ドラムの打ち込みのコツ|フィルは4の倍数の小節に、タムは自分で足す。Addictive Drums 2で作るボカロPの手順

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私はドラムのフィルを、いつもゼロからは打ち込んでいません。

 

Addictive Drums 2 のフィルを持ってきて、足りない所を自分で足していきます。

このフィルにはタムが入っていなかったので、タムの部分は自分で打ち込みました。

 

Logic Pro のピアノロール。フィルに自分で打ち込んだタムの部分。高い音から2つずつ段々に下がり、いちばん低いF3がフロアタム

 

ドラムの打ち込みのコツというと、ベロシティやタイミングの話が多くなります。

この記事では、そこから一歩進んで、フィルをどこに入れるか、どう作るか、Aメロとサビで何を変えるかを、Logic Pro と Addictive Drums 2 で打ち込んでいる私の手順でまとめます。

 

Addictive Drums 2 を Plugin Boutique で見る →

 

フィルは「4の倍数の小節」に入れる

フィルを入れる場所は、基本的に4小節、8小節といった4の倍数の小節です。

区切りのいい所で入れると、次の場面に入る合図になります。

 

間隔は、曲の雰囲気で変えています。

穏やかな曲なら8小節に1回が基本で、激しい曲なら4小節に1回入れることもあります。

 

フィルとクラッシュを入れる場所の図。穏やかな曲は8小節に1回、激しい曲は4小節に1回フィル。クラッシュは曲の冒頭、サビの始まり、盛り上がるときはサビの9小節目から4つ打ち的に

 

クラッシュは「冒頭」と「サビの始まり」

クラッシュシンバルをいちばん多く鳴らすのは、サビの始まりです。

曲の冒頭でも鳴らします。

 

さらに盛り上げたいときは、サビが16小節あるなら、9小節目からクラッシュを4つ打ちのように拍ごとに鳴らすこともあります。

曲が盛り上がってきたときに使う方法です。

 

フィルの作り方:スネア→タム→キックとクラッシュの順

フィルを作る順番は、だいたい決まっています。

 

フィルを作る順番の図。①Addictive Drums 2 のフィルを置く ②スネアを並べる ③タムを足してみる ④最後にキックやクラッシュ

 

まず、Addictive Drums 2 のフィルを、フィルを入れたい小節に置きます。

そのうえで、スネアを並べる→タムを足してみる→最後にキックやクラッシュの順で整えていきます。

下記画像は、AD2のフィルのプリセットです。

 

Logic Pro のピアノロール。Addictive Drums 2 のフィル「6-8 Straight Fill L-1 22」を置いた23小節目のリージョンで、選んだ4つのノートのベロシティは28

 

スネアの部分では、スネアロールを使うことも多いです。

 

タムが無いフィルには、自分でタムを足す

AD2のあるプリセットのフィルには、タムが入っていませんでした。

そこで、タムの部分は自分で打ち込みました。

 

冒頭の画面が、その自分で打ち込んだタムの部分です。

高い所から低い所へ2つずつ段々に下がっていき、いちばん低い F3 がフロアタムです。

 

ひな形をそのまま使わず、足りない所を足して自分の曲に合わせています。

 

Addictive Drums 2 には、ビートやフィルのひな形がたくさん入っています。

どんなものかは、XLN Audio 公式の動画で見られます。

 

 

Addictive Drums 2 の基本の使い方は、Addictive Drums 2 の使い方の記事にまとめています。

 

Aメロとサビで「パターンそのもの」を変える

Aメロとサビで変えるのは、ベロシティだけではありません。

パターンそのものを変えることも、よくあります。

 

Aメロとサビでドラムのパターンを変える3つの方法の図。ハイハットの抜き差し、ライドに替える、8分から16分に。ベロシティの目安はサビ100付近、Bメロ90付近、Aメロ80付近

 

よくやるのは、次の3つです。

  • ハイハットの抜き差し(入れる所と抜く所を作る)
  • ハイハットの代わりにライドで刻む
  • 刻みを8分から16分に細かくする

 

ベロシティも場面で変えていて、目安はサビが100付近、Bメロが90付近、Aメロが80付近です。

 

「打ち込みっぽさ」は、全部がオンタイムのときに出る

私自身は、打ち込んだドラムを聞いて機械っぽいと感じることは、そんなにありません。

ただ、全部のノートがオンタイムでそろっていると、揺らぎがなくて打ち込みっぽく聞こえるとは感じます。

 

そのため、キックはオンタイムのまま、スネアやハイハットは少しずらしたり、スイングさせたりしています。

ハイハットは表と裏でベロシティに20くらい差をつけ、最後に Logic のヒューマナイズでばらつかせます。

 

このあたりの細かい手順と画面は、Addictive Drums 2 を生っぽくする記事にまとめています。

 

Addictive Drums 2を生っぽく打ち込むコツ|ハイハットの表と裏を別のノートに分けるボカロPが、それでも分からないこと

 

Logic のピアノロールでのベロシティの変え方やヒューマナイズの操作は、Logic のピアノロールの記事で画面つきで紹介しています。

 

初心者がドラムを打ち込むとき、最初に気をつけてほしいこと

初心者の方にいちばん伝えたいのは、ベロシティは面倒でもちゃんと変えたほうがいいということです。

全部同じ強さのままだと、どうしても単調になります。

 

もう1つは、ドラムだけで完成させないことです。

ドラムはベースやボーカルと合うように、一緒に聞きながら整えていきます。

 

キックとベースのそろえ方は、ベースの打ち込みのコツの記事で書いています。

 

まとめ:基本の型ができたら、フィルと場面で崩していく

キックを1・3拍、スネアを2・4拍に置く基本は、私も分かっています。

ただ、それをどう崩して聞かせる曲にしていくかは、まだ探している途中です。

 

それでも、フィルを4の倍数の小節に置く、サビの頭でクラッシュを鳴らす、Aメロとサビでハイハットの刻みを変える、といったことは、今の私がいつもやっていることです。

フィルはゼロから作らなくても、Addictive Drums 2 のひな形を置いて、足りない所を足すところから始められます。

 

フィルのひな形を元に、自分の曲に合わせてドラムを組みたい人に。

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