Valhalla VintageVerbは、50ドルで買えるリバーブです。
私はいま、普段のリバーブをFabFilter Pro-R 2に任せています。
それでもVintageVerbは手放していません。
サビで前に出したいときと、コード楽器にまとめてかけるときは、今もこれを挿しています。
この記事では、Logicでボカロ曲を作っている私が、VintageVerbを実際にどう設定して、どこに使っているかを書きます。
VintageVerbはどんなリバーブか
VintageVerbは、1970年代・80年代のデジタルリバーブの機材をモデルにしたリバーブです。

- モード(MODE):Concert Hall、Plate、Room、Chamberなど、残響のタイプが22種類
- カラー(COLOR):1970s/1980s/Nowの3種類。年代の機材っぽい質感にするか、今どきのクリアな音にするか
- 価格:50ドル。Valhalla DSPの直販のみで、Plugin Boutiqueでは売っていません
どんな音かは、ValhallaDSP公式の動画で聴けます。
最初に良かったのは「軽さ」
VintageVerbを買う前は、Logic純正のChromaVerbを使っていました。
音は良いのですが、何か所にも挿すと重くなって、曲を再生すると止まることがありました。
VintageVerbに変えてから、いくつ挿しても止まらなくなりました。
リバーブの実験を怖がらずにできるようになったのが、最初に感じたいちばんの変化です。
サビで使う設定:Platesから選んで、Decayだけ触る
サビで使うときは、プリセットのPlates(プレート系)から選ぶことが多いです。

プリセットは、Ambiences、Chambers、Halls、Plates、Roomsといったカテゴリに分かれています。
Platesを開くと、A Plate、Vocal Plate、Vox Plateなど、プレート系のプリセットが並びます。

プリセットを選んだら、触るのはほぼDecayだけです。
残響の長さだけを曲に合わせて、あとはプリセットのままにしています。

上はA Plateを読み込んだ画面です。
面白いのは、プリセット名は「Plate」でも、中のMODEはChamber、COLORはNOWになっていることです。
プリセットはモードとカラーの組み合わせで作られているので、最初はモードを自分で選ぶより、プリセットから入るほうが迷いません。
つまみはたくさん並んでいますが、全部を理解しなくても使えます。
私のように「プリセットを選んで、Decayだけ合わせる」でも、サビの広がりは十分に出ます。
コード楽器にまとめてかける
もう1つの使いどころが、コード楽器です。
コードを鳴らす楽器に、まとめて一式でかけることがあります。
ボーカルだけでなく、伴奏側にも使える、というのがVintageVerbを手放していない理由の1つです。
普段のボーカルには、キャラが濃い
ただ、VintageVerbを普段のボーカルにそのまま使うと、私には少しキャラが濃く感じました。
うっすらかけたいだけなのに、リバーブのほうが前に出てきて、「ちょっとやりすぎ」な質感になりがちでした。

そこで、普段のボーカルや楽器のリバーブはFabFilter Pro-R 2にしました。
Pro-R 2は、うっすらかけても濁らない、自然なリバーブです。
いまは、こう使い分けています。
- 普段のボーカル・楽器:Pro-R 2。自然で、何にでも合う
- サビで前に出したいとき:VintageVerb。キャラの濃さが、逆に武器になる
- コード楽器にまとめてかけるとき:VintageVerb
ChromaVerbからVintageVerb、Pro-R 2へと乗り換えた話は、こちらに書いています。
Logicのリバーブは純正で足りる?ChromaVerbと有料Valhalla VintageVerb・FabFilter Pro-R 2を実際に使ったボカロPの話
Valhallaのほかのリバーブ
Valhallaには、VintageVerbのほかにもリバーブがあります。
私はShimmerと、無料のSupermassiveも持っています。
Supermassiveは無料なので、Valhallaの音が自分に合うか試したいなら、まずこれを入れてみるのもありです。
リバーブ全体の比較は、リバーブのおすすめ比較にまとめています。
買い方:直販だけ、セールは待たなくていい
VintageVerbは、Valhalla DSPの公式サイトで買います。
Plugin BoutiqueやAudio Plugin Dealsでは売っていません。
Valhallaはセールをしないメーカーで、いつ買っても50ドルです。
なので、欲しいと思ったときが買い時です。
公式サイトには体験版(TRY THE DEMO)もあるので、先に自分の曲で試せます。
Valhalla VintageVerb(公式サイト・直販のみ) →
こんな人に向いている
- ChromaVerbなど純正リバーブで、Logicが重くなっている人:軽さだけでも買う価値がありました
- サビだけ、リバーブで派手さを出したい人:キャラの濃さが武器になります
- つまみを全部覚えたくない人:プリセットを選んでDecayだけ、で使えます
逆に、どのトラックにもうっすら自然にかけたいなら、Pro-R 2のほうが合うと思います。
まとめ
- Valhalla VintageVerbは50ドル・直販のみ。セールはないので、欲しいときが買い時
- ChromaVerbで重くなっていたLogicが、VintageVerbで止まらなくなった
- サビではPlatesのプリセットから選んで、Decayだけ触る
- コード楽器にまとめて一式でかけることもある
- 普段のボーカルにはキャラが濃いので、Pro-R 2と使い分けている
- まずValhallaの音を試したいなら、無料のSupermassiveや体験版から
購入先を確認する
Valhalla VintageVerb(公式サイト・直販のみ) →
FabFilter Pro-R 2 を Plugin Boutique で見る →







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