オルゴールの音源の選び方|無料のBlueprint: Music Boxで鳴らしてきたボカロPが、Speldosaなら買ってもいいと思った理由

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オルゴールの音をボカロ曲に入れたいとき、何で鳴らせばいいのか。

私の答えは、まずは無料の音源で十分です。

 

私は、Fracture Sounds が無料で配っている Blueprint: Music Box でオルゴールの音を鳴らしてきました。

そのうえで、Klevgrand の Speldosa の動画を見て、千円を切る値段なら正直買ってもいいと思いました。

 

音質がかなりよく、逆再生のモデルが面白かったからです。

この記事では、無料の Blueprint と有料の Speldosa の違い、それぞれが向く人を、合う曲の話と一緒にまとめます。

 

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オルゴールの音が合うのは、どんな曲か

私がオルゴールの音を入れてきたのは、少し子供っぽい雰囲気の曲です。

ほかには、チル系や穏やかな曲にもよく合います。

 

逆の使い方も考えられます。 ピッチを崩して不協和音にすればホラー系の曲に、遠くの方で小さく鳴らせば不気味な感じが出せそうです。

かわいい曲にも怖い曲にも寄せられるのが、オルゴールの音だと思っています。

 

まずは無料の Blueprint: Music Box から

Blueprint: Music Box は、Fracture Sounds の無料シリーズ「Blueprint」の13番目の音源です。

小さな金属のオルゴールを録って鍵盤に並べ、オルゴールの録音を加工した「Atmosphere Layer」という響きを重ねられます。

 

Fracture Sounds公式サイトのBlueprint: Music Boxのページ。無料のKontakt Playerで動く、NKS対応、ダウンロードは900MBと書かれている

 

動かすには、無料の Kontakt Player(v7 以降)が要ります。

認証とダウンロードは Native Instruments の Native Access で行い、サイズは 900MB(1.5GB の素材を圧縮したもの)です。

 

私も、Blueprint のほかの音源を使うために Kontakt Player を入れていました。

私の Logic で Blueprint: Music Box を開くと、こんな画面です。

 

LogicでKontakt Playerを開き、Fracture SoundsのBLUEPRINT #13 Music Boxを読み込んだ画面。AGE・DAMPING・ATMOSPHERE・REVERBの4つのつまみ(運営者の画面)

 

Kontakt Player で何が動いて何が動かないかは、こちらの記事に整理しています。

 

Kontakt Playerで使える?有料版が必要な音源の見分け方|仕組みがわからず避けていたボカロPが整理した

 

つまみは4つだけ

画面に並ぶのは、AGE・DAMPING・ATMOSPHERE・REVERB の4つのつまみです。

公式の説明では、Age で音色を変えると、きらきらしたメロディから、暗く不気味な響きまで作れるとされています。

 

Blueprint: Music Boxの画面。AGE・DAMPING・ATMOSPHERE・REVERBの4つのつまみが並ぶ(Fracture Sounds公式サイトより)

 

公式は、この Age の暗い音色を「ホラーの曲に合う」とも書いています。

無料なのに、かわいい音と怖い音の両方に寄せられるのは、ボカロ曲で使うにはありがたいところです。

 

 

同じ音が続いても機械っぽくなりにくい

1つの音につき4種類の録音を順番に鳴らす「4 round-robins」にも対応しています。

同じ高さの音を続けて打ち込んでも、毎回まったく同じ音にはならない作りです。

 

Fracture Sounds公式サイトのBlueprint #13 Music Boxの紹介。小さなオルゴールを録って鍵盤に並べ、Atmosphere Layerを重ねた音源と説明されている

 

オルゴールの音を「ちょっと入れてみたい」段階なら、私はまずこの音源をすすめます。

お金をかけずに、自分の曲にオルゴールが合うかどうかを確かめられるからです。

 

Klevgrand Speldosa はどんな音源か

Speldosa は、スウェーデンの Klevgrand と、同じスウェーデンのアーティスト Wintergatan(Martin Molin)が一緒に作ったオルゴールの音源です。

