SSL 4K B・4K E・4K Gの違いと選び方|見た目がほぼ同じ3つを、FabFilter派のボカロPが公式の音で聴き比べた

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1976年、1979年、1987年。

SSL 4K B・4K E・4K G は、SSL がそれぞれこの年に出した大きなミキサー卓「SL 4000」を、SSL 自身がプラグインにしたものです。

 

3つとも、いわゆるチャンネルストリップです。

録音スタジオの卓の1チャンネル分にあるEQ・コンプ・ゲートなどを、1つのプラグインにまとめています。

 

公式の動画で3つを聴き比べた私の印象は、4K B は前に出る強め、4K E はきらびやかでモダン、4K G は抑えめです。

選ぶなら、違いをはっきり出したい人は 4K B、モダン寄りにしたい人は 4K E が合いそうだと思いました。

 

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見た目がほぼ同じ3つの違いは、元になった卓の年

3つの画面を並べてみると、配置はほとんど同じです。

一緒すぎて、パネルの色で見分けるのが難しいと思いました。

 

SSL 4K B・4K E・4K Gの画面を並べたところ。配置はほぼ同じで、違いはパネルの色とつまみの色くらい(Plugin Boutiqueの製品画像より)

 

違うのは、どの年の卓を再現しているかです。

公式の情報をまとめると、次のようになります。

 

項目4K B4K E4K G
元になった卓1976年のSL 4000 B1979年のSL 4000 E1987年のSL 4000 G
EQ4000 BのEQ(4000 Eのブラウンノブの前身)4000 EのEQピンクの292と黒の242の2種類
公式の音を聴いた私の印象前に出る強めきらびやかでモダン抑えめ

 

3つとも、フィルターとEQ、コンプとゲート、マイクプリ、フェーダーまでが1つの画面に入っています。

できることの大枠は同じなので、選ぶときは機能より音のキャラクターで考えるのが分かりやすいと思います。

 

4K B:いちばん古い卓で、音が前に出る

4K B は、1976年の SL 4000 B を再現したものです。

SSL の発表では、この卓は6台しか作られなかったそうです。

 

SSL 4K Bの画面。左がフィルターとEQ、中央にマイクプリとフェーダー、右にコンプとゲート(SSL公式ストアより)

 

EQ は、4000 E の有名なブラウンノブの EQ の前身にあたります。

コンプは、SSL のバスコンプの回路を元にした作りだと説明されています。

 

公式の動画で聴いた印象では、3つの中でいちばん前に出る、強めの音でした。

かけたときの変化が分かりやすいので、違いをはっきり出したい人には 4K B が合うと思います。

 

 

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4K E:きらびやかで、モダンに寄せたい人向き

4K E は、1979年の SL 4000 E を再現したものです。

4K B の EQ の後継にあたる、ブラウンノブの EQ が載った卓です。

 

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公式の動画では、4K E は結構きらびやかで、モダン風な印象でした。

4K B の前に出る強さとは違って、きらびやかさが出る方向です。

 

今っぽい明るめの音にしたい人には、4K E が合いそうだと思いました。

UAD 版の 4000 E と本家のどちらにするかは、UAD SSL 4000 Series の記事で比べています。

 

 

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4K G:抑えめで、動画では違いをつかみにくかった

4K G は、1987年の SL 4000 G を再現したもので、2025年7月に出た3つの中でいちばん新しいプラグインです。

EQ はピンクの「292」と黒の「242」の2種類を再現していて、4000 E 系のマイクプリも選べます。

 

Plugin BoutiqueのSSL 4K Gの製品ページ(2026年11月3日時点で¥25,970)

 

公式の動画で聴いた印象では、4K G は抑えめで、B や E に比べると弱く感じました。

ただ、おしゃれな方向の音なので、動画だけでは私が違いをつかみきれなかったのかもしれません。

 

派手に変えるより、控えめに整えたい人は、公式の動画で聴いてから決めるのがいいと思います。

 

 

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歌声合成の声に1つ挿して済ませるのは、全然あり

VOCALOID や Synthesizer V の声に、チャンネルストリップを1つ挿して EQ もコンプも済ませるやり方は、私は全然ありだと思います。

 

ただ、私自身は FabFilter を持っているので、一体型ではやっていません。

歌声には Pro-Q で EQ をかけてから Pro-C でコンプ、と別々に挿しています。

 

前は「FabFilter があるから一体型は要らない」と考えていました。

今は、音に色をつける用のアナログ系が1つあってもいいかな、と思うようになっています。

 

4K B がここまで下がっても、私は今は買わない

4K B が¥6,680まで下がったのを見ても、私は今のところいらないと思いました。

3つとも、特に欲しいとは思わなかったのが正直なところです。

 

Plugin BoutiqueのSSL 4K Bの製品ページ(2026年11月3日時点)

 

EQ とコンプは、FabFilter で足りているからです。

色づけ用のアナログ系を足すとしても、4000 系の一体型なら SSL 純正にこだわらなくていいと考えています。

 

逆に、EQ もコンプもまだ持っていない初心者なら、4000 系のチャンネルストリップは最初の1本の候補になります。

その場合は、同じ SSL で大きく値下がりすることが多い Native Channel Strip 2 も比べてみてください。

 

SSL Native Channel Strip 2のセールはいつ?87%オフは買いか|EQとコンプが1つになったプラグインを、FabFilter持ちのボカロPが見送る理由

 

SSL のほかのプラグインのセールの来かたは、SSL の会社ページにまとめています。

Plugin Boutique での買い方は、こちらの記事で分かります。

 

過去のセール

  • 2026年2月(〜3月2日):4K B・4K E・4K G をまとめた 4K Bundle の発売記念で $199(通常 $299)(rekkerd)
  • 2026年6月(〜6月14日):4K E が $74(50%オフ)(Plugin Librarian)
  • 2026年6月25日〜7月3日:4K G が $74(通常 $149.99)、Plugin Boutique・SSL 公式ストアなど(rekkerd)
  • 2026年11月(〜11月30日):4K B が Plugin Boutique で¥6,680(通常¥25,970・74%オフ)、SSL 公式ストアで $39(通常 $149)

 

まとめ

SSL 4K B・4K E・4K G は、見た目がほぼ同じで、元になった卓の年が違う3つのチャンネルストリップです。

公式の音では、B が前に出る強め、E がきらびやかでモダン、G が抑えめに聴こえました。

 

私は FabFilter で足りているので、今は3つとも買いません。

それでも、歌声合成の声に1つ挿して済ませたい人にとっては、十分ありな選び方だと思います。

 

かけたときの違いを、はっきり出したい人に。

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今っぽい、明るめの音に寄せたい人に。

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EQ もコンプもまだ持っておらず、まず安く1本そろえたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。