音源はひと通りそろえたいけれど、ピアノもドラムも専用の音源を一つずつ買っていたら、いくらあっても足りません。
そこで候補に入ってくるのが、いろいろな楽器が1本に入った「総合音源」です。
IK Multimedia の SampleTank 4 は、その代表格の一つです。
私はセールで手に入れて、ボカロ曲の制作で使っています。
ただ、IK はとにかくセールの多いメーカーです。
「今買っていいのか、待ったほうがいいのか」で迷う人も多いと思うので、使っている側の考えをまとめました。
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結論:基本はセール待ちでいい。ただし待たなくていい人もいる
先に結論を書くと、IK はセールが多いので、基本的にはセールを待っていいと思っています。
ただし、例外があります。
音源をまったく持っていない初心者ボカロPで、今すぐ作曲していろいろな音を使いたい人は、セールを待たなくていいと思います。
逆に、DAW の付属音源やほかの総合音源で足りている人は、無理に買わなくてもいいかもしれません。
SampleTank 4 はどんな音源か
SampleTank 4 は、ピアノ・ストリングス・ドラム・シンセ・民族楽器などを1本で鳴らせる、IK Multimedia の総合音源です。
スタンドアロンでも、DAW のプラグイン(AU・VST・AAX)としても使えます。

画面は、いくつもの楽器を同時に立ち上げて鳴らせるミキサーが基本です。
ブラウザで楽器を選び、パートに読み込んで使います。
IK の公式ページによると、エディションは4つあります。
- SampleTank 4 CS:無料版(4GB以上・50プリセット)
- SampleTank 4 SE:30GB以上・2,000プリセット
- SampleTank 4:100GB以上・6,000プリセット
- SampleTank 4 MAX:250GB以上・8,000インストゥルメント
無料の CS があるので、まずは CS で操作感を確かめてから有料版を考える、という順番も取れます。
公式の紹介動画では、画面の流れがひと通り見られます。
私がよく使うのは、ベル・鉄琴と民族楽器
ボカロ曲を作っていると、ベルや鉄琴を曲の途中で出したくなる場面が結構あります。
その出しどころの一つになっているのが SampleTank です。
もう一つ、民族楽器もかなり多用しています。
レビューにも書いたとおり、コンガやボンゴのような打楽器をよく使います。

民族楽器は、カテゴリの「Ethnic」にまとまっています。
レビューで書いたハープシコードも、このライブラリに入っています。

どの楽器をどう使っているかは、レビューの記事に詳しく書きました。
正直に言うと、不便なところもある
音の数はかなり多いのですが、ひとつ困っていることがあります。
使っている途中で、音が突然出なくなることがあるのです。
しかも、不具合の原因がどこにあるのか分からないことがあり、これはかなり不便に感じています。
私の環境は M1 の Mac ですが、それが関係しているのかどうかも分かりません。
買う前に、こういうことがあるとだけ知っておいてもらえればと思います。
この症状については、SampleTank 4 のレビューの「正直な不満」の節でも触れています。
SampleTank 4 と MAX は、買う前に見比べる
Plugin Boutique では、通常版の SampleTank 4 と、いちばん大きい SampleTank 4 MAX が別々の製品ページになっています。

公式の数字では、MAX は通常版の倍以上の容量があります。
一方で、2つのページの値段の差は小さいときもあるので、片方だけ見て決めないほうが安心です。

ただ、容量が大きいほど、パソコンのストレージも多く使います。
使いたい楽器が入っているかどうかとあわせて、空き容量も確かめておくと安心です。
SampleTank 4 MAX を Plugin Boutique で見る →
誰に向くか、買わなくていい人は誰か
使っている立場から、向く人と向かない人を分けるとこうなります。
向く人
- 総合音源をまだ1本も持っていない人
- 音源をまったく持っていない初心者ボカロPで、今すぐいろいろな音を使って作曲したい人(この場合はセールを待たなくていい)
- ベル・鉄琴や民族楽器など、ときどき使う音をまとめて手元に置きたい人
買わなくてもいいかもしれない人
- すでにほかの総合音源で足りている人
- DAW の付属音源で十分な音がそろっている人
急ぎでなければ、IK のセールを待つのがいちばん無理のない買い方だと思います。
IK のほかの製品も含めた選び方は、IK Multimedia は何から買うかの記事にまとめました。
過去のセール
海外の音楽ニュースで確かめられた、SampleTank 4 MAX v2 のセールです。
通常版の SampleTank 4 単体のセールは、出典で確かめられたものがありませんでした。
- 2024年10月(〜10月24日):Humble Bundle の IK Multimedia のバンドルで、最上位の $30 のプランに SampleTank 4 MAX v2 が入った(Bedroom Producers Blog)
- 2025年5月(〜6月2日):Plugin Boutique で SampleTank 4 MAX v2 が £49.99(通常 £282)(MusicTech)
- 2025年7月(〜7月31日):Plugin Boutique で SampleTank 4 MAX v2 が $29.99(通常 $299.99)(Rekkerd)
最上位の MAX でも、通常価格の1割ほどまで下がった時期があることになります。
IK 全体のブラックフライデーの傾向は、こちらの記事にまとめています。
IK Multimediaはブラックフライデーまで待つべき?MODO BASS 2もSampleTank 4も年中セール、本気で作曲するなら今買っていい
まとめ
SampleTank 4 は、ベルや鉄琴、民族楽器のように「ときどき欲しくなる音」を1本で埋めてくれる総合音源です。
その一方で、音が突然出なくなることがあり、原因が分からないときがあるのは正直に伝えておきたいところです。
買い時については、IK はセールが多いので、基本は待っていいと思います。
ただ、音源を何も持っていなくて今すぐいろいろな音で作曲したいなら、セールを待たずに始めていいと思います。
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