ShaperBox 3 のフィルターは、正直ほとんど使っていません。
出番があるのは、曲の盛り上がりの前に、フィルターがだんだん開いていくライザーを作るときくらいです。
それなのに、Cableguys の FilterShaper XL の公式動画を見て、ShaperBox 3 があっても欲しいと思いました。
FilterShaper XL は持っていないので、ここに書くのは動画を見た感想と、公式で確かめた事実、そして過去の値動きです。
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FilterShaper XLは、フィルターを2つ並べて線で動かすプラグイン
FilterShaper XL は、フィルターの動きを線で描いて、曲のテンポに合わせて動かすプラグインです。
名前に「XL」とあるとおり、中にはフィルターが2つ入っています。

公式の説明では、2つのフィルターは直列にも並列にもつなげられます。
それぞれにドライブ(歪み)が付いていて、フィルターの前で掛けるか、後で掛けるかも選べます。
動かせるのは、カットオフとレゾナンスだけではありません。
音量やパンなど10のつまみに、それぞれ LFO(線で描いた動き)と、入ってきた音の大きさに反応するエンベロープが付いています。
プリセットは450あり、体験版も用意されています。
私のShaperBox 3のフィルターは、ライザー用
私は ShaperBox 3 を持っていて、ふだんはベースのダッキングや、曲の途中で様子を変える飛び道具に使っています。
その中の Filter は、ほとんど触っていません。
使うとしたら、下の画面のようなライザーです。
プリセットの「Vanilla Whoosh」で、4小節かけてフィルターが開いていく線になっています。

ShaperBox 3 をどう使っているかは、こちらにまとめています。
ShaperBox 3 レビュー|セールで買ったEDM用の多機能モジュレーター、結局ベースのダッキングだけ使っているボカロPの話
ShaperBox 3のFilterとの違いは、フィルターの数と動かせる量
ShaperBox 3 の Filter も、FilterShaper XL も、同じ Cableguys のフィルターです。
線を描いて動きを作る、という考え方は同じです。

公式の比べ方では、ShaperBox 3 の Filter はフィルターが1つで、線で動かせるのはカットオフとレゾナンスの2つです。
FilterShaper XL は、フィルターが2つになり、動かせるつまみも、LFO の数もずっと多くなります。
Cableguys 自身も、ShaperBox は帯域を分けて手早く形にするための道具、XL は動きを細かく作り込むためのフィルター、と分けて説明しています。
フィルターの種類も、ローパス・ハイパス・バンドパス・ノッチ・ピークに、すっきりした Clean と温かい Warm があり、全部で20種類です。

もう1つ、公式の仕様で目に留まったのは、動きの長さの決め方です。
拍や小節で決めるほかに、Hz や ms(ミリ秒)でも決められ、長さは1/128小節から32小節までと書かれています。
公式の動画は、上のつまみで細かく調整できそうに見えた
Cableguys の公式動画がこちらです。
見ていて、今使っている ShaperBox 3 より、ちょっと使いやすそうだと感じました。
画面の上の方につまみが並んでいて、そこで細かく調整できるところです。
下の線を描くところは、ShaperBox 3 と同じように、点を動かしてカーブを作る形です。

ShaperBox 3があっても欲しいのは、細かい調整が難しいから
フィルターの動きの形そのものは、ShaperBox 3 でもだいたい作れると思っています。
UVI Shade の記事でも、フィルターとしてできることは ShaperBox 3 とほぼ一緒だと書きました。
それでも単体のフィルターが欲しいのは、ShaperBox 3 の掛け方に難しさを感じているからです。
ShaperBox 3 では、動きの長さを1小節にするか2小節にするか、といった小節ごと、拍ごとの単位でしか決められず、微調整が難しいと思っています。
それを考えると、普通のフィルターも何か1つ欲しい、と感じました。
FilterShaper XL は Hz や ms でも長さを決められると公式に書かれていますが、私は使っていないので、この困りごとがどこまで解決するかは分かりません。
気になる人は、体験版で自分の曲に掛けて確かめるのが確実です。
なお、FilterShaper XL は Cableguys Bundle にも入っています。
ShaperBox 3 と XL の両方が欲しいなら、ShaperBox 3 Bundle と Cableguys Bundle の比べも参考になると思います。
向いているのは、フィルターをまだ持っていない人
いちばん向いているのは、フィルターのプラグインをまだ持っていない人です。
画面がはっきりしていて使いやすそうに見えるので、かなりおすすめできると思います。
同じ Cableguys の ShaperBox 3 を実際に使ってみて、使いやすいと感じました。
その使いやすさを考えると、FilterShaper XL も初心者のボカロPに使えると思います。
ほかには、フィルターで曲に特殊な演出を入れたい人。
まだプラグインがあまりそろっていない人にも、いい選択肢だと思います。
過去のセール
確認できた FilterShaper XL のセールです(ドル・ユーロ表記は海外の告知記事と公式ストアの金額)。
- 2023年9月4日〜9月17日:発売の導入価格で $49(通常 $79)(Rekkerd)
- 2025年12月〜2026年1月12日:Cableguys の冬のセール。FilterShaper XL が入った Cableguys Bundle が $149(Plugin Boutique・Cableguys 公式)。XL 単体の価格は記事に書かれていません(Rekkerd)
- 2026年10月12日〜12月1日:Plugin Boutique で ¥8,534(通常 ¥13,770・38%オフ)。Cableguys 公式ストアでは 49€(通常 79€)

Cableguys は、ブラックフライデーのセールを10月から12月まで長く続ける年が多い会社です。
会社全体のセールの流れは、Cableguys のブラックフライデーの記事にまとめています。
まとめ:ShaperBox 3があっても、細かく動かしたいなら1本あっていい
ShaperBox 3 を持っていても、FilterShaper XL は欲しいと思える製品でした。
フィルターの形は ShaperBox 3 でも作れますが、2つのフィルターと多くのつまみで、細かいところまで動きを詰められそうなところが魅力です。
フィルターをまだ持っていない人や、曲に変わった演出を入れたい人には、最初の1本としてもおすすめできます。
フィルターのプラグインを、最初の1本として持っておきたい人に。
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ダッキングのほかに、飛び道具で音の様子を変えたい人に。
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