iZotope Neoverbは要る?|Pro-R 2とVintageVerbを持つボカロPが、リバーブの「おまかせ」に惹かれつつ今は買わない理由

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Neoverb には、声や楽器を聞かせると、合いそうなリバーブの設定を数秒で作ってくれる「Reverb Assistant」が付いています。

この機能を、私は今回調べるまで知りませんでした。

 

Neoverb はかなり有名なリバーブなので、名前は前から知っていて、気にもなっていました。

ただ、中身は「ただのリバーブ」だと思っていて、買わずにいたのです。

 

おまかせで設定を作ってくれるなら、だいぶ楽になります。

それでも、Pro-R 2 と VintageVerb を持っている今の私は、Neoverb を買いません。

 

この記事では、Neoverb がどんなリバーブかと、おまかせに惹かれた理由、それでも今は買わない理由、どんな人なら選ぶ価値があるかを書きます。

 

iZotope Neoverb を Plugin Boutique で見る →

 

Neoverb はどんなリバーブか

Neoverb は、Ozone や Nectar を作っている iZotope のリバーブです。

リバーブは、音に部屋やホールのような響きを足して、その場で鳴っているように聞かせるエフェクトです。

 

Plugin BoutiqueのiZotope Neoverbの製品ページ(2026年10月24日時点で¥17,250)

 

画面の真ん中にある三角形が、Neoverb の特徴です。

三つの角に短い反射(Reflections)、プレート(Plate)、ホール(Hall)の3種類の響きがあり、丸い点を動かして混ぜる割合を決めます。

 

下の段には、響きにかける EQ が並んでいます。

AI が音を聞いて、響きのこもりや、ほかの音とのぶつかり(マスキング)を避けるように提案してくれる仕組みです。

 

iZotope公式のNeoverbの特徴。3つのリバーブを混ぜる、AIのEQで濁りを避ける、プリセットと細かい調整

 

iZotope 公式では、特徴を3つに分けて紹介しています。

3種類の響きを混ぜる(アシスタントに選ばせることもできる)、AI の EQ で響きを整える、ボーカル用・楽器用のプリセットと細かい調整、の3つです。

 

三角形の点の動きは DAW でオートメーションも書けるので、曲の途中で響きの混ざり方を変えることもできます。

 

中の響きは Exponential Audio のもの

Neoverb の響きを作っているのは、リバーブの専門メーカー Exponential Audio の技術です。

Exponential Audio は今は iZotope の一部になっていて、昔のスタジオ機材を手本にした、自然な部屋の響きで知られています。

 

iZotope公式のNeoverbのページ。Exponential Audioのリバーブの技術で作られていると書かれている

 

つまり Neoverb は、Exponential Audio の響きを、iZotope のおまかせの操作で使えるリバーブです。

Exponential Audio の響きが気になっている人にとっては、その入口にもなります。

 

iZotope 公式の紹介動画です。

 

 

私のリバーブは、いつも大体同じ設定

私はリバーブを2つ持っていて、曲の場所で使い分けています。

サビ以外は FabFilter の Pro-R 2、サビは Valhalla の VintageVerb で、大サビでは Pro-R 2 も少し重ねます。

 

Logic のトラック画面。vocal A/B・vocal chorus・vocal plate all のリバーブ用トラックが並び、vocal A/B に Pro-R 2 と Pro-C 3 が挿さっている

 

ただ、どちらも曲ごとに作り込んでいるわけではありません。

いつも大体同じ設定のリバーブにしています。

 

Valhalla VintageVerb。モードとカラー(1970s/1980s/Now)でキャラが変わり、プリセットも多い

 

だからこそ、その設定を自分の曲に合った最適なものにしてくれるなら、かなり助かります。

リバーブにもおまかせがあるなら、欲しいと思いました。

 

Pro-R 2 の使い方は、Pro-R 2 の使い方の記事に、VintageVerb はVintageVerb のレビューにまとめています。

 

おまかせがどこまで使えるかは、まだ分からない

一方で、気になっている点もあります。

私はマスタリングで Ozone の Master Assistant を使っていますが、組まれた設定のうち Imager などは、自分でゼロに近づけて直しています。

 

OzoneのMaster Assistant画面。ジャンルを選ぶとEQとMaximizerのカーブが提案され、右側にVocal BalanceとExtrasのつまみが並ぶ

 

私の個人的な印象では、iZotope の AI はそこまで優秀ではないと感じています。

Neoverb の Reverb Assistant は試していないので、おまかせがどこまで任せられるかは、まだ分かりません。

 

Master Assistant のあとにどこを直しているかは、AI マスタリングの比べ記事に書いています。

 

Reverb Assistant の実際の動きは、Plugin Boutique の動画が分かりやすいです。

 

 

¥17,250 は、追加のリバーブとしては高い

私が今 Neoverb を買わないいちばんの理由は、値段です。

¥17,250 は、すでにリバーブを持っている人が追加で買うには高いと感じています。

 

リバーブをまだ1つも持っていない人が、最初の1本として買うなら、悪くない選択だと思います。

ただ、Pro-R 2 と VintageVerb がある私には、追加の候補には上がってきません。

 

ほかのリバーブも含めて選びたい人は、こちらにまとめています。

 

リバーブ おすすめ比較|初心者ボカロPのための純正・本命・AI系の選び方

 

Neoverb が向く人

私が思う、Neoverb が向く人は次のような人です。

 

  • リバーブをまだ持っていない初心者ボカロP
  • iZotope のリバーブが欲しい人
  • Reverb Assistant に、ある程度までリバーブを作ってほしい人
  • Exponential Audio の響きが欲しい人

 

逆に、すでに使い慣れたリバーブがあって、設定にも困っていない人は、急いで足さなくていいと思います。

ボーカルにリバーブをどのくらいかけるかは、ボーカルのリバーブの量の記事に書いています。

 

過去のセール

Neoverb は、Plugin Boutique で大きく下がったことがあります。

 

iZotope 全体のセールの時期は、Ozone のブラックフライデーの記事も参考になります。

 

まとめ:最初の1本なら候補、追加なら急がなくていい

Neoverb は、Exponential Audio の響きを、声を聞かせるだけのおまかせで使えるリバーブです。

いつも同じ設定で済ませている私には、そのおまかせはかなり魅力的でした。

 

ただ、iZotope の AI にどこまで任せられるかは分からず、追加のリバーブとしては値段も高めです。

リバーブを持っている人は急がず、まだ持っていない人は最初の1本の候補に入れてみてください。

 

リバーブをまだ持っていない人や、おまかせで響きを作ってほしい人に。

iZotope Neoverb を Plugin Boutique で見る →

 

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