Logicのディレイの使い方|つまみは触らず、センドの量だけで決めるボカロPのやり方

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ディレイを挿したら、ボーカルの後ろで「やまびこ」が鳴りっぱなしになった。

Logic の Stereo Delay を初めて開いたとき、つまみの多さに手が止まった人も多いと思います。

 

私は、そのつまみをほとんど触っていません。

最初の設定のまま、センドで送る量だけで決めています。

 

この記事では、Logic 純正のディレイをボカロ曲でどう使っているかを、手順の順にまとめます。

最後に、純正で物足りないと感じているところも書きます。

 

使うのは、Stereo Delay をセンドで返す形

いちばん使っているのは、Logic 純正の Stereo Delay です。

トラックに直接挿すのではなく、センドで返すことがほとんどです。

 

Logic Pro純正のStereo Delay。デフォルトプリセットのまま、左右で別のディレイタイム(1/4と1/8)になっている

 

センドで返す形は、Logic では次の3つでできます。

  • ディレイをかけたいトラックのセンドスロットをクリックして、バスを選ぶ
  • バスを選ぶと Aux チャンネルストリップが自動でできるので、そこに Stereo Delay を挿す
  • 送る量は、センドスロットの横のセンドレベルのノブで決める

 

ディレイ自体は Aux に1つだけで、各トラックからはそこへ送るだけです。

同じディレイを、いくつものトラックで共有できます。

 

Logic Proでディレイをセンドで返す流れ。各トラックのセンドでバスを選び、AuxにStereo Delayを挿して最初の設定のまま、量はセンドレベルのノブだけで決める

 

ボーカルのチェーンの中でディレイをどこに置いているかは、ボーカルチェーンの記事に書いています。

 

つまみは触らず、センドの量だけで決める

Stereo Delay の中は、基本的に最初の状態のままです。

上の画面も、デフォルトプリセットのまま開いたところです。

 

音符の長さを曲に合わせることもしませんし、フィードバックの量も決めていません。

私がディレイを使うのは、音をなじませるためだからです。

 

ディレイの中を作り込むかわりに、センドで送る量だけを動かします。

その量は、本当に微量です。

だいたい、-24dB付近ぐらいになるかと思います。

 

大きくすると、やまびこになる

最初の設定のままセンドを上げていくと、音が残りすぎます。

やまびこのように響きが大きくなって、ディレイの存在がはっきり聞こえてしまいます。

 

なじませたいだけなのに、ディレイが前に出てくるのは逆効果です。

なので、聞こえるか聞こえないかぐらいの小さい量にすることが多いです。

 

ピンポンディレイは、曲の決めの一言にだけ

いつもは控えめにしているディレイですが、はっきり聞かせたい場面もあります。

曲名やタイトルのような、その曲の決めになる一言です。

 

そういう一言に、一発だけエコーをかけたいときがあります。

そのときは、ピンポンディレイ(左右に交互に返ってくるディレイ)で響かせることがあります。

 

曲全体にかけるのではなく、その一言だけです。

普段のディレイが「なじませる」役なら、こちらは「聞かせる」役です。

 

Tape Delay と Sample Delay も手元にある

Logic には、Stereo Delay のほかにもディレイが入っています。

Tape Delay は、テープのディレイを再現したものです。

 

Logic Pro純正のTape Delay。LFOやFlutterで揺れを付けられ、Low Cut・High Cutで帯域を絞れる

 

LFO や Flutter で、テープらしい揺れを付けられるのが特徴です。

Low Cut と High Cut で、返ってくる音の帯域も絞れます。

 

Sample Delay は、やまびこのように繰り返すディレイではありません。

左右の音をほんの数ミリ秒ずらすもので、私は音を左右に広げる感じで使っています。

 

Logic Pro純正のSample Delay。左11.6ms・右2.8msと左右で少しずらしている

 

同じ「ディレイ」という名前でも、Sample Delay は響きを足すものではなく、広がりを作るものです。

センドで返す Stereo Delay とは、役割が別です。

 

物足りないのは「響き」と「反射の仕方」

困っているわけではありませんが、純正のディレイには物足りないところもあります。

私の思うディレイと、響きや反射の仕方が少し違うのです。

 

もっと細かく設定したいときや、もっと時間を決めたいときもあります。

自分の思っている響きを作れるディレイが欲しい、と思っています。

 

実は、有料のディレイは1つも持っていません。

なので、FabFilter の Timeless 3 のような少し高級なディレイを使ったらどうなるのかは、かなり気になっています。

 

FabFilter Timeless 3のタップ表示とDRIVE・LO-FI・DIFFUSE・DYNAMICS・PITCHのエフェクト

 

Timeless 3 は、まだ使ったことはありません。

公式の動画を見ると、ディレイの時間や響きを画面の上で細かく決められるのが分かります。

 

 

音の感じも、私にはモダンなディレイに聞こえます。

古い機材の雰囲気がある Pulsar Echorec と比べても、私は Timeless 3 の方が好みです。

 

ただ、通常の値段だと、私には高すぎて手が出ません。

買うならセールを狙うつもりで、セールの傾向は Timeless 3 のセールページにまとめています。

 

FabFilter Timeless 3 を Plugin Boutique で見る →

 

定番の EchoBoy と Timeless 3 を、買い足す前に何を確かめるかで比べた記事もあります。

EchoBoyとTimeless 3|ディレイを買い足すなら何を確認する?Logic純正を使っているボカロPが調べてみた

 

最初は純正のまま、センドの量だけでいい

Logic のディレイは、つまみを作り込まなくても使えます。

私がやっているのは、Stereo Delay をセンドで返して、量を決めることだけです。

 

  • Stereo Delay は最初の設定のまま、Aux に挿してセンドで返す
  • 量は聞こえるか聞こえないかぐらいまで(大きくするとやまびこになる)
  • はっきり聞かせたいのは、曲名のような決めの一言だけ(ピンポンディレイ)
  • 左右に広げたいときは、繰り返さない Sample Delay

 

純正で物足りなくなるのは、響きや反射の仕方まで自分で決めたくなってからです。

それまでは、純正のディレイとセンドのノブだけで十分だと思っています。

 

純正のディレイで、もっと細かく時間や響きを決めたくなった人に。

FabFilter Timeless 3 を Plugin Boutique で見る →

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