iZotope の RX には、昔からずっと興味がありました。
それでも買わなかった理由は、圧倒的に値段です。
公式の動画を見ると、性能はやはりトップクラスだと思います。
ただ、DTM だけで曲を作るボカロPの私には、そこまでのランクが本当に要るのか、という迷いが消えませんでした。
この記事では、RX のセールがいつあったのかを出典つきでまとめつつ、ボカロPが1本だけノイズ取りを買うなら何を先にするかも書きます。
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iZotope RX は、録った音の「修理」をするソフト
RX は、録音した音からノイズやクリック音、こもりなどを取り除く、音の修理のためのソフトです。
音を色の絵(スペクトログラム)で表示して、消したい部分だけを選んで直せるのが大きな特徴です。

いまの版は、2026年4月末に出た RX 12 です(Sonicstate)。
映画やドラマの音を、セリフ・音楽・効果音に分ける機能などが加わりました。
RX 12 には Elements・Standard・Advanced の3つの段があり、段が上がるほど道具が増えて、値段も一気に上がります。
RX 12 Elements:6つのプラグインだけの入門版
Elements は、6つのプラグインをまとめたいちばん下の段です。
入っているのは、De-click・De-clip・De-hum・De-reverb・Voice De-noise と、音を聞いて直し方を提案してくれる Repair Assistant です。

RX 12 Standard:音楽の修理に必要な道具がそろう段
Standard からは、息の音を抑える Breath Control や、歯擦音を抑える De-ess、破裂音を抑える De-plosive なども入ります(iZotope 公式の比較)。
歌や楽器の録音を本格的に直したいなら、ここからが本番という段です。

RX 12 Advanced:映像の仕事まで見すえた最上位
Advanced は、50以上の道具をすべてそろえた最上位の段です。
部屋の響きを合わせる Ambience Match などは Advanced だけに入っていて、映画やテレビの仕事を見すえた内容になっています。

公式の動画で見た RX は、やはりトップクラスだった
公式の動画を見て、まず感じたのは性能はピカイチだということでした。
私が見た範囲では、ノイズ取りの道具の中で、いまいちばん上のランクにいるのは RX だと思っています。
実は私の曲にも、DTM だけで作っているのに、どこから来たのか分からないノイズが乗ることがたまにあります。
それを消したくて RX が気になっていたので、動画の「消える」場面には素直に惹かれました。
それでも私が RX を買わなかった理由
いちばんの理由は、やはり値段です。
上の段になるほど高く、私には手が出ませんでした。
もう1つは、そこまでのランクが自分に要るのかという点です。
私の曲のノイズは、おそらくプラグインをつなぎすぎていることが原因だと思っています。
つなぐ数を減らせば、ある程度は改善できます。
もちろん、それで直らないこともあります。
それでも、減らして直る分があるなら、10万円クラスの道具でなくてもいいのかな、というのが今の考えです。
1本だけなら、先に Clarity Vx を選ぶ
ノイズを消す道具を1本だけ買うなら、私は Waves の Clarity Vx を先にします。
理由はシンプルで、値段が安いからです。
もちろん、RX が安く手に入るなら欲しい気持ちはあります。
ただ、RX を買う予算があるなら、私には先に欲しい音源のプラグインがたくさんあるので、そちらを優先してしまいます。
それに私は宅録をほとんどしないので、直したいのは DTM の中で出たノイズくらいです。
そう考えると、RX の出番はそこまで多くないと感じています。
Clarity Vx をなぜ欲しいと思ったかは、こちらの記事に書いています。
RX が向くのは、動画のノイズも消したい人と、性能を求める人
一方で、RX が便利だと思う場面もあります。
それは、曲ではなく動画を撮るときのノイズです。
エアコンの音のように、撮影中にずっと鳴っているノイズを消したいときがあります。
こうした音は Clarity Vx でも消せますが、性能の高さを求めるなら RX です。
そう考えると、RX は YouTube で動画を出している人にも勧められる道具だと思います。
いちばん下の Elements も、Plugin Boutique の説明では動画などを作るコンテンツクリエイターとミュージシャン向けとされています。

まだ RX はいらない、と私が思う人
逆に、まだ再生数が伸びていない段階なら、ノイズより先に曲作りに時間とお金を使ったほうがいいと思っています。
聞かれる曲になるかどうかは、ノイズより作曲の段階で決まるというのが、私の考えです。
ノイズ取りの差が効いてくるのは、曲がたくさんの人に聞かれるようになってからです。
あくまで私の目安ですが、再生数で言えば100万回くらいが1つの区切りだと感じています。
気になるノイズがあるなら、まずはプラグインの数を見直すことから始めてみてください。
RX のセールはいつ?過去のセール
確かめられた RX のセールです(ドル表記は海外の告知記事の金額。当時の版は RX 11)。
- 2025年2月〜3月2日:RX の全エディション、Post Production Suite、アップグレードが40%オフ(iZotope・Native Instruments・Plugin Boutique)(rekkerd)
- 2025年11月(ブラックフライデー):RX 11 Standard・Advanced が最大40%オフ(iZotope 公式)
- 2026年3月(〜3月17日):RX 11 Elements が Plugin Boutique で $49(通常 $99)(rekkerd)
並べてみると、2〜3月ごろとブラックフライデーに値下がりが集まっています。
上の段は40%前後、Elements は半額まで下がった例があります。
RX 12 になってからの大きなセールは、まだ確かめられていません。
これまでの流れどおりなら、次の大きな値下がりの候補はブラックフライデーです。
ほかのメーカーの BF の傾向は、ブラックフライデーのまとめに集めています。
まとめ:RX は「いつか」の道具、先に曲とプラグインの数を
RX は、私が見た範囲ではノイズ取りのトップクラスの道具です。
それでも、DTM だけで曲を作る私には、値段に見合うほどの出番がまだありません。
ノイズが気になったら、まずプラグインのつなぎ方を見直し、それでも足りなければ手ごろな道具から。
RX は、動画のノイズまで任せたくなったときや、曲がたくさん聞かれるようになったときの「いつか」の1本だと考えています。
まずは手ごろな値段で、曲の中のノイズを消してみたい人に。
🔥 セール中 ¥8713(通常 ¥34680)〜10/20まで:Clarity Vx を見る →
動画の撮影で入るエアコンなどのノイズも、まとめて消したい人に。
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ノイズ取りの性能に妥協したくない人に。
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