Melody Sauce は、昔、買おうか迷っていたプラグインです。
メロが自動で出てくるなら作曲が楽になるかも、と思っていました。
その Melody Sauce が3になり、メロだけでなくコードとベースも出せるようになりました。
改めて公式の動画と説明を見た結論は、¥12,001 なら私は買わないです。
ただ、曲の「たたき台」を出す道具としてなら、使い道はあると思っています。
ゲームの伴奏や BGM のような用途なら、そのまま使えるレベルだとも感じました。
私は Melody Sauce 3 を持っていません。
この記事の印象は、EVAbeat の公式の説明と紹介動画から感じたものです。
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Melody Sauce 3 は、ボタンでメロ・コード・ベースを出すプラグイン
Melody Sauce 3 は、EVAbeat のメロディを作るプラグインです。
ジャンルとスタイルを選んで、真ん中のパッドを押すと、メロ・コード・ベースが MIDI で出てきます。

公式で選べるジャンルは、トラップ・ヒップホップ・R&B・ポップ・ラテン・EDM・ハウス・テクノの8つです。
パッドは「LIGHT と DARK」「SIMPLE と COMPLEX」の向きに並んでいて、押す場所で雰囲気が変わる作りに見えます。
出てきた MIDI は、DAW のトラックにドラッグして、手持ちの音源で鳴らせます。
Logic Pro では、AU のほかに MIDI FX(MIDI エフェクト)としても使えると公式に書かれています。

3 で増えたのは、コードとベース、それに「一部だけ作り直す」
2までのメロだけの道具から、3ではコード進行とベースまで出せるようになりました。
公式によると、コード進行は1,000通り以上、コードとベースのリズムは140種類以上あります。

出てくるメロの長さも、3では8小節になりました。
Maj9 や sus2 のようなコードも使え、出てきた進行はあとから直せます。
自分のコードを読み込んで、それに合うメロを出す
自分で作ったコードの MIDI を読み込むと、キーとコードを判定して、それに合うメロを出してくれます。
コードは決まっているのにメロが出てこない、というときの使い方です。

Chord Fit で「メロがどれだけコードに沿うか」、Movement で「なめらかに動くか、跳ねるか」を決められます。
コードの音から外れない安全なメロから、冒険したメロまで振れる、という説明です。
気に入った部分だけ残して、残りを作り直す
画面の中のピアノロールで、出てきたメロの音を1小節ずつ直せます。
さらにフレーズロックを使うと、気に入った部分を固定して、その周りだけ新しく作り直せます。

3.1 では、手持ちの音源プラグインを Melody Sauce 3 の中で読み込んで鳴らせるようになりました。
100以上のボイシング(コードの音の積み方)と、WAV での書き出しも増えています。

紹介動画を聴いて:手軽だけど、ボカロで受けるメロは別の話
紹介動画を見て、まず思ったのは手軽さでした。
ジャンルもかなり多く、ボタン1つでそのジャンルらしいものが出てきます。
一方で、ボカロで受けるようなメロを出すのは難しいと感じました。
出てくるのは「それっぽいジャンルの、コードに合ったメロ」です。
それだけで何万回も再生される曲になる、というものではありません。
ただ、たたき台としては十分なものが出てくるので、使い道はあると思います。
InstaComposer や Scaler 3 と同じ道具か
ボタンで作曲の材料を出すプラグインには、W. A. Production の InstaComposer もあります。
InstaComposer と Melody Sauce 3 は、違う道具だと私は思っています。
InstaComposer 4 を調べたときの私の考えは、InstaComposer 4 の記事に書いています。
そのとき思ったのは、少しでも作曲ができるなら、自分で作るほうがいいということでした。
私が持っているのは Scaler 3 です。
Scaler 3 は、コード進行そのものを作らせるより、次のコードの候補を見て Logic で直す使い方をしています。
歌詞を先に書くボカロ曲だと、出たメロはそのままでは歌えない
ボカロ曲で使うなら、いちばん気になるのは歌詞との相性です。
歌詞を先に書くと、言葉の発音によっては音程がおかしく聞こえることがあります。
そのため、ランダムに出てきたメロを、そのまま歌声合成に歌わせるのは難しいです。
歌声合成との相性は、そこまで良くないと思っています。
使うなら、出てきたメロをたたき台にして、歌詞に合わせて音を入れ替えていく形です。
それなら十分ありだと思います。
私自身、メロが浮かばないときは、スケールに合った音を適当に並べてみるしかありません。
歌メロを作る順番は、こちらの記事に書いています。
ボカロ曲のメロディの作り方|歌メロは「ドラムとベースのあと」に作る。歌詞を先に書くボカロPの順番と、歌わせてから直すところ
ゲームの伴奏や BGM なら、話が変わる
最近はゲームの作曲が増えて、曲が足りなくて困ることがありました。
歌の入らない伴奏や BGM なら、Melody Sauce 3 で出てくるものでも使えるレベルだと思います。
歌詞に合わせる必要がないので、ジャンルを選んで出した MIDI を曲の土台にしやすいと思います。
数をそろえたい BGM づくりなら、たたき台を出す道具として役に立ちそうです。
¥12,001 で買うか
私は、¥12,001 なら買いません。
それでも、たたき台としても BGM としても使えるので、必要な人には意味のある道具だと思います。
向くのは、まず何か音が出てくるところから曲を始めたい人です。
歌の入らない BGM をたくさん作りたい人にも合うと思います。
逆に、歌メロを自分で作れている人なら、急いで買わなくていいと思います。
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まとめ:歌メロより、たたき台と BGM の道具
Melody Sauce 3 は、ジャンルを選んでパッドを押すだけで、メロ・コード・ベースが出てくる手軽な道具です。
ただ、ボカロの歌メロにそのまま使うより、たたき台や BGM づくりで生きるものだと見ています。
ジャンルを選ぶだけで、メロ・コード・ベースのたたき台を出したい人に。
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コードの候補を見ながら、メロは自分で作りたい人に。
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