ボカロを始めたころ、打ち込んだ歌声が、なかなか思った歌い方になりませんでした。
そのたびに、「自分で歌ったものを、そのまま写せたら早いのに」と考えていました。
それを本当にやってくれるのが、ヤマハの VOCALO CHANGER PLUGIN です。
ただ、調べてみた今の私の答えは、3万1000円なら要らないでした。
VOCALO CHANGER PLUGIN を Plugin Boutique で見る →

どんな製品か:自分の歌を、VOCALOIDのAIの声で歌い直すプラグイン
VOCALO CHANGER PLUGIN は、自分で歌った声を、VOCALOID の AI の声に変えるプラグインです。
DAW のボーカルのトラックに挿すと、歌い方はそのままに、声だけが別の歌い手に置き換わります。

画面は、左で声を選び、右のつまみで音の高さ(Pitch Shift)や、元の声と変えた声の混ぜ具合(Dry/Wet)を決める作りです。
変換はリアルタイムで、つまみの動きは DAW のオートメーションで書けます。
形式は VST3・AU・AAX(AAX は Mac だけ)で、Logic Pro でも使えます。
VOCALOID Editor の中では動かないので、別に DAW が必要です。
普通のボイスチェンジャーと違うのは「歌い直す」こと
声を変えるプラグインというと、声の高さや響きを加工するボイスチェンジャーを思い浮かべるかもしれません。
公式によると、VOCALO CHANGER は歌声を AI が解析し、VOCALOID の声で歌い直す仕組みです。

加工ではなく作り直しなので、元の声の癖ではなく、選んだ歌い手の声で鳴ります。
公式ページには、元の歌と変えたあとの歌を聞き比べられるコーナーもあります。

前に Dreamtonics の Vocoflex を調べたとき、「ボカロにもボイスチェンジャーみたいなものがある」と書いたのは、この製品のことです。
Vocoflex は、声の音色を別の声に変える Synthesizer V 側のプラグインです。
Vocoflex を私がどう考えたかは、こちらにまとめています。
Vocoflexのセールはいつ?過去の割引と買い時|Synthesizer V 2で作るボカロPが「自分には要らない」と考える理由
使える声は「VOCALOIDのAIの声」だけで、初音ミクは一覧に無い
最初から入っている声は、HARUKA や AKITO など16人です。
この16人は VOCALO CHANGER 専用で、VOCALOID6 Editor では使えません。
ほかに、VOCALOID6 用に売られている AI の声も追加で使えます。
公式の一覧には、AI Megpoid や AI 音街ウナ、IA :[R] などが並んでいます。

ただ、2026年10月31日に公式の一覧を見たところ、初音ミクは入っていませんでした。
VOCALOID5 以前の声も、公式の FAQ で使えないと書かれています。
私が VOCALOID6 で歌わせているのは、プロセカに出す曲の初音ミクがメインです(VOCALOID6 のレビュー)。

買う前に、使いたい声が一覧にあるかを公式で確かめてください。
公式の動画を見て:便利だけど、歌わせたい声でなければ意味が薄い
公式の動画を見て、自分の歌がそのまま別の声に置き換わるのは便利だと思いました。
始めたころの私が欲しかったのは、まさにこういう道具です。
ただ、それは声がミクのような「歌わせたい声」ならの話です。
知らない AI の声に変えられても、私には使い道がありません。
自分の歌を VOCALOID の声にしてみたいかと聞かれると、狙った声でできないなら要らない、というのが正直なところです。
SynthV 2がメインのボカロPなら、出番はほとんど無い
今の私のメインは Synthesizer V Studio 2 で、VOCALOID6 も持っています。
その環境なら、VOCALO CHANGER は要らないと思います。

Synthesizer V Studio 2 は性能がとても高いので、わざわざ人間の歌から声を作る必要を感じません。
ボカロ曲で使う場面を考えても、思いつくのは、オーディションに応募するときに自分の歌を AI の声にして出すくらいです。
YouTube で曲を発表するボカロPが、どう使うのかは想像がつきませんでした。
ボカロPの中で、これが必要な人は多くないと思います。
Synthesizer V Studio 2 Pro の買い時は、こちらの記事で考えています。
3万1000円は高い、でも狙った声で使えるなら考える
値段は、3万1000円は高いと感じました。
今のままなら、私は買いません。
ただ、歌わせたい声でこの使い方ができるなら、買ってもいいと思っています。
公式によると、VOCALOID Editor の製品を持っている人は、割引のクロスグレード版で買えます。
また、VOCALO CHANGER は VOCALOID7 へのアップグレードの対象からは外れています(VOCALOID7 と VOCALOID6 の比べ)。
Plugin Boutique のページには体験版(Free Trial)もあるので、気になる人は自分の声で一度試してみてください。
自分の歌を、一覧にある VOCALOID の AI の声で歌い直したい人に。
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人の歌を使わず、打ち込みだけで自然に歌わせたい人に。
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