ドラムマシン音源の選び方|XO・Bloom・Oberheim DMX・IconDrum・Microtonicを比べて、XOを使うボカロPが考える最初の1本

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曲に可愛らしさや、ちょっとしたアホらしさのようなものを足したいとき、私はドラムマシンの音を使います。

アナログ系の曲や、EDM 寄りの曲、ポップスを EDM 寄りのエレクトロニカ風にしたいとき、80年代風の曲でもよく使います。

 

ドラムマシンは、人が叩くドラムではなく、電子回路や録った音で決まったリズムを鳴らす機械のことです。

808 や 909 のような、電子的なドラムの音がこれにあたります。

 

私が使っているのは、XLN Audio の XO です。

この記事では、XO を軸に、Plugin Boutique で通常価格が1万円を超えるドラムマシン音源を4つ並べて比べます。

 

比べるときに見るのは、値段と音の種類と、その音が好きかどうかの3つです。

 

XO を Plugin Boutique で見る →

 

5つのドラムマシン音源を表で比べる

まずは、5つの音源の作りと値段を並べます。 大きく分けると、録った音(サンプル)を鳴らすものと、シンセで音を作るものがあります。

 

製品作っている会社音の作り方PBの通常価格(2026年10月)XOXLN Audioサンプル(自分のサンプルも読み込める)¥18,289Bloom Drum MachineExcite Audio昔の名機を録ったワンショットとループ¥10,280Oberheim DMXGForce Software1981年のドラムマシン DMX の音を再現¥10,450IconDrumGForce Software80年代初めの名機をもとにした12の音のキット¥10,450MicrotonicSonic Chargeサンプルを使わず全部シンセで作る¥17,250

 

値段だけなら、Bloom Drum Machine・Oberheim DMX・IconDrum の3つがほぼ同じです。

XO と Microtonic は、それより7,000〜8,000円ほど高くなります。

 

ここからは、1つずつ中身と、私がどう考えているかを書きます。

持っているのは XO だけなので、ほかの4つは公式の説明と動画を見た印象です。

 

XO:アナログ系のドラムパターンが欲しいときに開く

XO は、手持ちのドラムのサンプルを読み込み、似た音どうしを地図のように並べて探せるドラム音源です。

キック・スネア・ハイハットなど8つの枠(スロット)に音を入れ、右側のシーケンサーでパターンを組みます。

 

XOのEDIT画面。8つのスロットにFLEX 2・FLEX 1・OP HH・CL HH・CLAP・SNARE・KICK 2・KICK 1が並んでいる(プリセットCopate - var 1を読み込んだ状態)

 

私が XO を使うのは、ドラムパターンにアナログ系の音が欲しいときだけです。

Addictive Drums 2 だと音が似通ってしまうので、少し変わった音にしたいときは XO を開きます。

 

8つの枠のうち、使うのはキック・スネア・クローズハイハット・オープンハイハット・クラップの5つぐらいです。

効果音(FX)は、Battery 4 に任せています。

 

Addictive Drums 2 と重ねるときは、キックの低い音を Addictive Drums 2 に、高い音を XO に担当させています。

XO 側には、低い音を削るハイパスをかけています。

 

セールで1万円前後まで下がっているなら、ドラムの音源が無くて困っている人には買う価値があると思います。

すでにドラム音源を持っているなら、急がなくていいです。

 

枠の埋め方や、組んだパターンを Logic に渡すところまでは、XO の使い方の記事に書きました。

XOの使い方|8個しかないスロットの埋め方から、MIDIでLogicに渡すまでを紹介

 

Bloom Drum Machine:画面の見やすさとプリセットの多さが好み

Bloom Drum Machine は、Excite Audio が作っているドラムマシン音源です。

昔の有名なドラムマシンの音を録り、1つの音源にまとめています。

 

1発ずつの音(ワンショット)とループの両方が入っていて、シーケンサーでパターンを組めます。

曲に合わせて動くエフェクトもかけられます。

 

Excite Audio Bloom Drum Machineの画面(Plugin Boutiqueの製品画像)。黄色い背景に、パターンが積み木のようなブロックで表示されている

 

動画を見た限りでは、Oberheim DMX と比べて、Bloom Drum Machine の方がかなり好みでした。

画面が視覚的にとても分かりやすく、プリセットも多いと感じました。

 

 

画面を見て音の様子をつかみたい人や、プリセットから選んで始めたい人に合いそうです。

 

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Oberheim DMX:1981年の名機の音がそろう

Oberheim DMX は、1981年に出たドラムマシン DMX を、GForce Software が再現した音源です。

DMX は、New Order の「Blue Monday」や Madonna の「Holiday」のドラムに使われたことで知られています。

 

発売したときの音に加えて、1983年ごろに足された音や、DX・Sequential Drumtraks という別の機械の音も入っています。

8つの音ごとに、パン・ピッチ・音の長さや、ディレイとリバーブの量を変えられます。

 

GForce Software公式サイトのOberheim DMXの画面。1981年のドラムマシンDMXを再現した、紺色のパネルにパッドとフェーダーが並ぶデザイン

 

