Kontakt Playerで使える?有料版が必要な音源の見分け方|仕組みがわからず避けていたボカロPが整理した

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Kontaktの音源は、正直ずっと避けていました。

 

無料の音源を使うためにKontakt Playerを入れたことはあります。

しかし、そのあと「欲しい」と思う音源は有料ばかりでした。

ですあg、どれがPlayerで動いて、どれに有料のKontaktが必要なのか、仕組みがよくわからなかったです

わからないまま買って失敗するのが怖くて、Kontakt音源そのものから距離を置いていました。

 

同じように感じている人は多いと思います。

そこで今回、Kontakt PlayerとフルKontaktの違いと、買う前に「Playerで動くか」を見分ける方法を整理しました。

 

私のKontaktは無料のPlayer

まず私の状況です。

入っているのは無料のKontakt Playerだけです。

LogicにKontakt Playerを挿した画面。上部にKONTAKT Playerのロゴ、下にAnalog DreamsとBlueprintの音源が並ぶブラウザ

 

入れたきっかけは、Fracture Soundsの Blueprint という無料音源シリーズでした。

ほかに、ProjectSAMの無料オーケストラ音源 The Free Orchestra を使うためにも使っていました。

Kontakt PlayerでProjectSAMのThe Free Orchestra 1を開いた画面。Heroic Horns、Short Strings、Luminous Choirなど16種類の楽器が並ぶ

 

どちらも無料で、Kontakt Playerで普通に鳴ります。

Blueprintは、オケがない時によく使っていました。

 

最近は使っていません。

欲しくなる音源が有料のものばかりになって、そこで「これはPlayerで動くのか」がわからず止まってしまったからです。

 

Kontakt Playerとフル版、何が違う?

先に一番大事なところを書くと、無料なのは「Kontakt Player(本体)」で、音源は別です。

 

KontaktはNative Instruments(NI)の「音源を鳴らすための入れ物」です。

その入れ物に、無料のPlayerと、有料のフル版があります。

 

NI公式のマニュアルによると、違いはこうです。

  • Kontakt Player(無料):NI製の音源と、NIから正式にライセンスを受けた他社の音源(いわゆる「Player対応」)を、制限なく使える
  • フル版Kontakt(有料):Player対応ではない音源も読み込める。自分で音源を作ったり、Tools(コードやフレーズを生成するMIDIエフェクト)を使ったりもできる

 

Player対応ではない音源をPlayerで開くと、デモモードになります。

15分だけ鳴って、そのあと止まります。

「買ったのに15分で音が止まる」というつまずきは、ほぼこれですね。

 

Playerで使っている音源は、左の一覧にちゃんと並びます。

Blueprintは全部Player対応なので、ここから選ぶだけです。

Kontakt PlayerのSelect Product一覧。Analog Dreams、Blueprint #16 Bass Guitar、#23 Brass Ensemble、#15 Church Organ、#20 Electric Stringsなどが並ぶ

 

買う前に「Playerで動くか」を見分ける方法

ここがこの記事の本題です。

見るところは3つあります。

 

1. 商品ページの表記を見る

いちばん確実なのは、メーカーの商品ページです。

Player対応の音源は、たいてい目立つ場所に書いてあります。

Fracture Sounds公式サイトのBlueprint: Brass Ensembleのページ。At a glance欄に「Runs in the FREE Kontakt Player 8+」と書かれている

 

たとえばBlueprintのページには「Runs in the FREE Kontakt Player 8+」とあります。

Plugin BoutiqueのAlicia’s Keys(NIのピアノ音源)の商品ページにも「FREE Kontakt 7 Player or Kontakt 7 or higher is required」と書かれていました。

「FREE Kontakt Player」の文字があれば、Playerで使えます

 

逆に「Full version of Kontakt required」のように、フル版(full version)を指定する表記があれば、フル版が必要です。

 

2. Native Accessで登録する音源かを見る

Player対応の音源は、シリアル番号をNIのNative Access(NI製品の管理アプリ)で登録して使います。

反対に、シリアル番号がなく、Native Accessで登録しない音源は、基本的にフル版が必要です。

商品説明に「Native Accessでアクティベート」とあるかも手がかりになります。

 

3. 必要なバージョンを見る

見落としやすいのがここです。

「Kontakt Player 8+」のように、Playerにも必要なバージョンがあります

Player対応の音源でも、手元のPlayerが古いと開けません。

Playerは無料で更新できるので、Native Accessから最新にしておけば大丈夫です。

 

Playerで足りる人、フル版が要る人

ここまでをまとめると、こう分かれます。

 

Playerで足りる人

  • 無料音源(BlueprintやThe Free Orchestraなど)を使いたい人
  • 欲しい有料音源が、どれもPlayer対応の人
  • 音源を鳴らして弾ければよく、自分で音源を作るつもりはない人

 

フル版が必要な人

  • 欲しい音源に「Full version of Kontakt required」と書いてある人
  • 自分でサンプルを並べて音源を作りたい人

 

私のように「無料音源と、Player対応の音源だけ」なら、フル版を買う必要はありません。

Player対応の有料音源は多いので、まずは欲しい音源の商品ページを見て、Player対応かを確かめるのが先です。

 

Blueprintのように、Player対応の無料音源でも中身はかなり作り込まれています。

Kontakt PlayerでBlueprint #23 Brass Ensembleを開いた画面。DYNAMICS・COLOUR・STEREO WIDTH・REVERBのつまみ、SUSTAIN・STACCATOの切り替え、CLOSE・MID・FARのマイクミックスが並ぶ

 

Fracture Sounds公式の、Blueprint: Brass Ensembleの紹介動画です。

 

フル版にするなら、クロスグレードも確認

フル版が必要になったときは、いきなり通常版を買う前に、クロスグレード版が使えないか確認するのがおすすめです。

Player対応の有料音源を持っていると、フル版を安く買える場合があります。

 

クロスグレード・アップグレードの条件の見方は、こちらにまとめています。

プラグインの通常版・アップグレード・クロスグレードの違い|安い版を買う前に確認すること

 

Kontaktの音源を何本もそろえる前提なら、Kontaktと音源がまとめて入ったKOMPLETEという選択肢もあります。

考え方は音源のそろえ方3戦略に書いています。

初心者ボカロPで、音源がほぼないのであれば、私はKOMPLETEをお勧めします。

それは私の後悔からですね。

 

まとめ:わからないから避けるのは、もったいない

  • 無料なのはKontakt Player(本体)。音源は別で、無料のものも有料のものもある
  • Player対応の音源は、無料のPlayerで制限なく使える。非対応の音源はフル版が必要で、Playerだと15分で止まる
  • 見分けるには、商品ページの「FREE Kontakt Player」表記・Native Accessでの登録・必要なバージョンを見る
  • 無料音源とPlayer対応の音源だけなら、フル版は要らない

 

私は仕組みがわからないまま、Kontakt音源を避けていました。

しかし、見るところは商品ページの数行だけです。

わからないから避けるより、買う前に1回確認するほうがずっと楽でした。

 

フル版はPlugin Boutiqueでも買えます。

Plugin Boutiqueでの買い方は、Plugin Boutiqueの使い方にまとめています。

 

気になる製品の価格を確認する

Native Instruments Kontakt 8 を Plugin Boutique で見る →

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ABOUTこの記事をかいた人

Logic Pro で音楽制作をしています。インスト曲とボカロ曲を作りながら、DTM・プラグイン・ミックスで実際に試して分かったことを書いています。