Excite Audio Artists Bundleの中身と買い時|全部入りは見送った私が、この4本には前向きな理由

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

「これなら買っていいかな」。

Excite Audio の Artists Bundle の中身を一通り見たあとに、私が最初に思ったことです。

 

同じ会社には、全製品が入った「全部入り」のバンドルもあります。

そちらは半額になってもまとまった金額なので、私は見送りました。

 

このバンドルは、アーティストと組んで作った製品だけを4本に絞ったものです。

値段の桁がひとつ下がり、入口としては現実的なところに降りてきます。

 

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中身は4本。全部「誰かと組んで作った」もの

入っているのは、Bloom KSHMR・Bloom Mura Masa・Evolve Nest Acoustics・VISION 4X の4本です。

 

Excite Audio Artists Bundleに入る4製品の画面

 

前の3本は鳴らすための楽器、最後のVISION 4Xだけが音を目で見るための道具です。

楽器が3本とアナライザーが1本、と考えると中身の見当がつきやすいと思います。

 

Plugin Boutique での単品の通常価格は、Bloom KSHMR が¥10,280、Bloom Mura Masa が¥10,280、Evolve Nest Acoustics が¥10,280、VISION 4X が¥15,510です。

4本そろえると¥46,350になり、このバンドルの通常価格(¥46,349)は、単品4本をそのまま足した額になっています。

 

つまり「バンドルだから最初から安い」のではなく、4本まとめて値引きが乗ったときに初めて差が出る作りです。

逆に言えば、値引きのない日に買う理由はほとんどありません。

 

Bloomシリーズは、Lite版で一度だけ触ったことがある

Bloom は、ループやワンショット、フレーズから組み立てられた「鳴らしてすぐ形になる」楽器のシリーズです。

鍵盤を押すとフレーズが曲のキーとテンポに合わせて鳴り、そこから並べ替えたり加工したりしていきます。

 

私はこのシリーズの製品を買ったことはありませんが、以前Plugin Boutiqueで配布されていたLite版をひとつ持っています。

ボイスチョップ系のもので、立ち上げてすぐに音が出る手軽さはそこで一度体験しました。

 

Artists Bundle に入っている2本も、同じ考え方で作られています。

だから中身を見ていて、使い方で迷う心配はあまりしませんでした。

 

Bloom KSHMR:インドと南アジアの音を鍵盤から出す

プロデューサーのKSHMRと組んで作られた楽器で、インドや南アジアの音を現代的な作りの中で鳴らせるようになっています。

 

Bloom KSHMRの画面。中央の円形のパッドと左右のマクロ、下にサンプルキーが並ぶ

 

サンプルキーは14個、サンプルバンクは8つで、112音のパーカッションが入っています。

マクロはLo-Fi・Tube・Width・Spaceの4つ、プリセットは250。

鳴っている音はホストのテンポに同期し、キーの指定もできます。

 

私が中身を見ていてはっきり反応したのが、この1本でした。

もともと民族系の音が好きで、曲に入れたい音のジャンルがそのまま製品名になっているようなものだったからです。

 

音の感じは、公式の紹介動画で確かめられます。

 

収録されているサンプルはロイヤリティフリーで、自分の音を112個まで読み込んで差し替えることもできます。

民族系の素材を別に持っている人なら、その置き場所としても使えるということです。

 

パーカッションの引き出しを増やしたい人に。

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Bloom Mura Masa:クラブの夜の音をそのまま持ってくる

こちらはプロデューサーのMura Masaと組んだ楽器で、本人の2024年のアルバム『Curve 1』と同じ音の素材から作られています。

 

Bloom Mura Masaの画面。中央のカーブと4つのマクロ、下にサンプルキーが並ぶ

 

サンプルキー14個、8バンクで112音という構成はKSHMRと同じです。

違うのはマクロの中身で、こちらはTerminal・Peek・Angle・Sideという並びになっています。

250あるプリセットのうち100以上は本人が作ったもので、「MM」の印が付いています。

 

同じ器に別の人の音と味付けを入れた、という作りです。

私が欲しいと思ったのは、この2本の音が単純に好みだったからでした。

 

本人が解説している動画も公開されています。

 

クラブ寄りの音を手早く足したい人に。

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Evolve Nest Acoustics:4つの音を重ねて作るシンセ

サウンドデザイナーのNest Acousticsと組んだ、サンプルを土台にしたシンセです。

 

Evolve Nest Acousticsの画面。A〜Dの4つの音源とXYパッド、下にエンベロープが並ぶ

 

