リバーブ おすすめ比較|初心者ボカロPのための純正・本命・AI系の選び方

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

リバーブについて、結局どれを買えばいいのか。

 

私はLogicでボカロ曲を作っていて、リバーブは純正のChromaVerb → FabFilter Pro-R 2 → Valhalla VintageVerb、という順で使ってきました。いまは Pro-R 2 を普段使い、VintageVerb をサビ、で落ち着いています。

 

この記事は、その実体験に、当時いっしょに調べていた候補(Sonible smart:reverb 2 / Eventide Blackhole)を並べて、初心者ボカロP目線で「で、どれを買えばいいか」に絞ったものです。

先に結論の表を置きます。

 

※価格・割引は2026年時点の目安です。最新は各公式サイトで確認してください。

 

先に結論:比較表

Logic純正 ChromaVerbFabFilter Pro-R 2Valhalla VintageVerbSonible smart:reverb 2 ※
価格の目安無料(Logic Pro付属)USD 169前後USD 50(直販のみ・セールなし)USD 129前後(セールで$80前後)
キャラいろいろ出せる・やや派手自然・透明・クセが少ない色が濃い(1970s/1980s/Now)AIが素材に合わせて生成
動作の軽さ重い(数を挿すと苦しい)軽いとても軽い普通
プリセット多い用途別に一通り多い(モード×カラー)解析して自動生成
得意な使いどころまず1曲を完成させる普段使い・何にでも薄くサビ・聞かせたい所・軽さ最優先設定に自信がない・第二の耳
セール年1回(BF・約25%OFF)なし(常に同額)PBで年数回
Plugin Boutique取扱いあり(直販と同額)取扱いなし(直販のみ)取扱いあり

 

※ Sonible smart:reverb 2 と Eventide Blackhole は、私はまだ使っていません

調べた評判とスペックの話として読んでください。

導入したら使用感を記載予定。

 

ざっくり言うと、Logicがあるなら純正のChromaVerbで1曲は出せます

買い足しを考えるのは「重くて実験できない」、「うっすらかけたいのにリバーブが自己主張してくる」に変わってきたときかと思います。

 

まず純正のChromaVerbで、たいていの曲は出せる

リバーブもLogic純正のChromaVerbだけで、ボカロ曲を何曲か仕上げて公開できました。

音そのもので詰んだことはありません。

プリセットも多く、選ぶだけで形になります。

 

つまずいたのは重さでした。あちこちのトラックに挿していたら、再生で音が途切れる・画面が固まる、が出るようになりました。

 

もう一つの純正 Space Designer は私には効きが強すぎて、うっすら使うのが難しかったです。

 

Logic純正のChromaVerb。音は良いがCPU負荷が高く、数を挿すとLogicが重くなった

 

このあたりでどう停滞して、どう乗り換えたかはLogicのリバーブは純正で足りる?(体験談)に詳しく書きました。

この記事は「で、結局どれを買えばいいか」に絞ります。

 

FabFilter Pro-R 2:迷ったとき用の「自然な万能機」

EQで Pro-Q、コンプで Pro-C 3 を入れたのと同じ「FabFilterをまとめて買った時期」に、リバーブも Pro-R 2 を買いました。

 

移って良かったのは、ひとことで言うと自然さです。

うっすらかけても曇らない・濁らない。

「リバーブをかけている感じ」が前に出てこないので、空気だけ足せる。

 

中央の Space つまみで空間の大きさを決めれば、それで質感がだいたい決まるので迷いません。

 

FabFilter Pro-R 2。Spaceつまみで空間の大きさを決め、下のDecay Rate EQで残響の帯域を調整する

 

もう少し追い込むときは下の Decay Rate EQ で「低い帯域の残響だけ短く」とやると、ボーカルの下がスッキリして濁りません。

 

