FabFilter でメインの EQ とコンプがほぼそろっている私には、Mix Bundle One は要りません。
それでも、EQ とコンプをまだ持っていない人なら、8000円台で買う価値はあると思っています。
Mix Bundle One は、Slate Digital のコンプ・EQ・リミッターをまとめた束です。
昔の録音機材の音をまねたモジュールを、1つのラックに並べて使います。
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Slate Digital は、昔の機材の音をラックに並べる会社
Slate Digital は、私の中では「EQ をメインに作っている会社」という印象です。
公式の製品を見ると、アナログ機材を再現したミックス用のプラグインが多く並んでいます。
特徴は、VMR(Virtual Mix Rack)という1つのラックに、モジュールを差していく作りです。
EQ やコンプを好きな順に並べて、自分用のチャンネルストリップを作れます。
作ったつながりは、ドラム用・ボーカル用のように保存して呼び出せます。
どの製品も、動かすには無料の iLok アカウントが必要です。
Mix Bundle One に入っている7つのモジュール
Mix Bundle One の中身は、メインの4つと、おまけの3つです。
メインの4つは、コンプが1つ、EQ が2つ、リミッターが1つという組み合わせです。
- FG-401 Compressor:アタックとリリースを変えられる、ミックス用のコンプ
- FG-S EQ:1980年代のイギリスのミキサー卓を元にした EQ
- FG-N EQ:1970年代のイギリスの EQ に、真ん中の帯域を足したもの
- FG-116 FET Limiter:アメリカの FET リミッターを元にした、パンチのあるリミッター
おまけは、音量をそろえる Trimmer、ドラムなどに強いパンチを足す Monster、高い音と低い音を足す Revival です。
全部合わせて7つを、1つのラックの中で組み合わせて使います。
Slate Digital の公式動画では、VMR のモジュールを単体のプラグインとして使う様子が見られます。
FabFilter がある私に、Mix Bundle One が要らない理由
私はふだん、FabFilter の EQ とコンプでミックスをしています。
メインの EQ とコンプはほぼそろっているので、ここに足す理由が見つかりませんでした。
逆に言えば、まだ EQ とコンプを持っていない人にとっては話が変わります。
コンプ・EQ・リミッターが一度にそろうので、8000円台なら買う価値はあると思います。
FabFilter で何をそろえているかは、FabFilter のバンドルの記事に書いています。
VMR Essentials は、ディエッサー入りの6つのモジュール
同じセールで、VMR Essentials も値下がりしています。
こちらは6つのモジュールが入った、さらに小さな束です。

- FG-2A:ボーカルやベースをなめらかにまとめるコンプ
- FG-A:昔のアメリカのミキサー卓の雰囲気を持つ EQ
- FD-DS 902:ボーカルの「サ行」の耳に痛い音をおさえるディエッサー
- The Monster・Revival・Trimmer:Mix Bundle One のおまけと同じ3つ
Monster・Revival・Trimmer の3つは、Mix Bundle One と重なっています。
両方を買うと、この3つは2回手に入ることになるので、中身を見比べてから選ぶのがよさそうです。
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MetaTune と、ほかの Slate 製品について
セールには、自動のピッチ補正 MetaTune も入っています。
画面はシンプルで分かりやすいのですが、私は要らないと判断しました。

いわゆるケロケロ声は、手持ちの VocalSynth 2 でも作れます。
価格も、VocalSynth 2 の方が安く済みます。
ハイパーポップや電子系の曲で、わざとケロケロにしたい人には向いていると思います。
詳しくは、MetaTune を調べた記事にまとめました。
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名機のデジタルリバーブを集めた VerbSuite Classics も、私には今さら必要ありませんでした。
1980年代風のリバーブ多めの響きも、手持ちのリバーブで作れるからです。
ドラム音源の Steven Slate Drums 5 も、調べたうえで見送っています。
サブスクの Complete Access と、買い切りのどちらにするか
Slate Digital には、買い切りのほかに Complete Access というサブスクもあります。
Slate Digital・Solid State Logic・Harrison Audio・sonible の、180以上のプラグインが使えるプランです。

料金は月19.99ドルか年199.99ドルで、最初の14日間は無料で試せます。
解約すると、払った期間の終わりまでは使え、そのあとはプラグインがバイパスされて効かなくなります。
続けた年ごとに、2つのプラグインを選んで解約後も使い続けられる特典もあります。
加入している間は、買い切りのプラグインを50%オフで買えます。

私の考えは、買うかどうか悩んでいるなら、1回サブスクで試すのは戦略としてありです。
月20ドルほどで、自分の曲との相性を確かめられるなら、やってみる価値はあります。
一方で、ずっと使うと決めているものは、買い切りにした方がいいと思います。
サブスクは、解約するとプラグインが効かなくなる点も覚えておきたいところです。
再生が少ないうちに、アナログ風のプラグインを買うか
再生数がまだ少ないボカロPが、アナログ風のプラグインにお金をかける価値は、私はないと思っています。
ミックスは、まず DAW の純正プラグインで十分です。
ただ、アナログの雰囲気が好きなら話は別です。
無料のものでは、どうしても出せない質感があるので、気に入ったものは買ってもいいと思います。
それで再生数が大きく変わるかというと、難しいでしょう。
それでも、自分の好きな音でミックスできると、作曲の意欲は上がります。
過去のセール
- 2026年11月2日:Mix Bundle One ¥8,625(通常¥17,250)・MetaTune ¥12,984(通常¥25,970)・VMR Essentials ¥4,270(通常¥8,540)、どれも50%オフ・11月8日まで(Plugin Boutique)
まとめ:EQ とコンプが無いなら Mix Bundle One、迷うならまず試す
Slate Digital のセールで、私が自分用に買うものはありません。
FabFilter で、メインの EQ とコンプがそろっているからです。
まだ EQ とコンプを持っていない人には、Mix Bundle One は8000円台で買う価値があります。
買うか迷うなら、サブスクで相性を試してから決めるのも1つの手です。
EQ とコンプを、まだ純正以外に持っていない人に。
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買う前に、Slate の音が自分の曲に合うか試したい人に。
Complete Access(Slate Digital公式サイト) →
ハイパーポップや電子系の曲で、わざとケロケロ声にしたい人に。
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