TDR Production Bundleは要る?Pro-QとPro-CがあるボカロPの答えは「束はいらない、Nova GEだけなら試す価値あり」

本記事はアフィリエイトプログラム(Plugin Boutique 等)を利用しています。リンク経由の購入で売上の一部が当サイトに還元されますが、価格は変わりません。

 

FabFilter の Pro-Q と Pro-C を持っているなら、TDR Production Bundle は買わなくていい。

6本入りのこのバンドルを調べて、私が出した答えです。

 

ただ、中に入っている Nova GE だけなら、ダイナミック EQ を安く試したい人にはありだと思っています。

なぜそう分けたのかを、中身の説明と一緒に書きます。

 

TDR Production Bundle を Plugin Boutique で見る →

 

TDR Production Bundleは、Tokyo Dawn Labsの有料版6本をまとめたもの

TDR Production Bundle は、Tokyo Dawn Labs(TDR)というメーカーの有料プラグインをまとめたバンドルです。

中身は EQ が3本、コンプとリミッターが3本という組み合わせです。

 

TDR の Nova には無料版もあり、名前の後ろに「GE」が付くのが有料版です。

このバンドルに入っているのは、有料版のほうです。

 

Plugin Boutique の TDR Production Bundle の製品ページ(2026年10月30日時点で¥34,860)

 

Plugin Boutique の説明に載っている6本は、次のとおりです。

  • Nova GE:ダイナミック EQ(大きくなった帯域だけを下げたり上げたりする EQ)
  • SlickEQ M:マスタリング向けに作られた EQ
  • VOS SlickEQ GE:3つの帯域と、高い音と低い音のバランスを傾ける「Tilt」フィルターで整える EQ
  • Molot GE:色づけの強いコンプ(サチュレーションやリミッターつき)
  • Kotelnikov GE:音質を保ったまま、全体の音量の差を整えるコンプ
  • Limiter 6 GE:6つの部品を好きな順に並べて使う、コンプとリミッターのセット

 

TDR SlickEQ M(マスタリング版)の画面。上にEQのカーブ、下に6つの帯域のつまみが並ぶ(Tokyo Dawn Records 公式)

 

公式の動画を見て、最初に思ったのは「古いな」

私は、この記事のために調べるまで TDR というメーカーを知りませんでした。

無料版の Nova も、使ったことはありません。

 

公式の紹介動画を見て、最初に思ったのは「古いな」ということです。

昔のパラメトリック EQ のような作りなのかな、という見た目の印象でした。

 

 

なので最初は、特に使う必要はないかな、と感じました。

ただ、普通の EQ としても使えそうではあります。

 

Plugin Boutique の説明によると、Nova GE には音量に合わせて動く帯域が6つあります。

普通の EQ としても、ダイナミック EQ としても、帯域ごとのコンプ(マルチバンドコンプ)としても使えるそうです。

 

TDR Nova GE の画面。6つのバンドの2番目でTHRES(しきい値)とRATIOを使い、低い帯域が音の大きさに合わせて動くように設定されている(Tokyo Dawn Records 公式)

 

Pro-QとPro-Cがある今、この束はいらない

私の答えは、この束は買わない、です。

ミックスでは FabFilter の Pro-Q と Pro-C を使っていて、EQ とコンプはそれで足りています。

 

あえて古い作りのものを、今から買う必要は私にはありません。

特に EQ は日進月歩で、新しいものがどんどん出てきています。

 

それに、Pro-Q 4 にもダイナミック EQ の機能が入っています。

下は、Pro-Q 4 でピアノに1つだけダイナミックのバンドを置いた画面です。

 

Logic Proのピアノのトラックに挿したPro-Q 4。4000Hzあたりにダイナミックのバンドを1つ置き、緑の帯の幅で、大きくなった瞬間だけ下がるようにしている

 

FabFilter をすでに持っている人には、このバンドルは基本的に要らないと思います。

Pro-Q 4 を使ってみて何が変わったかは、こちらに書いています。

 

FabFilter Pro-Q 4 レビュー|Mid/Sideの使い方で曲のレベルが変わったボカロPの話

 

コンプの3本も、Pro-Cがあれば重なる

束のもう半分は、コンプとリミッターです。

こちらも、私の場合は Pro-C と役目が重なります。

 

Molot GE は、色づけの強いコンプです。

Plugin Boutique の説明では、ドラムに迫力を足したり、ボーカルを太くしたりする用途が挙がっています。

 

TDR Molot GE の画面。真ん中に赤いゲインリダクションのメーター、右側にサチュレーションやリミッターのボタン(Tokyo Dawn Records 公式)

 

Kotelnikov GE は、TDR の昔のコンプ(Feedback Compressor)の流れをくむ製品です。

瞬間的な大きな音(ピーク)と平均的な音量(RMS)で、音を離すまでの時間(リリース)を別々に決められるのが特徴です。

 

 

私は Pro-C があるので、この2本を足す予定はありません。

Pro-C の買い時は、FabFilter Pro-C 3のセールの記事にまとめています。

 

TDR Kotelnikov の画面。しきい値・レシオ・アタック・リリースのつまみと、真ん中にゲインリダクションのメーター(Tokyo Dawn Records 公式)

 

再生がまだ少ないうちの「最初のダイナミック EQ」なら、Nova GEだけはあり

束はいらないと書きましたが、Nova GE を1本だけ買う話は別です。

最初のダイナミック EQ として Nova GE を選ぶのは、選択肢としてありだと思います。

 

ボカロPを始めたばかりで、まだ再生が伸びていないうちは、FabFilter の値段まで出せないこともあります。

そういう人が、ダイナミック EQ の用途に Nova GE だけを使うのは、全然いいと思います。

 

ダイナミック EQ としての働きだけで見れば、Pro-Q と大きくは変わらないのではないか、というのが私の印象です。

違いが出るのは、画面の見やすさや、数値の入れやすさのほうだと感じています。

 

🔥 セール中 ¥4587(通常 ¥10450)〜11/19まで:TDR Nova GE を見る →

 

EQ そのものを何から選ぶかで迷っているなら、EQプラグインのおすすめ比較も参考になると思います。

 

まとめ:束は見送り、試すならNova GEを1本

  • Pro-Q と Pro-C があるなら、TDR Production Bundle は要らない
  • 公式動画の印象は「古いな」、EQ は新しいものがどんどん出ている
  • 最初のダイナミック EQ を安く試したいなら、Nova GE だけを買うのはあり
  • ダイナミック EQ としての差は小さく、違いは見やすさと数値の入れやすさだと感じた

 

このページで勧めた製品です。

 

FabFilter まではまだ出せないけれど、ダイナミック EQ を試してみたい人に。

🔥 セール中 ¥4587(通常 ¥10450)〜11/19まで:TDR Nova GE を見る →

 

使いやすさとプリセットの多さで EQ を選びたい人に。

FabFilter Pro-Q 4 を Plugin Boutique で見る →

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。