¥5,200まで下がっていても、私は InstaComposer 4 を買いません。
公式の動画を見て思ったのは、少しでも作曲ができるなら、自分で作ったほうがいいということでした。
とはいえ、作曲の手助けをしてくれる道具そのものを否定したいわけではありません。
私も曲が作れなかった時期に、コード進行の候補を出してくれる Scaler 3 を買いました。
今でも気に入っている1本です。
この記事では、W. A. Production の InstaComposer 4 がどんな道具なのかと、Scaler 3 を持っている私から見て、誰なら買っていいのかをまとめます。

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InstaComposer 4 は、曲の材料をまとめて MIDI で出す道具
InstaComposer 4 は、ボタンを押すとメロディ・リズム・ベース・パッド・コード・ドラムのフレーズを作り、MIDI として DAW に持っていけるプラグインです。
1曲の中で最大6トラックを同時に作れて、セクションごとに8つまで別のパターン(シーン)を持てます。

4 で新しくなったのは、フレーズを作る仕組み(MIDI Engine 2.0)の作り直しと、アルペジオ用のモードの追加です。
ピアノや General MIDI 系の音色、リバーブとディレイ付きのミキサーも入り、ほかの音源につながなくても、その場で鳴らして確かめられるようになりました。
イントロ・Aメロ・サビ・アウトロのような曲の構成を、1回のクリックでまとめて作る機能もあります。
公式の紹介動画では、トラックを作って鳴らすまでの流れが見られます。
フレーズは AI ではなく、ルールとアルゴリズムで組み立てる
画面の下段に並んでいるのが、フレーズを作るときに触るところです。
キーとスケールを選び、「GO」を押すと、そのスケールに合うフレーズが作られます。

Complexity のつまみで素直な音の並びから凝った並びまでを決め、Gen Chords でコード進行も作れます。
Plugin Boutique の製品説明によると、フレーズはAI に任せるのではなく、ルールやアルゴリズム、細かく変えられる設定で組み立てる仕組みです。
私は、コードに合うフレーズを作ってくれているのだろうと思いながら動画を見ていました。
ただ、そのやり方で出てくるフレーズは、そのまま曲に使えるところまでは届いていないというのが、私の受け取り方です。
公式の動画を見て、私が感じたこと
正直に言うと、動画を見た段階で「使いにくそうだな」と感じました。
出てきたフレーズも、私には自分の曲にそのまま使える質には感じませんでした。
当たり前のことですが、メロディでもほかのパートでも、曲にそのまま使えるものが、ボタンを押すだけで都合よく出てくることはまずありません。
出てきたものを選んで、直して、自分の曲に合わせる作業は、結局こちらに残ります。
コードやメロディ、ドラムまでまとめて出してくれる道具ですが、私の曲作りの中で使う場面は思い浮かびませんでした。
もし使うとしたら、アルペジオのフレーズを作るときくらいだと思います。
Scaler 3 を持っている私から見ると
私が持っている作曲の手助けの道具は、Scaler 3 です。
キーを選ぶとそのキーに合うコードが並び、コード進行の候補を見ながら組み立てられます。

曲が作れなかった時期に買い、複雑なコード進行に凝っていたころはよく開いていました。
今は王道のコード進行で十分だと感じていて、作曲に使える時間も減ったので、開くのは「ほかに何か候補はないかな」と見たいときくらいです。
それでも、最初に買ったプラグインとして、今も気に入っています。
Scaler 3 の使い方は、こちらに書きました。
InstaComposer 4 で唯一使えそうだと感じたアルペジオも、コードさえあれば作れるものです。
Scaler 3 にも、並べたコードからアルペジオを作る Motions という機能があります。

Scaler 3 は、コード進行を中心に自分で曲を組み立てる人のための道具です。
InstaComposer 4 は、メロディからドラムまでの材料をまとめて出すことに重きがあり、得意なところが違います。
Scaler 3 の買い時はScaler 3 のセールの記事にまとめています。
向く人・要らない人
InstaComposer 4 を買ってもいいと思うのは、音楽にまだほとんど触ったことがなく、メロディもアルペジオもどう作ればいいか分からない人です。
ただ、出てきたものがそのまま曲になると期待して買うと、思っていたのと違ったと感じるかもしれません。
あくまで材料を出してくれる道具で、曲にするのは自分だと考えておくと、がっかりしにくいはずです。
逆に、少しでも作曲ができる人には要らないと思います。
コードを1つ鳴らしてメロディを考えられるなら、自分で作ったほうが、自分の曲に合ったものになるからです。
コード進行をどう作ればいいかで止まっている人は、先にコード進行の入門の記事をのぞいてみてください。
W. A. Production のほかの製品の買い時は、W. A. Production のセールのまとめにあります。
過去のセール
確認できた InstaComposer のセールです(ドル表記は海外の告知記事の金額)。
- 2023年2月〜4月30日:初代 InstaComposer が $29.70(通常 $99)(rekkerd)
- 2023年7月〜8月17日:InstaComposer 2 の発売記念価格が $32.70(以後 $109)(Sound On Sound)
- 2026年10月17日:InstaComposer 4 が Plugin Boutique で¥5,200(76%オフ・11月1日まで)
まとめ:作曲が「できない」と思っている人ほど、まず自分で1小節を
InstaComposer 4 は、メロディからドラムまでの材料をボタン1つで出してくれる道具です。
ただ、出てくるものをそのまま曲に使えるかというと、私にはそうは感じられず、¥5,200でも買わないという結論になりました。
作曲が「できない、できない」と思っている人でも、きっとこの道具が出すものよりは、自分に合ったものを作れるはずです。
ぜひ、まずは自分の手で1小節を作ってみてください。
音楽にまだほとんど触ったことがなく、まず何かを鳴らしてみたい人に。
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コード進行の別の候補を見ながら、自分で曲を組み立てたい人に。
Scaler 3 を Plugin Boutique で見る →




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