公式の動画で見たデザインは、洗練されていると感じました。

ただ、ドラムマシンとしてはもう少し見やすい方が私はありがたく、音も私の好みとは少し違いました。

 

 

80年代の曲のドラムの音を、元の機械に近い形で鳴らしたい人向けの音源です。

 

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IconDrum:同じ GForce の、12の音を持つキット

IconDrum も GForce Software の音源で、80年代の初めに出た有名なドラムマシンをもとにしています。

DMX が8つの音なのに対して、IconDrum は12の音を持っています。

 

キックやスネアのほかに、3つのタム・ライド・クラッシュ・カバサ・タンバリン・コンガ・カウベル・クラップが並びます。

元の機械の音をそのまま録ったキットと、すぐ曲に使えるように加工したキットの両方が入っています。

 

GForce Software公式サイトのIconDrumの画面。オレンジの文字のパネルに、BASS・SNARE・HIHAT・TOMS・CONGASなど12の音のつまみが並ぶ

 

昔のリズムを再現した MIDI のパターンも付いているので、そこから組み直すこともできます。

マスターには、フィルター・ディストーション・EQ・コンプが付いています。

 

 

DMX と同じ会社なので、2つを比べるなら、使える音の数と元になった機械の違いで選ぶことになります。

 

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Microtonic:録った音を使わず、全部シンセで鳴らす

Microtonic は、Sonic Charge が作っている、ドラムの音をすべてシンセで作る音源です。

録った音(サンプル)を使わず、鳴らすたびにその場で音を作ります。

 

Plugin Boutique で売られているのは、10台の有名なドラムマシンの音を Microtonic の音色で再現した「Vintage Tonic」が無料で付いた形です。

 

Plugin BoutiqueのSonic Charge Microtonic + Vintage Tonic Freeの製品ページ(2026年10月29日時点で¥17,250)

 

私は、Microtonic を知りませんでした。

動画で見たデザインは古く感じましたが、やっていることは面白く、可愛らしい音が出ると思いました。

 

シンセでドラムの音を作ることは、私も Pigments でやっていたことがあります。

それでも、私は録った音を使う XO の方が好きで、ピコピコした音は別の音源で作るつもりなので、Microtonic の出番は思いつきませんでした。

 

 

1万7,000円ほどの値段は、私には高く感じます。

ただ、みんなが使っている音源だと同じ音になりがちなので、エレクトロ系や速いテンポのボカロ曲で、あえて飛び道具として使う価値はあると思います。

 

Sonic Charge Microtonic + Vintage Tonic Free を Plugin Boutique で見る →

 

ボカロ曲の最初の1本は、魔法で戦うか剣で戦うかで決める

初めてドラムの音源を買うボカロPなら、ドラムマシン系か生ドラム系かは、やりたい方向で選ぶのがいいと思います。

EDM 系の曲を作りたいのか、「天ノ弱」のような生ドラムの音のバンドのロックを作りたいのかで、選ぶ音源が変わるからです。

 

RPG で言えば、魔法で戦うのか、剣で戦うのかを先に決めるようなものです。

モンハンなら、大剣にするか、双剣にするか、片手剣にするかを最初に決める感覚です。

 

メインを決めたら、そのあとでサブを決めます。

音楽を続けるなら、最後にはドラムマシン系と生ドラム系の両方が必要になるので、余裕があれば2つともそろえておくと安心です。

 

生ドラム系のメインには、私は Addictive Drums 2 を使っています。

選んだ理由は、Addictive Drums 2 のレビューに書きました。

 

過去のセール

  • 2026年10月:Plugin Boutique で XO が ¥10,974(通常 ¥18,289・40%オフ)
  • 2026年10月29日時点:Plugin Boutique で Oberheim DMX と IconDrum が ¥6,988(通常 ¥10,450・33%オフ・11月1日まで)、Bloom Drum Machine が ¥6,790(通常 ¥10,280・34%オフ・11月1日まで)

 

まとめ:値段と音の種類と、好きかどうかで選ぶ

ドラムマシン音源は、値段だけで見れば Bloom Drum Machine・Oberheim DMX・IconDrum が近く、XO と Microtonic が少し高めです。

私はアナログ系のドラムパターンを XO で鳴らし、生ドラムは Addictive Drums 2 で、と分けています。

 

どれを選ぶにしても、まずは自分が EDM 寄りの曲を作りたいのか、バンドのロックを作りたいのかを決めてみてください。

そのうえで、動画で音を聴いて、好きだと思えたものを選ぶのがいちばん後悔しないと思います。

 

ドラムの音源が無くて困っていて、アナログ系の音も自分のサンプルも使いたい人に。

XO を Plugin Boutique で見る →

 

見て分かる画面で、プリセットから選んでドラムマシンの音を始めたい人に。

🔥 セール中 ¥6790(通常 ¥10280)〜11/1まで:Excite Audio Bloom Drum Machine を見る →

 

人と違う音を、エレクトロ系や速いテンポの曲で飛び道具として使いたい人に。

Sonic Charge Microtonic + Vintage Tonic Free を Plugin Boutique で見る →

 

生ドラムの音のバンドのロックを、先にメインにしたい人に。

Addictive Drums 2 を Plugin Boutique で見る →

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。