Synthesizer V2 で歌わせてみたい。
しかし、いきなり2万円近いソフトを買うのは、正直こわい。
そんなときに目に入るのが「Synthesizer V Studio 2 Core」という名前です。
Pro より機能を絞った版で、最近は Plugin Boutique で電子雑誌を買うと、Core と声が1つ付いてくるという話もあります。
じゃあ Core で十分なのか、それとも最初から Pro にするべきなのか。
私は最初から Pro を使っていて、Core は触ったことがありません。
そのぶん、このページでは公式の情報で分かる違いと、ボカロ曲を作っている私が「誰になら Core を勧めるか」を分けて書きます。
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Beat Magazine #249(Synthesizer V Studio 2 Core+声1つ付き) を Plugin Boutique で見る →

Core と Pro の違い:いちばん効くのはトラックが1本だけなこと
Loopcloud(Plugin Boutique と同じグループのサービス)の案内では、Core は「Studio 2 の画面をそのまま使えて、歌のトラックは1本」という説明です。
Pro はトラックが無制限で、ARA2 にも対応しています。
ボカロ曲で考えると、トラックが1本だとハモリやコーラスを別のトラックで重ねられません。
メロディを1本歌わせて「どんな声か試す」「仮歌を作る」までなら、Core でも十分に始められます。
ただ、サビでハモリを足したくなったところで、Core のままでは手が止まります。
Dreamtonics の公式ページで Pro の機能として挙げられているのは、次のようなものです。
- AIリテイク:ピッチ・声色・タイミングの候補をボタン1つで出し直す
- スマートピッチ:音程の補正をまとめて扱えるコントロール
- 口の開きのパラメータ
- 音素タイミングパネル:子音と母音の長さを専用の画面で直す

とはいえ、私がふだん使っているのは、音符と歌詞を打ち込んでパラメータを整える、ごく普通の機能が中心です。
Pro だけの機能を使い込んでいるから Pro を選んだ、というわけではありません。
もう1つ、Logic Pro を使っている人に知っておいてほしいことがあります。
公式の説明では、ARA で Logic とつなぐ方法は Intel Mac か Rosetta での起動が前提です。
私は Apple Silicon の Mac なので、Synthesizer V はスタンドアロンで立ち上げて、書き出した歌を Logic に持っていっています。
Plugin Boutique で電子雑誌を買うと Core と声が1つ付く
Plugin Boutique で売られているドイツの音楽制作誌「Beat Magazine」の #249(2026年10月号)には、Synthesizer V Studio 2 Core と、好きな声1つの特典が付いています。
ほかにも Cubase LE 15 や、ドラムキット・サンプル集が入っています。
よくあるスターターキット的なものですかね?

手に入れる流れには少しクセがあります。
- ソフトのライセンスは数に限りがあり、なくなりしだい終了(Plugin Boutique の製品ページの説明)
- 買ったあと、雑誌の PDF の中にあるリンクから登録して、Beat 誌から届くメールで認証する
- 選べる声は Dreamtonics の3人の中からで、重音テトのような国内メーカーの声は入っていない
値段だけ見れば、Synthesizer V を試す入口としてはかなり安い部類です。
私の考え:お金が厳しいなら Core はあり。ただ、ボカロの声は用意したい
Core と声1つで始めるのは、お金の面で考えれば十分ありだと思っています。
たとえば中学生や高校生でボカロをやりたい人は、ソフトに何万円も出すのが難しいことも多いはずです。
そういう人が、まず安く歌声合成に触れてみるのは良い選択です。
ただし、特典で選べる声についての考えは少し違います。
私は特典の声のことは知っていますが、使ってはいません。
純粋に作曲がしたいだけなら、外国のシンガーの声でも問題はないと思います。
ですが、「ボカロをやりたい」と思って始めるなら、話は別です。
ボカロらしい声がないと、作る気持ちが続きにくいからです。
そのため、重音テトのようなボカロの声が付かない形なら、初心者にはあまり勧めません。
安く始めるにしても、ボカロの声は買っておいた方がいいと思います。
重音テトで始めたい人は、テトの声から選ぶ
私が最初から Pro にしたのは、重音テトで曲を作るつもりだったからです。
Core や無料版で様子を見る、という段階はありませんでした。

重音テトの Synthesizer V 版は、国内の AHS が販売しています。
AHS の Synthesizer V Studio 2 Pro のページには、製品版の声を持っていれば、体験版の期間が終わったあとも機能制限版として無料で使い続けられる、という説明があります。
つまり、まずテトの声だけを用意して、エディターは制限のある状態から始める、という道もあります。
テトの歌い方の幅は、AHS 公式の紹介動画で聞けます。
初音ミクと重音テトのどちらで1曲目を作るか迷っている人は、初音ミクと重音テト、最初の1曲はどっちの声で出す?も参考にしてください。
Pro を選ぶなら:セールを待たずに買って後悔はなかった

私は Pro をセールではなく、ふつうの値段で買いました。
テトで今すぐ曲を作りたい気持ちが強かったからで、待たずに買ったことは後悔していません。
Plugin Boutique の Pro には Dreamtonics の声が1つ付きますが、重音テトは付きません。
テトで作りたい人は、テトの声を別に用意する必要があります。
Pro の画面や操作の流れは、Dreamtonics 公式の紹介動画が分かりやすいです。
私が Pro を実際にどう使っているか、良かったところと惜しいところは、こちらにまとめています。
Synthesizer V Studio 2 Pro を使ったレビュー|ボカロPになるなら買っていい、セールは待たなくていい
まとめ:まず声を決めて、それから Core か Pro か
Core と Pro の差でいちばん大きいのは、歌のトラックが1本か無制限かです。
ハモリやコーラスまで自分で作りたくなったら、Pro が必要になります。
一方で、お金が厳しい人にとっては、Core も良い入口になります。
ただ、ボカロをやりたいなら、ソフトの版より先に「どの声で作りたいか」を決めることをおすすめします。
その声がボカロの声なら、作る楽しさはずっと続きやすくなります。
Synthesizer V と VOCALOID6 の違いも知りたい人は、VOCALOID6・Synthesizer V・Piapro Studio を実際に使った話へ。
テトの次に欲しい声の話はSynthV 2 Pro で次に欲しい声に書いています。
Synthesizer V Studio 2 Pro を Plugin Boutique で見る →
Beat Magazine #249(Synthesizer V Studio 2 Core+声1つ付き) を Plugin Boutique で見る →







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