ストリングスの打ち込みのコツ|ベロシティより先に、CC1・CC11の線とパートの振り分けを決めるボカロPのやり方

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私はストリングス関連で、ベロシティは、ほとんど触っていません。

ストリングスの表情は、エクスプレッション(CC11)とモジュレーション(CC1)の線でつけています。

 

このページでは、Logic Pro で弦を打ち込むときに私がやっていることを、3つにまとめました。

CC の線の描き方、和音をパートに振り分けるやり方、そして迫力の出し方です。

 

弦の音源は、EastWest の Hollywood Strings 2 をメインにしています。

近い距離で録られた、室内の弦楽器のような音で、バラードの後ろに置くことが多い音源です。

 

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ベロシティより、CC1とCC11の線で表情をつける

ストリングスの表情に使うのは、CC(コントロールチェンジ)という数値です。

Hollywood Strings 2 の画面を開くと、MIDI CONTROL の欄に Modulation wheel が 1、Expression が 11 と割り当てられています。

 

Hollywood Strings 2のPLAY画面。MIDI CONTROL #の欄にModulation wheel 1・Expression 11などの割り当てが並ぶ

 

つまり、CC1 と CC11 の値を動かして、音を操る作りになっています。

私はベロシティには手を付けず、この2つの線だけで表情をつけています。

 

音符を打ち込んだあとで線を描けば、伸ばしている音の途中でも強さが変えられます。

 

CC1とCC11は、同じ線にしてしまう

私は、エクスプレッションとモジュレーションを別々の形にはしていません。

2本とも同じ線を描いています。

 

Logic では、ピアノロールの下にある「オートメーション/MIDI」の欄で、描く CC を選びます。

「チャンネル1: 1 = Modulation」を選ぶと CC1、「11 = Expression」を選ぶと CC11 の線が描けます。

 

下はチェロのトラックで、CC1(Modulation)を描いたところです。

線は、 60から 85 くらいの間を細かく上下しています。

 

Logicのピアノロール。チェロのトラックの下のオートメーション/MIDIのレーンでModulation(CC1)を選び、59〜85の間で上下する線を描いている

 

描く形は、2パターンほどあります。

そのうちの1つが、最初が高く、真ん中で下がって、最後にかけてまた上がる線です。

 

和音は、音域ごとにパートへ振り分ける

コードを弦で鳴らすときは、音域ごとにパートを分けます。

Hollywood Strings 2 も、1st Violins・2nd Violins・Violas・Celli・Basses と、パートごとに分かれて入っています。

 

OPUSのBROWSE画面。EW Hollywood Strings 2を選択し、1st Violins・2nd Violins・Basses・Celli・Full Strings・Violasのパート一覧が表示されている

 

私の場合は、チェロがルート、ビオラが3度、バイオリンが5度と3度を受け持つことが多いです。

実際のプロジェクトでも、バイオリン2つ・ビオラ・チェロを、それぞれ別のトラックにしています。

 

Logicのトラック一覧。Vln1・Vln2・Vla・チェロのトラックが上から並び、それぞれにコードのリージョンが入っている

 

振り分けるときに覚えておきたいのは、低い音ほど力が強く聞こえることです。

普通なら、低い楽器は音量を少し下げた方がバランスがとれます。

 

音源の側で、もともとある程度そうなっているとは思います。

それでも、低い音の方が強いということは、理解しておいた方がいいです。

 

迫力は、オクターブユニゾンで出す

ストリングスの打ち込みで、大きくつまずいたことは特にありません。

悩んだのは、駆け上がりを何音で上がるか、くらいです。

 

迫力の出し方については、オーケストラのアレンジの本を買って読むことがあります。

下は、手元にあるアレンジの本です。

 

手元のDTM本。ブラス&ストリングス・アレンジ自由自在、音楽制作の秘密100、ベース・ラインで迷わない本、リハーモナイズで磨くジャンル別コード・アレンジ術

 

こうした本でよく見るのが、「凝ったことはせず、シンプルにユニゾンやオクターブユニゾンにする」という考え方です。

オクターブユニゾンは、同じメロディを1オクターブ離して、2つのパートに弾かせるやり方です。

 

なので私も、なるべくオクターブユニゾンにして迫力を出すことが多いです。

 

Hollywood Strings 2 の音は、EastWest 公式の紹介動画で聴けます。

 

まずはCCの線1本と、パートの分け方から

今回の3つをまとめると、次のとおりです。

  • ベロシティより、CC1 と CC11 の線で表情をつける
  • CC1 と CC11 は、同じ形の線にする
  • 和音はチェロ・ビオラ・バイオリンに音域で分け、迫力はオクターブユニゾンで出す

 

Hollywood Strings 2 を使ってみた感想は、レビューにまとめています。

EastWest Hollywood Strings 2レビュー|ボカロ曲の弦楽器は全部これ、室内楽的な鳴りが決め手だった話

 

弦以外のオーケストラの楽器もそろえたいなら、質を優先して Opus という選び方もあります。

EastWest の Hollywood シリーズの選び方は EastWest Hollywood のオーケストラ音源はどれを買う?、ほかのストリングス音源は ストリングス音源のおすすめ で紹介しています。

 

弦を近い距離の音で、バラードの後ろに置きたい人に。

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弦だけでなく、オーケストラの楽器を質の高い音でそろえたい人に。

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。