「MIDIキーボードは何鍵がいい?」で調べると、25鍵・49鍵・61鍵・88鍵の一覧表と、おすすめ製品のランキングがずらっと出てきます。
その表を見ても、自分がどれを買えばいいのかは、なかなか決まらないと思います。
先に私の答えを書くと、本気で始めるなら49鍵以上です。
ただし、こう答える私自身は、88鍵のキーボードと25鍵のMIDIキーボードを持っていながら、曲作りではどちらも使っていません。
打ち込みは全部マウスです。
なぜそうなったのかと、それでも49鍵以上を勧める理由を、この記事で書きます。
私の鍵盤事情:88鍵は練習用、25鍵は棚の上
まず、私の手元にある鍵盤から話します。
1つ目は88鍵のキーボードです。
これはMIDIキーボードではなく、ただのキーボード(電子ピアノのような楽器)で、パソコンにはつないでいません(繋げることも可能)。
置いてあるのは、机からすぐ離れた位置です。
使い道は、曲を演奏する練習です。
作曲では、まったく使っていません。
2つ目は25鍵のMIDIキーボード、M-AudioのAxiom 25です。
DTMを始めたころに買ったのですが、今は使っていません。

理由は単純で、机にキーボードを置く場所が一切ないからです。
私の机は横80cm・奥行き45cmくらいの、仕事と兼用の机で、鍵盤を置く余地がありません。
結果として、メロディもコードもドラムも、Logic Proのピアノロールにマウスで入れています。
ボカロPとして公開してきた曲は、全部この打ち込みで作っています。
鍵盤数で何が変わるか:オクターブと横幅
鍵盤数の違いは、「何オクターブ弾けるか」と「横幅が何cmか」の2つに置き換えると分かりやすいです。

25鍵は約2オクターブで、片手でメロディを確かめるくらいの範囲です。
両手でコードとメロディを同時に弾くには、オクターブを切り替えながらになります。
49鍵は約4オクターブで、左手でコード、右手でメロディという弾き方が、オクターブ切り替えなしでできる最小のサイズです。
61鍵・88鍵はさらに広く、ピアノを弾ける人がそのまま弾くためのサイズです。
私が「本気で始めるなら49鍵以上」と言うのは、ここが理由です。
25鍵でもできなくはないのですが、両手で弾けるかどうかで、鍵盤を使う楽しさがかなり変わると思います。
買う前に、机と部屋との兼ね合いを先に決めてほしい
ただ、鍵盤数を増やすと、必ず横幅がついてきます。
49鍵のフルサイズ鍵盤は横80cmくらいで、つまり私の机と同じ幅です。

88鍵になると130cm以上あるので、私の机からは50cmほどはみ出します。
だから私の88鍵は、机から離れた場所に置くしかありませんでした。
49鍵以上を勧めると同時に、机と部屋のどこに置くかを、買う前に設計しておいてほしいです。
鍵盤を買ってから「置けない」と気づくと、私の25鍵のように棚の上で眠ることになります。
机の上に置くなら、鍵盤の幅と机の幅を先に測ること。
机に置けないなら、鍵盤用のスタンドを別に置く場所があるか、椅子を回して弾ける位置があるかを考えること。
狭い机と狭い部屋で、私が実際にどう置いているかは、机まわりの記事に図つきで書いています。
いまから49鍵を選ぶなら、どんな製品があるか
私が持っているのはAxiom 25だけなので、ここからは実際に使った話ではなく、公式サイトで調べた範囲の話です。
49鍵でよく名前が挙がる製品を3つ、タイプの違いで分けて紹介します。
フルサイズ鍵盤でシンプルな1台:M-Audio Keystation 49 MK3

M-Audioの公式サイトによると、Keystation 49 MK3はフルサイズの49鍵で、ピッチベンドとモジュレーションのホイール、オクターブボタン、ボリュームスライダーがついた、鍵盤中心のシンプルな構成です。
USBでつなぐだけで動く仕様で、サステインペダルの入力もあります。
「つまみやパッドは要らないから、まず普通に弾ける鍵盤が欲しい」という人向けのタイプだと思います。
私のAxiom 25と同じM-Audioの製品で、Axiomより後に出たシリーズです。
Keystation 49 MK3をAmazonで見る →
ミニ鍵盤で幅を抑える:KORG microKEY2-49

KORGのmicroKEYシリーズは、鍵盤そのものを小さくしたミニ鍵盤で、公式サイトでは25鍵・37鍵・49鍵・61鍵の4種類があります。
フルサイズの49鍵が横80cmくらいなのに対して、ミニ鍵盤は同じ49鍵でもひと回り小さく収まります。
私のように机が狭い人にとって、「49鍵は欲しいが幅が置けない」の答えになり得るのがこのタイプです。
ただし鍵盤が小さいぶん、ピアノの感覚で弾きたい人には向き不向きがあるので、できれば楽器店で触ってから決めるのがいいと思います。
KORGの公式チャンネルに、microKEYシリーズの紹介動画があります。
microKEY2-49をAmazonで見る →
パッドとフェーダーもまとめて:Novation Launchkey 49 MK4

Novationの公式サイトによると、Launchkey 49 MK4は49鍵に加えて、16個のパッド、9本のフェーダー、8個のつまみがついていて、Logic Proを含む主要なDAWをそのまま操作できる作りです。
ドラムをパッドで叩いて入れたい人や、ミックスのフェーダーも手で動かしたい人向けのタイプです。
そのぶん本体は大きく、机の上で場所を取ります。
鍵盤だけでなく「操作面」も買う製品なので、置き場所の設計はいちばん慎重にしたいタイプです。
Launchkey 49 MK4をAmazonで見る →
鍵盤がなくても、ボカロ曲は作れる
ここまで49鍵以上を勧めてきましたが、最後に逆のことも書いておきます。
鍵盤がなくても、ボカロ曲は作れます。
私がその例で、マウスだけで曲を作って公開してきました。
ピアノロールにマウスで音を置いていく打ち込みは、慣れると鍵盤で弾くより速いくらいです。
歌を録らないボカロPが最初に本当に必要な機材は、DAWと歌声合成ソフトだけです。
その話は、ボカロPを始めるのに必要な機材の記事に書いています。
だから「鍵盤を買わないと始められない」とは思わないでほしいです。
鍵盤は、曲が作れるようになってから、弾いて入れたくなったときに買っても遅くありません。
まとめ
- 私は88鍵のキーボード(MIDIではない練習用)と25鍵のAxiom 25を持っているが、曲作りではどちらも使わず、マウスで打ち込んでいる
- 理由は、横80cmの机に鍵盤を置く場所がないから
- それでも本気で始めるなら49鍵以上。両手でコードとメロディを弾けるかどうかで、鍵盤の楽しさが変わる
- 49鍵のフルサイズは横80cmくらい、88鍵は130cm以上。買う前に机と部屋のどこに置くかを設計しておく
- 鍵盤がなくてもボカロ曲は作れる。曲が作れるようになってから買っても遅くない
Keystation 49 MK3をAmazonで見る →
microKEY2-49をAmazonで見る →
Launchkey 49 MK4をAmazonで見る →







コメントを残す