Kontaktの音源は、正直ずっと避けていました。
無料の音源を使うためにKontakt Playerを入れたことはあります。
しかし、そのあと「欲しい」と思う音源は有料ばかりでした。
ですあg、どれがPlayerで動いて、どれに有料のKontaktが必要なのか、仕組みがよくわからなかったです。
わからないまま買って失敗するのが怖くて、Kontakt音源そのものから距離を置いていました。
同じように感じている人は多いと思います。
そこで今回、Kontakt PlayerとフルKontaktの違いと、買う前に「Playerで動くか」を見分ける方法を整理しました。
私のKontaktは無料のPlayer
まず私の状況です。
入っているのは無料のKontakt Playerだけです。

入れたきっかけは、Fracture Soundsの Blueprint という無料音源シリーズでした。
ほかに、ProjectSAMの無料オーケストラ音源 The Free Orchestra を使うためにも使っていました。

どちらも無料で、Kontakt Playerで普通に鳴ります。
Blueprintは、オケがない時によく使っていました。
最近は使っていません。
欲しくなる音源が有料のものばかりになって、そこで「これはPlayerで動くのか」がわからず止まってしまったからです。
Kontakt Playerとフル版、何が違う?
先に一番大事なところを書くと、無料なのは「Kontakt Player(本体)」で、音源は別です。
KontaktはNative Instruments(NI)の「音源を鳴らすための入れ物」です。
その入れ物に、無料のPlayerと、有料のフル版があります。
NI公式のマニュアルによると、違いはこうです。
- Kontakt Player(無料):NI製の音源と、NIから正式にライセンスを受けた他社の音源(いわゆる「Player対応」)を、制限なく使える
- フル版Kontakt(有料):Player対応ではない音源も読み込める。自分で音源を作ったり、Tools(コードやフレーズを生成するMIDIエフェクト)を使ったりもできる
Player対応ではない音源をPlayerで開くと、デモモードになります。
15分だけ鳴って、そのあと止まります。
「買ったのに15分で音が止まる」というつまずきは、ほぼこれですね。
Playerで使っている音源は、左の一覧にちゃんと並びます。
Blueprintは全部Player対応なので、ここから選ぶだけです。

買う前に「Playerで動くか」を見分ける方法
ここがこの記事の本題です。
見るところは3つあります。
1. 商品ページの表記を見る
いちばん確実なのは、メーカーの商品ページです。
Player対応の音源は、たいてい目立つ場所に書いてあります。

たとえばBlueprintのページには「Runs in the FREE Kontakt Player 8+」とあります。
Plugin BoutiqueのAlicia’s Keys(NIのピアノ音源)の商品ページにも「FREE Kontakt 7 Player or Kontakt 7 or higher is required」と書かれていました。
「FREE Kontakt Player」の文字があれば、Playerで使えます。
逆に「Full version of Kontakt required」のように、フル版(full version)を指定する表記があれば、フル版が必要です。
2. Native Accessで登録する音源かを見る
Player対応の音源は、シリアル番号をNIのNative Access(NI製品の管理アプリ)で登録して使います。
反対に、シリアル番号がなく、Native Accessで登録しない音源は、基本的にフル版が必要です。
商品説明に「Native Accessでアクティベート」とあるかも手がかりになります。
3. 必要なバージョンを見る
見落としやすいのがここです。
「Kontakt Player 8+」のように、Playerにも必要なバージョンがあります。
Player対応の音源でも、手元のPlayerが古いと開けません。
Playerは無料で更新できるので、Native Accessから最新にしておけば大丈夫です。
Playerで足りる人、フル版が要る人
ここまでをまとめると、こう分かれます。
Playerで足りる人
- 無料音源(BlueprintやThe Free Orchestraなど)を使いたい人
- 欲しい有料音源が、どれもPlayer対応の人
- 音源を鳴らして弾ければよく、自分で音源を作るつもりはない人
フル版が必要な人
- 欲しい音源に「Full version of Kontakt required」と書いてある人
- 自分でサンプルを並べて音源を作りたい人
私のように「無料音源と、Player対応の音源だけ」なら、フル版を買う必要はありません。
Player対応の有料音源は多いので、まずは欲しい音源の商品ページを見て、Player対応かを確かめるのが先です。
Blueprintのように、Player対応の無料音源でも中身はかなり作り込まれています。

Fracture Sounds公式の、Blueprint: Brass Ensembleの紹介動画です。
フル版にするなら、クロスグレードも確認
フル版が必要になったときは、いきなり通常版を買う前に、クロスグレード版が使えないか確認するのがおすすめです。
Player対応の有料音源を持っていると、フル版を安く買える場合があります。
クロスグレード・アップグレードの条件の見方は、こちらにまとめています。
Kontaktの音源を何本もそろえる前提なら、Kontaktと音源がまとめて入ったKOMPLETEという選択肢もあります。
考え方は音源のそろえ方3戦略に書いています。
初心者ボカロPで、音源がほぼないのであれば、私はKOMPLETEをお勧めします。
それは私の後悔からですね。
まとめ:わからないから避けるのは、もったいない
- 無料なのはKontakt Player(本体)。音源は別で、無料のものも有料のものもある
- Player対応の音源は、無料のPlayerで制限なく使える。非対応の音源はフル版が必要で、Playerだと15分で止まる
- 見分けるには、商品ページの「FREE Kontakt Player」表記・Native Accessでの登録・必要なバージョンを見る
- 無料音源とPlayer対応の音源だけなら、フル版は要らない
私は仕組みがわからないまま、Kontakt音源を避けていました。
しかし、見るところは商品ページの数行だけです。
わからないから避けるより、買う前に1回確認するほうがずっと楽でした。
フル版はPlugin Boutiqueでも買えます。
Plugin Boutiqueでの買い方は、Plugin Boutiqueの使い方にまとめています。







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