なお Pro-R 2 にはダッキング(歌っている間だけリバーブが引っ込む処理)も内蔵されていますが、私はそれをコンプの記事のとおり FabFilter Pro-C 3 でやっています。手順はそちらに書いたので省きます。

 

正直な話:Pro-Rも「PBで買う」うまみは薄い

FabFilterは公式の直販でもPlugin Boutiqueでも基本は同じ価格で、セールは年1回、ブラックフライデーくらい(約25%OFF)です。

 

なので、PB経由で買う意味があるのは、Virtual Cash(購入額の5%還元)を貯めている、一定額購入の無料ギフト条件を埋めたい、ブラックフライデーに他社製品とまとめ買いする、といったときです。

 

FabFilter 自体の値引きは基本ブラックフライデーだけですが、Plugin Boutique は BF 以外の時期にも不定期でキャンペーン(対象製品の割引・購入者向けギフト・Virtual Cash 増量など)をやっています。

BF まで待てない事情があるなら、そういう PB のキャンペーン時期を狙うのはありだと思います。例えば、この記事を見た時が買いかも?

 

急がないなら次のブラックフライデーまで待って、直販かPBの安いほうで。

買い時の全体像はDTM ブラックフライデーの記事にまとめました。

 

公式ページ:FabFilter Pro-R 2(fabfilter.com)

 

参考:FabFilter Pro-R 2 の紹介動画

 

軽くて安い:Valhalla VintageVerb

「1本の万能機」を Pro-R 2 とすると、こちらは「軽さと値段で選ぶ1本」です。

 

2026年時点で USD 50、Valhalla DSP の直販のみで、Plugin Boutiqueでは売っていません

「毎日がブラックフライデー」を掲げていて、セールを待っても値段は変わりません。

 

とにかく軽くて、いくつ挿しても平気です。音にはモード×カラー(1970s / 1980s / Now)でキャラが付いていて、私は Plate × Now が好きです。

ただ普段のボーカルにそのまま使うとキャラが少し濃いことがあって、うっすらかけたいだけなのにリバーブが自己主張してくる、という場面がありました。

使う時は、Decayを低めにして使うことが多いですね。R-2と同じ感覚では使えません。

 

Valhalla VintageVerb。モードとカラー(1970s/1980s/Now)でキャラが変わり、プリセットも多い

いまは普段は Pro-R 2、サビなど聞かせたい所は VintageVerb、という2本体制です。

キャラの濃さは、前に出したいときは逆に武器になります。

 

値段が小さく直販だけなので、他のリバーブをセール待ちするより普通に買ってしまっていい部類だと思います。

使っている人も結構いるかと。

 

公式ページ:Valhalla VintageVerb(valhalladsp.com)

 

参考:Valhalla VintageVerb の解説動画

 

AIに任せる:Sonible smart:reverb 2

EQのsmart:EQ 4、コンプの smart:comp 3 と同じ考え方のリバーブです。

トラックを解析して、その素材に合う残響(時間・帯域ごとの伸び・原音とのバランス)を自動で作ってくれます。

 

「どんなリバーブをどれくらいかければいいか分からない」段階や、ひととおり作った2mixで自分のかけ方が偏っていないか第二の耳として確認したいときに名前が挙がります。

 

ここは私はまだ使っていません。

smart:EQ 4 を含めてこの会社のものは今後そろえていくつもりなので、導入したら使用感を追記します。価格は目安で、Plugin Boutiqueのセールで下がることが多いです(2026年時点)。

初心者で、設定に時間をかけたくない・お金で解決したい人には合うと思います。

 

ただ、最近AI の進歩が著しいです。

私は、ボカコレでも負け続けていますが、結構AIで作った曲に負けます。

 

コメント欄も、「これはAI」とか記載があるやつに負けますね。聞くと、明らかにわかるのですが。Suno Aiで作ったような感じが。

 

