2023年8月は $49、2026年7月は $59。
通常 $99 の Pulsar Echorec は、確認できただけでも、こうして何度か半額前後まで下がってきたディレイです。
私はこの名前を、公式の動画を見るまで知りませんでした。
見たうえでの結論は、私には必要ないと感じました。
Echorec は持っていないので、ここに書くのは公式の動画から受けた印象と、出典で確かめられた値動きです。
それでも、昔ながらのディレイが好きな人や、曲の中で飛び道具として使いたい人には、選ぶ理由があると思います。
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Pulsar Echorecは、1960年代のイタリアの磁気ディスク・ディレイの再現
元になったのは、イタリアの Binson というメーカーが1960年代に作った Echorec というエコーです。
テープではなく、回転する磁気のディスクに音を録って返す仕組みで、70年代のギターや歌のエコーで知られた機材です。

Pulsar Audio の説明では、真空管の入力部分の音と、磁気のディスクで起きる歪みまで細かく再現しているそうです。
本体は壊れやすく手入れも大変なので、それをプラグインで扱えるようにした、という位置づけです。
ディレイの時間は、ディスクの回転の速さ(DISK SPEED)で決まります。
元の機材には無かった機能として、曲のテンポへの同期と、TAP ボタンでのテンポ指定も足されています。

CONDITION のつまみでは、使い込まれた USED から新品に近い MINT まで、状態の違う3台の音を選べます。
左右のエコーを少しずらして広げる Stereo Drift も、元の機材には無かった追加の機能です。

DELAYS のつまみには、繰り返し方の組み合わせが12通りと、OFF があります。
OFF にすると、ディレイは鳴らさずに、この機材を通したときの音の色付けだけを残せるそうです。
Mac は Audio Unit と Apple Silicon に対応していて、使うには iLok のアカウントが要ります。
公式の動画を見て:深くかかる、昔のディレイの音
まずは Pulsar Audio 公式の紹介動画です。
見て最初に感じたのは、ディレイがかなり深くかかっているな、ということでした。
音の感じも、いかにも昔のディレイらしい印象です。
うっすら足して馴染ませるというより、エコーそのものが曲の雰囲気を作るタイプの音に聞こえました。
今のディレイは、Logic純正のシンプルなもので足りている
私がふだん使っているディレイは、ほとんど Logic Pro の純正です。
使い道は、ボーカルやコード楽器に薄くかけて、ほかの音となじませることが多いです。

純正にはいくつかディレイがあり、上の Stereo Delay のように、テンポに合わせて音符で時間を決められるものもあります。
ときどき、目立たせたい場面ではピンポンディレイで、はっきり左右に飛ばすこともあります。

以前は、音を立体的にするために、左右をわずかにずらす Sample Delay も使っていました。
今はほとんど、シンプルなディレイだけで済ませています。
こういう使い方だと、Echorec のように深く色の付くディレイが入る場面は、私の曲にはあまりありません。
Timeless 3とEchorecなら、やっぱりTimeless 3
有料のディレイはあまり持っていませんが、前から欲しいと思っているのは FabFilter の Timeless 3 です。
純正のディレイで、もっと細かく時間を決めたいときに物足りなさを感じるからです。

Echorec と比べても、選ぶならやっぱり Timeless 3 です。
Timeless 3 の音は、私にはモダンなディレイに感じられて、Echorec は少し古く聞こえました。
それに、Echorec の UI のデザインも、正直あまり好みではありません。
実機をそのまま描いた見た目は、好きな人にはたまらない部分だと思いますが、私には合いませんでした。
Timeless 3 の値動きと買い時は、こちらにまとめています。
FabFilter Timeless 3のセールはいつ?過去の値動きと買い時|Logic純正のディレイに物足りなさを感じているボカロPが、定価では買わずに待つ理由
2つのディレイの違いは、EchoBoy と Timeless 3 の比較でも書いています。
8,000円前後なら、昔ながらの音が好きな人には価値がある
半額で8,000円前後になるのは、ディレイ1本の値段としては安いと思います。
私自身は好みの音ではないので、この値段でも買いませんが、昔ながらのディレイが好きな人には使う価値があるはずです。
ボカロ曲の中で、サビ前やブレイクに一瞬だけ深いエコーを飛ばすような、飛び道具として欲しい人にも合うと思います。
ふだんのなじませ用ではなく、ここぞというときの色付け用の1本、という考え方です。
反対に、私のように薄くなじませる使い方が中心なら、まずは Logic の純正で十分です。
純正で細かい設定が足りなくなったら、モダンな方向の Timeless 3 を検討する、という順番でいいと思います。
買いどき:2023年は$49、2026年は7月と10月に半額前後
下の「過去のセール」を見ると、2023年8月に $49(通常 $99)まで下がっています。
2026年も7月に $59、10月に Plugin Boutique で 53%オフが出ました。

2026年だけで2回、半額前後まで下がっているので、欲しい人はその水準のときに買えば十分だと思います。
通常価格の ¥17,250 に近いときに、慌てて買う製品ではありません。
Pulsar Audio のほかのプラグインの値動きは、Pulsar Audio のセールの記事にまとめています。
過去のセール
確認できたものだけを並べます(ドルの表記は海外の告知記事の金額です)。
- 2023年8月(8月17日まで):Pulsar Audio と Plugin Boutique で $49(通常 $99)(rekkerd)
- 2026年7月(7月16日まで):Plugin Boutique で単体 $59(通常 $99)。Primavera とのバンドルは $99(rekkerd)
- 2026年10月(10月19日まで):Plugin Boutique で ¥7,981(通常 ¥17,250・53%オフ)
Plugin Boutique での買い方は、Plugin Boutique の使い方の記事をどうぞ。
まとめ
Pulsar Echorec は、1960年代の Binson Echorec を再現し、テンポ同期や Stereo Drift を足した磁気ディスクのディレイです。
公式の動画では、深くかかる、昔ながらのディレイの音に聞こえました。
Logic 純正のシンプルなディレイで足りていて、買うなら Timeless 3 という私には、今のところ要らないディレイです。
ただ、8,000円前後という値段は安く、昔ながらの音が好きな人や、飛び道具として1本欲しい人には十分選ぶ理由があります。
昔ながらの深いエコーが好きな人、曲の中で飛び道具として使いたい人に。
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純正のディレイで、もっと細かく時間を決めたくなった人に。
🔥 セール中 ¥19477(通常 ¥25970)〜10/20まで:FabFilter Timeless 3 を見る →







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