前は、Noire は「いらないかな」と思っていたピアノ音源でした。
すでに Pianoverse を持っていて、ソロのピアノはそれで足りていたからです。
ですが今は、ピアノの選択肢を増やす候補として気になっています。
同じピアノばかりだと飽きてしまうので、違う響きのピアノを1つ持っておきたい、という気持ちです。
このページでは、Noire がこれまでどこまで下がったかと、どんな人に向くピアノなのかを書きます。
私はまだ持っていないので、公式の情報と動画を聴いた印象からの話になります。
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Noireの買い時:半額前後まで下がった記録はある
Noire は、Native Instruments(NI)が2019年3月に出したピアノ音源です。
発売したときの価格は $149 でした(KVR Audio)。

それから、NI のセールで半額前後まで下がったことが何度かあります。
2021年11月の NI のセールでは €74 になっていたと、海外のピアノ好きの掲示板に書き込まれていました。
2022年5月にも、「Noire が10日間50%オフ」という NI からのお知らせが届いたという投稿があります。
半額前後は、実際に来たことがある値段です。
一方で、Plugin Boutique で Noire が大きく値下げされた記録は、今のところ確かめられていません。
なので「毎年ブラックフライデーに必ず半額」とまでは言えません。
過去の値下げは、ほとんどが NI のセール(秋〜年末の Cyber Season など)でした。
NI のブラックフライデー全体の流れは、NI のブラックフライデーの記事にまとめています。
Nils Frahmのグランドピアノを録った音源
Noire は、作曲家でピアニストの Nils Frahm が選んだ、ヤマハのコンサートグランド「CFX」を録った音源です。
ベルリンの録音スタジオ Funkhaus で、ビンテージのマイクとプリアンプを使って収録されています(NI 公式)。

中身は2種類で、そのままの音の「Pure」と、ハンマーと弦の間にフェルトを挟んだ「Felt」が入っています。
Felt は、立ち上がりが丸くなったやわらかい音です。
画面では、ペダルや鍵盤の機械のノイズ、弦の共鳴、倍音の量などを分けて調整できます。
低音を足す SUB や、音の明るさを変える Tonal Shift も付いています。

容量は16GB で、無料の Kontakt Player で使えます(NI 公式)。
Kontakt のフル版を買う必要はありません。
Player とフル版の違いは、Kontakt Player で使える音源の見分け方で整理しました。
動画で聴いた印象は、クラシック・劇伴寄りのきれいなピアノ
公式の動画を見て感じたのは、クラシックや劇伴に寄ったピアノだということです。
静かできれいな曲に合いそうな音でした。
正直に言うと、私にとってはかなり理想に近いピアノの音です。
「いらない」から「候補に入れたい」に変わったのは、この音が理由です。
もう1つの特徴が、Particles Engine です。
弾いた音をもとに、きらきらした音の粒を自動で重ねて鳴らしてくれる機能です(NI 公式)。

ソロ曲や劇伴のアイデアを広げる機能として紹介されています。
Pianoverseがあるのに、なぜ欲しいのか
私が持っているソロ向けのピアノは、Pianoverse の Black Pearl B200 です。
劇伴のような曲では、ピアノ1本で聴かせられる説得力が欲しくて、そこは Pianoverse が埋めてくれています。

ただ、ピアノの種類が少ないので、使っているうちに飽きてしまうところがあります。
Noire は Pianoverse と同じ音ではないので、前から選択肢としては欲しいと思っていました。
そこに、動画で聴いた音が理想に近かった、という気持ちが重なっています。
劇伴用に欲しいピアノを、Keyscape や VSL も含めて並べた話はこちらです。
Pianoverseがあっても、劇伴用のピアノがもっと欲しい|VSL 1887・Keyscape・Noire、ボカロPが買わずに我慢している理由
向く人と、ボカロのポップスで気をつけたいこと
Noire を勧めたいのは、Pianoverse のようなソロ向けのピアノをまだ持っていない人です。
NI の製品なので、単体で買ってもいいですし、KOMPLETE でまとめてそろえる人にも向いています。
KOMPLETE では上位版に入っているので、まとめ買いを考えている人は、どの版に入っているかを先に確かめておくと安心です。
一方で、ボカロのポップスで伴奏に使うなら、混ぜるのが難しいピアノだと思います。
向いているのは、クラシックや劇伴、歌の無いインストの曲です。
ポップスの伴奏が目当てなら、ちょうどいい厚さの Addictive Keys のほうが無難です。
こちらは私も持っているピアノです。
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同じ NI のピアノで、エモさのある独特な音の Alicia’s Keys も候補になります。
ピアノ音源を使いみち別に選ぶ方法は、ピアノ音源の選び方にまとめました。
Native Instruments Alicia's Keys を Plugin Boutique で見る →
過去のセール
確認できた、Noire のセールと値段の動きです。
- 2019年3月26日:発売。$149/€149/£129(KVR Audio)
- 2019年11月〜12月9日:NI の Thanksgiving XXL セールで50%オフ(Rekkerd)
- 2020年11月〜12月7日:NI の Cyber Season で50%オフ(Rekkerd)
- 2021年11月:NI の Cyber Season で €74(Piano World フォーラムの投稿)
- 2022年5月:NI から10日間の50%オフの案内(Piano World フォーラムの投稿)
- 2024年12月:海外の楽器店 Thomann で $66(plugindeals.net の価格の記録)
- 2025年11月〜12月:NI の Cyber Season で50%オフ(NI 公式ブログ)
まとめ
Noire は、クラシックや劇伴のきれいな曲に合う、Nils Frahm のグランドピアノの音源です。
ソロ向けのピアノをまだ持っていない人には、勧めたいピアノです。
前は「Pianoverse があるからいらない」と思っていましたが、今は、飽きないようにピアノの選択肢を増やす候補として考えています。
過去に半額前後まで下がったことがあるので、急いでいなければ NI のセールを待つのがいいと思います。
ボカロのポップスの伴奏が目当てなら、Addictive Keys から考えるほうが失敗しにくいです。
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