音源の枠がA〜Dの4つあり、それぞれにサンプルとシンセのオシレーターを選べます。

中央のXYパッドで音とエフェクトの混ざり具合を動かし、マクロはHolo・Crust・Breeze・Erodeの4つ。

素材は自然音やフィールドレコーディングを含む250種類で、アコースティック・ベース・インパクト・プラック・シンセ・テクスチャといった分け方で並んでいます。

 

ただ、私はこの1本には手が伸びませんでした。

4つの音を重ねる作りを見たときに頭に浮かんだのが、UVIのQuadraだったからです。

 

Quadraも4つの層を鳴らすシリーズで、画面と動画を見た印象では、自分の好みは先にそちらで埋まっていると感じました。

 

Evolve Nest Acoustics の音そのものも、私には少し扱いが難しそうに見えました。

ここは好みの差が大きいところなので、気になる人は自分の耳で確かめたほうが早いと思います。

 

VISION 4X:この中で唯一、音を出さない1本

エレクトロニックミュージックのトリオ、NOISIAと組んで作られた、音を見るためのアナライザーです。

 

VISION 4Xの画面。スペクトラムの表示と波形の表示

 

4つの解析画面を同時に出せて、表示する周波数の範囲やdBの幅、色の付け方まで細かく変えられます。

画面を止めて拡大する機能や、DAWのテンポに表示を合わせる機能、MIDIが来たら解析をやり直す機能も付いています。

ステレオだけでなく、左右やミッド・サイドに分けた表示もできます。

 

機能は多いのですが、画面を見た限りでは、私には使いやすそうには思えませんでした。

解析の道具は結局、自分が見慣れた表示に戻ってしまうところがあります。

 

このバンドルでは、4本のうち1本は「おまけ」として見ておくくらいがちょうどいいかもしれません。

 

過去のセール

Artists Bundle そのものは2026年10月に出たばかりで、このバンドルの値動きはまだ記録がありません。

 

代わりに、Excite Audio という会社がどんな下げ方をしてきたかを並べておきます。

  • 2025年10月21日〜11月20日:Moogと組んだバンドル(MF-101S・MF-108S・Motion Fractal Lite・Bloom Drum Machine Lite)が$39、85%オフ(Rekkerd)
  • 2026年6月30日〜:5本入りのSummer Sound Design Bundleが$69、67%オフ(Rekkerd)
  • 2026年9月10日〜9月30日:16本入りのBloom Bundleが、同社の製品を持っている人向けのクロスグレードで$159、83%オフ(Rekkerd)
  • 2026年9月24日〜9月末:全部入りのExcite Audio Bundleが$379(通常$1,890)、Bloom Bundleが$209、最大63%オフ(Rekkerd)
  • 2026年10月6日〜10月19日:Artists Bundleが$99、最大62%オフ(Rekkerd)

 

並べてみると、この会社は数か月おきに、しかも大きい幅で下げてくるのが分かります。

半額どころか80%台まで落ちる回もあるので、どうしても今日欲しい理由がなければ、次の回を待つ選び方も成り立ちます。

 

全部入りのほうの値動きと、私がそちらを見送った理由はこちらにまとめました。

Excite Audio Bundleのセールはいつ?過去の値動きと買い時|プラグインは1つずつ買うボカロPが、全部入りより単体を選ぶ理由

 

どんな人に向くか:まだ音源が揃っていない人

私が思い浮かべたのは、音源をまだほとんど持っていない人です。

とくに、作り始めたばかりで手元にDAW付属しかないボカロPには、4本まとまって増えるのは大きいはずです。

 

アーティストと組んで作られた音源は、こういうときにありがたいと感じます。

自分ひとりで音を集めていると、どうしても手持ちの引き出しの範囲から出られません。

その外側の音がそのまま入ってくるのは、曲のレベルを上げるのに必要なことだと思っています。

 

逆に、Bloomシリーズをすでに何本か持っている人や、民族系・クラブ系の音に用がない人は、無理に足さなくていい内容です。

音源をどう買い集めるかで迷っている人は、最初からまとめて買えばよかったという回り道の話も合わせて読んでみてください。

 

何から買うか決まっていない段階なら、まずドラムとベースから変えるほうが効く場面もあります。

 

まとめ:全部入りは重い、でもこの4本なら手が届く

同じ会社の全部入りは、半額でも私には重い買い物でした。

このArtists Bundleは、そこから4本に絞って値段の桁をひとつ下げたものです。

 

私が欲しいと思ったのはBloom KSHMRとBloom Mura Masaの2本で、残りの2本は正直おまけに近い見方をしています。

それでも、その2本の音が好みなら、十分に釣り合うと感じました。

 

気になる製品の価格を確認する

音源をまだほとんど持っていない人に。

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民族系のパーカッションを増やしたい人に。

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クラブ寄りの音をそのまま借りたい人に。

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