴。世界中で録った1,020種類以上のリバーブ(うち353が新しいプリセット)・制作は Doug Rogers と Nick Phoenix・教会やコンサートホール、オペラハウス、地下墓地、駅、スタジオなど

 

発売時の海外の記事(rekkerd)によると、楽器ごとに合わせて録った響きが372種類あります。

楽器ごとの音の広がり方をスピーカーでまねて録っているので、オーケストラの楽器に合わせた響きを選べる、という作りです。

 

Mac では AU で読み込めるので、Logic Pro でも使えます。

Plugin Boutique に載っている動作の条件は、メモリ 8GB 以上、ディスクの空き 2GB です。

 

公式の動画で見た印象:種類の多さはいい、でも画面は古く見えた

EastWest 公式の紹介動画で、画面の使い方と響きの種類を確かめられます。

 

動画を見て、リバーブの種類がとても多いのは、いろいろな場所の響きから選べる良さだと思いました。

一方で、動画に映っている画面の見た目は、今のプラグインと比べると少し古く感じます。

 

Spaces II の画面。左に INPUT と PRE-DELAY、右に DRY と WET のつまみ、真ん中に響きを録った場所(SF Saint Dominic)の写真が出る(Plugin Boutique の製品画像)

 

画面の真ん中には、選んだ響きを録った場所の写真が出ます。

つまみは、入ってくる音の大きさ(INPUT)、響きが始まるまでの間(PRE-DELAY)、元の音(DRY)と響き(WET)の量で、見た目はシンプルです。

 

Opus の弦には、今は Pro-R 2 をかけている

私が Opus のストリングスなどにかけているリバーブは、今は基本的に FabFilter の Pro-R 2 です。

Logic のミキサーで、Opus のトラックからセンドで送り、リバーブ用のトラックに Pro-R 2 を挿しています。

 

Logic Proのミキサー。StringsのトラックからBus 1へセンドし、「Hallリバーブ」のAuxトラックにFabFilter Pro-R 2を挿している

 

曲によっては、Opus の音源の中に入っているリバーブをそのまま使うこともあります。

つまり、オーケストラの音にかける響きは、今持っているもので足りている状態です。

 

Pro-R 2 の使い方は、Pro-R 2 の使い方の記事にまとめています。

 

今の値段でも、私が今は買わない理由

Plugin Boutique の今の値段を見ても、私は Spaces II を今は要らないと考えています。

いちばんの理由は、2018年の製品で古いぶん、私の曲の中での使い道が思い浮かびにくいことです。

 

LogicでOPUSを開いたBROWSE画面のINSTALLEDタブ。インストール済みのEastWestのライブラリが並んでいる

 

Opus の音源を持っていると、同じ EastWest のリバーブで響きまでそろえたくなるかもしれません。

ただ、私の場合はリバーブがすでに手元にあるので、そこまでお勧めはしません。

 

EastWest の音源をこれから買う予定がある人は、過去のセールで Spaces II が音源に無料で付いてきたことも知っておくといいと思います。

2023年の年末には、Hollywood Orchestra の Opus Edition などを買うと Spaces II が付いてきました(下の「過去のセール」に出典つきで載せています)。

 

向いているのは、リバーブをまだ持っていない人と、この響きが気に入った人

私が思う Spaces II が向いている人は、次の2つです。

  • オーケストラの音にかけるリバーブをまだ持っていない人
  • 動画で聞いて、この響きが好きだと思った人

 

逆に、すでにリバーブを持っていて困っていない人には、特に要らないと思います。

本当にこの響きが気に入った人だけ、買えば十分です。

 

響きの雰囲気は、EastWest 公式のトレーラーで聞けます。

 

ほかのリバーブと比べて選びたいなら、こちらの記事に私が使っているリバーブをまとめています。

リバーブ おすすめ比較|初心者ボカロPのための純正・本命・AI系の選び方

 

過去のセール

海外のニュースなどで、日付を確かめられたものです。

  • 2023年12月14日〜2024年1月8日:EastWest で Hollywood Orchestra Opus Edition か Hollywood Fantasy Orchestra を買うと、Spaces II(通常 $299)が無料で付いた(rekkerd)
  • 2025年11月24日〜12月9日:海外のストア AudioDeluxe で $69(通常 $199)(rekkerd)
  • 2026年7月〜7月19日:海外のストア Audio Plugin Deals の Hollywood Bundle($399)に Spaces II が付いた(rekkerd)
  • 2026年10月23日:Plugin Boutique で¥17,926(通常¥34,680・48%オフ・11月1日まで)

 

オーケストラの音源とまとめて買う場合の値段の動きは、Hollywood Bundle のセールの記事に、EastWest 全体のセールの傾向は EastWest のセールの記事にまとめています。

 

まとめ

  • Spaces II は、世界中のホールや教会で録った響きを1,020種類以上集めた、EastWest のコンボリューション・リバーブ
  • 楽器ごとに合わせた響きがあり、種類の多さは魅力
  • 2018年の製品で画面は古く見え、Opus の弦に Pro-R 2 を使っている私は今は買わない
  • リバーブをまだ持っていない人と、この響きが気に入った人なら候補になる

 

動画で聞いて、この響きが気に入った人に。

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私と同じように、Opus の弦にかけるリバーブを探している人に。

FabFilter Pro-R 2 を Plugin Boutique で見る →

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