名前の Speldosa は、スウェーデン語で「オルゴール」という意味です。

 

Klevgrand公式サイトのSpeldosaのページ。櫛歯の形の画面に、MODERN・VINTAGE・ANTIQUE・ETERNALのモデル、ROOM・LEVEL・SPACE・DAMP・VOLUMEが並ぶ

 

音のもとは、Wintergatan 自身が録ったオルゴールです。

本人の言葉では、アコースティックギターを共鳴箱にしてオルゴールを録り、それが自分のバンドの音の特徴になったそうです。

 

4つのモデルと、逆再生の Eternal

モデルは4つあり、新しいオルゴールの Modern、使い込まれた音の Vintage と Antique、そして 逆再生の Eternal です。

ほかに部屋の響きが2種類とリバーブ、v1.0.3 からは余韻を抑えるダンパーの設定も加わりました。

 

Klevgrand公式サイトのSpeldosaの機能一覧。4つのモデル、2つの部屋の響き、アルゴリズムリバーブ、ダンパー設定(v1.0.3)など

 

Speldosa は、それ自体が AU・VST3・AAX のプラグインです。

Kontakt Player を入れなくても、Logic などの DAW にそのまま挿せます。

 

 

Speldosa の動画を見て思ったこと

私は Speldosa をまだ持っていないので、ここからは公式の動画を見た印象です。

まず、音質がかなりいいと感じました。

 

値段の安さを考えると、質の高さが目立ちます。 安くて質もいい、というのが正直な感想で、千円を切る値段なら買ってもいいと思いました。

 

いちばん惹かれたのは、逆再生の Eternal です。

オルゴールの音が後ろから立ち上がってくる感じは、ふつうのオルゴールでは出せません。

個人的にはかなりいい、使いやすくて面白いと思った部分です。

 

無料で足りる人、Speldosa を足してもいい人

2つの違いを、公式の情報で並べるとこうなります。

 

項目Blueprint: Music BoxSpeldosa
値段無料有料(下のボタンで今の価格)
動かし方無料の Kontakt Player(v7 以降)プラグイン単体(AU・VST3・AAX)
音を変えるつまみAge・Dampening・Atmosphere・Reverb4つのモデル・部屋の響き2種・リバーブ・ダンパー
特徴Age で暗く不気味な音色にも寄せられる逆再生のモデル Eternal がある

 

オルゴールの音が自分の曲に合うかをまず試したいなら、無料の Blueprint で十分です。

私もそこから始めて、子供っぽい曲や穏やかな曲に入れてきました。

 

Speldosa を足す意味があるのは、Blueprint では出せない音が欲しくなったときです。

とくに逆再生の Eternal は、私がいちばん面白いと思ったところです。

安くて質のいいオルゴールをもう1つ持っておきたい人にも合います。

 

Speldosa のセールの傾向

Plugin Boutique では、次の値段になっていたことがあります。

  • 2026年10月20日:¥872(通常 ¥1,740・49%オフ・11月1日まで)

 

同じ時期に、Klevgrand の Skaka とのセット「Skaka & Speldosa Bundle」も ¥5,053(63%オフ・11月1日まで)になっていました。 Speldosa だけが欲しいなら、単体のほうがずっと安く済みます。

 

まとめ:オルゴールは無料で始めて、逆再生が欲しくなったら Speldosa

オルゴールの音が合うのは、子供っぽい曲、チル系、穏やかな曲です。

崩し方しだいで、ホラーや不気味な場面にも使えそうな楽器です。

 

最初の1本は、無料の Blueprint: Music Box で十分です。

そのうえで、逆再生の Eternal や、もう1つ質のいいオルゴールが欲しくなったら、Speldosa を考えてみてください。

 

逆再生のオルゴールで、ほかの曲にない音を足したい人に。

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お金をかけずに、まずオルゴールの音を試したい人に。

Blueprint: Music Box(無料・Fracture Sounds公式サイト) →

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