ボカロ曲をSpotifyやApple Musicにも出してみたいけれど、毎年かかる利用料が気になって、まだ申し込んでいない。
そんな人には、10月は申し込むのにちょうどいい月です。
TuneCore Japanが、2026年10月31日まで、利用料の割引キャンペーンをしています。
私はボカロ曲をTuneCoreで配信していて、すでにUnlimitedプランを使っているので、今回のキャンペーンで得をすることはありません。
それでも、毎月のように曲を出している人や、これから1曲目を配信する人には使いどころがあると思ったので、中身と選び方をまとめました。
10月31日までのキャンペーンは2種類
今回のキャンペーンは、TuneCore Japanの累計還元額が1,000億円を超えた記念として、2026年10月1日から10月31日23:59まで行われています。
稼いでいますね〜
そんなにって感じですね。
私みたいに音楽が売れない人がたくさん、支払っているのでしょうか。

中身は、年額で配信し放題になるUnlimitedプランの20%オフと、1曲ずつ払うPay Per Releaseプランのシングル1年配信の無料化です。
| プラン | 通常(年・税込) | キャンペーン価格 | Unlimited スターター | ¥4,400 | ¥3,520 | Unlimited スタンダード | ¥9,900 | ¥7,920 | Unlimited プロ | ¥23,100 | ¥18,480 | Pay Per Release シングル(1年) | ¥1,551 | 無料 |
|---|
公式によると、Unlimitedプランの全プランが割引になるのは、プランが始まってから初めてだそうです。
Unlimitedの割引は、新しく申し込む人のほかに、プランのアップグレードや、以前使っていた人の復帰にも使えます。
一方で、今のプランの更新の支払いは対象外です。
私のようにすでにUnlimitedを使っていて、同じプランを続けるだけの人は、何も安くなりません。
キャンペーンの詳細は、TuneCore Japan公式のお知らせに載っています。
Unlimitedの3つのプランは、ボカロPだとここが違う
個人で使うUnlimitedプランは、スターター・スタンダード・プロの3つです。

どのプランでも、1年のあいだは何曲出しても料金は同じです。
公式の比較表では、VOCALOIDなどの音声合成ソフトを使った曲の配信も、全プランで「可」になっています。
違いが出るのは、配信までの日数と、配信の細かい設定です。

スターターは、配信先のストアを選べず全ストアへの配信になり、配信開始までも最短10日かかります。
スタンダードとプロは、最短2日で配信できます。
もう1つ大きいのが、スターターには歌詞の追加と、配信開始日を指定する機能がないことです。

ボカロ曲は、ニコニコ動画やYouTubeに動画を出す日が先に決まっていることが多いと思います。
動画と同じ日に配信も始めたいなら、配信開始希望日を設定できるスタンダード以上を選んでおくと、日程を合わせやすくなります。
プロは、メインアーティストを2名以上にしたい人や、公式プレイリストへの売り込み(サブミット)を使いたい人向けです。
1人の名義でボカロ曲を出すだけなら、スタンダードで足りる人が多いはずです。
私は、本名でも活動しているので、2人以上ということでプロ版ですね。
毎月1曲出すなら、Unlimitedのほうが安くなりやすい
Unlimitedと、1曲ずつ払うPay Per Releaseのどちらが得かは、1年に何曲出すかで決まります。
Pay Per Releaseのシングルは、1曲につき年¥1,551です。
これを基準にすると、キャンペーン価格のスターター(¥3,520)は3曲目から、スタンダード(¥7,920)は6曲目からUnlimitedのほうが安くなります。
通常価格で比べても、スターターは3曲目、スタンダードは7曲目が分かれ目です。
毎月1曲出すと、Pay Per Releaseでは1年で¥18,612になります。
しかも、Pay Per Releaseは曲ごとに毎年の利用料がかかるので、出した曲が増えるほど、2年目からの支払いも積み上がっていきます。
私が「配信し放題なので、毎月投稿している人はありかも」と思うのは、この積み上がりがないからです。
毎月1曲出し続けるやり方は、別の記事にまとめています。
申し込む前に知っておきたいこと
Unlimitedは安くなる一方で、申し込む前に知っておきたい点もあります。
1つ目は、20%オフになるのは今回の支払いだけで、次の年の更新は通常価格に戻ることです。
キャンペーン価格がずっと続くわけではないので、2年目以降も続けるつもりで、通常価格で考えておくと安心です。
2つ目は、Unlimitedの更新をやめると、そのプランで配信している曲が期間の終わりにすべて止まることです(TuneCoreサポート「更新について」)。
配信し放題は便利ですが、毎年払い続けることが前提の仕組みです。
3つ目は、クーポンの使い方の細かい決まりです。
クーポンは1アカウントにつき1回だけで、審査で却下されたリリースに使った場合は、もう一度は使えません。
また、すでにUnlimitedを使っているアカウントでは、シングル無料のクーポンは使えません(アップグレードには使えます)。
TuneCore Japan公式が、Unlimitedプランを紹介している動画です。
1曲目を試しに配信したいなら、シングル無料のほうが合う
まだ1曲も配信したことがなく、まずは1曲だけ出してみたい人には、Pay Per Releaseのシングル無料のほうが合います。
普段は¥1,551かかるシングル1年分が無料になるので、お金をかけずに、配信の申し込みから審査、ストアに並ぶまでの流れを一通り体験できます。
対象は新しく出すリリースだけで、すでに配信している曲の更新や再配信には使えません。
また、無料になるのは最初の1年分なので、2年目も配信を続けるなら更新の利用料がかかります。
これから最初の1曲を作る人は、どの声で出すかを考えた記事も参考にしてください。初音ミクと重音テト、最初の1曲はどっちの声で出す?
TuneCoreで配信していて感じていること
TuneCoreに曲を出していて、ほかの人にも伝えておきたいのが、審査が厳しめなことです。
私の場合、10曲に1曲ぐらいは、AIで作った曲ではないかと検知されて、審査が最初は通りません。
そのときは、AIを使っていないことを伝え、DAWのデータなどを送って審査を通しています。
それが地味に面倒です。
なぜなら、相手の通告は、「お前AIだろ」という形なので、AIじゃないという弁明の選択肢がないからです。
「AIを選択して」と来ますね。決めつけで。

自分で作った曲でも止まることがあるので、プロジェクトのデータは配信後も消さずに残しておくと安心です。
AIを使った曲の扱いについては、Sunoで100曲近く作ってみた記事で詳しく書いています。
ちなみに、TuneCoreにはマスタリングの機能も付いていて、私も試したことがあります。
ただ、音量が大きくなったなと感じたくらいで、自分でOzoneを使うのと比べてどちらが良いと言えるほどの差は感じませんでした(Ozoneのレビュー)。
まとめ:1年に出す曲数で選ぶ
今回のキャンペーンで得をするのは、まだUnlimitedを使っていない人と、1曲目をこれから配信する人です。
- 毎月のように曲を出すなら、Unlimited(動画と配信日を合わせたいならスタンダード以上)
- まず1曲だけ試すなら、Pay Per Releaseのシングル無料
- すでにUnlimitedを使っていて、同じプランを続けるなら、今回は安くならない
Unlimitedの20%オフは最初の1年分だけなので、2年目からの通常価格まで含めて、続けられるかを考えてから申し込むのがおすすめです。
締め切りは2026年10月31日23:59です。
TuneCore Japan 1,000億円還元キャンペーン(公式) →







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