くりたしげたかさんが紹介するボカコレの曲にも、AI曲があったりするのですが、それらにも負けます。

そうであれば、AIの力はどんどん使っていくのがいいかと。

私自身、まだAI Sunoを使う気はないですが、AIに負けるような曲を作る私には価値がないかと思います。

そのため、SonibleのようなAIプラグイン的なのの進化には迎合していかないとですね。

 

公式ページ:Sonible smart:reverb 2(sonible.com)

 

参考:sonible 公式「smart:reverb 2 in action」

 

調べて見送った:Eventide Blackhole

Blackhole は「自然にかける」リバーブとは逆で、現実にはあり得ない広さを作るタイプです。

イントロやサビ終わり、間奏でボーカルをふわっと飛ばす、シンセを宇宙みたいに広げる、といった効果としてのリバーブに使います。

 

私はリバーブを選んでいたとき Blackhole も調べましたが、同じ「飛び道具」の用途ならValhalla VintageVerb のほうが安く、それで足りたので見送りました。

Waves のリバーブ(H-Reverb など)も見ましたが、UIが好みに合わず候補から外しています。

いまその枠は、持っている Valhalla Shimmer(キラキラ伸びる系)で間に合っています。

 

とはいえ「効果としてのリバーブ」を1本ちゃんと持ちたい人には Blackhole は定番です。

単体で頻繁にセールし、Eventide のバンドルでもよく下がるので、通常価格で急いで買うより、セールのときに拾うのが向いています。

 

公式ページ:Eventide Blackhole(eventideaudio.com)

 

参考:Blackhole を使ったアンビエント解説

 

製品を変える前にやること

リバーブは、良いプラグインに変えるよりかけ方を直すほうが効くことが多いです。

私が最初につまずいたのもここでした。

  • インサートではなくセンドで返す。リバーブ用のバスを1本作って、各トラックから送る量で調整する。トラックごとに直挿しすると音場がバラバラになります。ですが、サスケさんとかはセンドを使ったことがないと言っていたので、本当に上手い人には関係ないかもしれない。
  • リバーブの前で低域を削る。返しのバスに EQ を挿して、200Hzあたりから下を落とすと、ボーカルの下が濁りません(Pro-R 2 なら Decay Rate EQ でも同じことができます)。
  • 薄くかけて、歌が止まったときだけ聞こえるくらいで足りることが多いです。素がけで「やりすぎ」になっていないか確認する。

これをやったうえで「もっと自然にしたい」「もっと軽くしたい」がはっきりしてから、上の製品を検討すれば十分です。

 

無料リバーブについて

Logicを持っていない人や、まず無料で試したい人向けに。

  • Valhalla Supermassive(無料)… 上の VintageVerb と同じ Valhalla の無料プラグイン。ロング~飛び道具系が得意で、これだけでもアンビエントは作れます。
  • NI Raum(無料版あり)… Native Instruments の無料バンドルに入っています。普段使いに寄せた素直な音。
  • TAL-Reverb-4(無料)… 軽くて素直なプレート系。1本挿しておくと便利です。

ただ、Logicを持っているなら純正 ChromaVerb のほうが音もプリセットも上なので、無料を探すより純正でいいと思います。

 

いま初心者ボカロPに聞かれたら

  • Logicを持っているなら、まず純正のChromaVerbで問題ないです。1曲を仕上げるのに買い足しは要りません。
  • 普段使いの自然な万能機を1本持ちたい → FabFilter Pro-R 2(急ぐ理由はブラックフライデーだけ)。
  • とにかく軽く・安く、サビで前に出せる音も欲しい → Valhalla VintageVerb(USD 50・直販のみ・セールなし)。
  • 設定に自信がない/2mixの仕上げを手伝ってほしい → Sonible smart:reverb 2(PBのセール時に。私は導入予定)。
  • イントロやサビで効果として飛ばしたいEventide Blackhole などの飛び道具枠をセールで1本。
  • 純正でどう停滞して、どう乗り換えたかの詳しい話はLogicのリバーブは純正で足りる?に書いています。

 

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