シンセのプラグインを調べていると、かなりの確率で名前が出てくるのが Omnisphere です。
私もシンセを探していたときに見つけて、それ以来ずっと「かなり欲しい」シンセの1つになっています。
ただ、Omnisphere はほかのシンセと違って、セールでほとんど安くなりません。
ブラックフライデーまで待てば半額になる、という製品ではないのです。
私はふだん Logic で、Pigments をメインのシンセにしてボカロ曲を作っています。
Omnisphere はまだ持っていません。
このページでは、持っていない立場から公式の情報と過去の値引きを調べて、「待つか、定価で買うか」を考えた結果をまとめます。

Omnisphere 3(Spectrasonics公式サイト) →
先に結論:待っても下がらないので、欲しいなら定価で買うのもあり
私の考えは、Omnisphere はほぼセールがないので、定価で買うのもありです。
ほかのシンセは、待てば半額前後まで下がることが多いのですが、Omnisphere はそうなりません。
作っている Spectrasonics は、ブラックフライデーのような大きなセールに基本的に参加しないメーカーです。
確認できた値引きは、販売店が箱入りの版を少し安くしたものくらいでした。
いつか下がるのを待ち続けるより、「欲しいと思ったときが買うとき」と考えたほうが迷わずに済みます。
これは、同じ Spectrasonics のピアノ音源 Keyscape について、ピアノ音源のセールの記事で書いた考えと同じです。
Omnisphere 3はどんなシンセか
いま売られているのは、2025年10月21日に出た Omnisphere 3 です。
価格は公式で499ドルで、前の版の Omnisphere を持っている人は199ドルでアップグレードできます。
Omnisphere は、シンセの音だけでなく、楽器の音や効果音、環境音のような音まで1つに入っているのが特徴です。
Omnisphere 3 では、ジャンルや雰囲気ごとに分かれた18のライブラリが入っています。

Omnisphere 3 で足された主なものは、公式の発表によると次のとおりです。
- 回路をモデルにしたサチュレーションや、オシレーターの音程が少し揺れる「ドリフト」など、アナログシンセらしさを出す機能
- Moog などの名機をまねたグライド(音と音をなめらかにつなぐ動き)のモード
- 35種類以上の新しいエフェクトと、そのエフェクトだけをほかのトラックに挿せる FX Rack
- 作り直されたブラウザ(フォルダの階層・キーワードや雰囲気のタグ・似た音を探す Sound Match)
- 300機種以上のハードウェアのシンセや MIDI キーボードのつまみで操作できる機能
公式の紹介動画です。
パソコンには、音のデータのために64GBの空きが必要です。
プリセットの量が多いぶん、容量もそれなりに使います。
Pigmentsを使っていて、Omnisphereが欲しくなった理由
Pigments は、私がいちばんよく使っているシンセです。
詳しくは Pigments のレビュー に書いていますが、モダンな音が作りやすく、今の曲づくりの中心になっています。
それでも、足りないと感じるところはたくさんあります。
大きいのは2つで、アナログ系の音と、音の探しやすさです。
アナログシンセらしい音が、もっと欲しい
Pigments にもアナログの音を作る仕組みはありますが、私はアナログ系の音がまだ足りないと感じています。
曲によっては、もっとアナログシンセらしい音が欲しくなります。
Omnisphere 3 の公式の説明を見ると、先ほどのドリフトやサチュレーションのように、アナログ寄りの音に力を入れているのが分かります。
ライブラリにも「Analog Vibes」や「Warm Tones」といった名前が並んでいて、ここが私の欲しい理由の1つです。
波形から音を探せると楽なのに、と思う
もう1つは、音の探し方です。
Pigments でも、ベース・リード・パッドのような種類ごとにプリセットを探すことはできます。

ただ、私が探したいのは「矩形波っぽい音」「ノコギリ波の音」のような、元の波形での探し方です。
私はその探し方を見つけられず、欲しい音にたどり着くまでが大変だと感じています。
Omnisphere 3 は、ブラウザがフォルダの階層とタグで作り直され、似た音を探す Sound Match も入りました。
ただ、波形の名前で一覧から探せるかどうかは、公式の説明からは分かりませんでした。
ここは、買う前に動画やマニュアルで確かめたいところです。

プリセットがたくさん入っているのがうれしい
Omnisphere は、たくさんのプリセットから音を選んで使うタイプのシンセです。
私にとっては、音がたくさん入っていること自体が魅力です。
シンセはいくつあっても損はしない、と私は思っています。
曲ごとに欲しい音は変わるので、選べる音が多いほど助かります。
セールの傾向:公式の値引きはほぼ無く、あっても販売店の箱版
Omnisphere の値段は、ほかのシンセと比べてかなり動きません。
調べた範囲では、Spectrasonics の公式ストアで値引きをしたという情報は見つかりませんでした。
確認できたのは、2025年10月にドイツ語圏の販売店が、Omnisphere 2 の箱入りの版を少し安くしていた例です。
このときは Omnisphere 3 の発売の直前で、期間中に買えば Omnisphere 3 へ無料で上げられました。
海外の掲示板でも、「公式で値引きを見たことがない」「安く買えるのは販売店の箱版くらい」という声が多いです。
ただし、箱版の値引きは国や販売店しだいで、日本からいつも買えるとは限りません。
ほかのシンセのセールの時期は、まとめて下の記事に書いています。
シンセ音源のセールはいつ?半額が来るシンセと、9割引きが来るシンセ|Avengerを次に買うボカロPが「作れるうちに買う」と決めた理由
待つか、定価で買うか
ほかのシンセなら、私はセールに合わせて買います。
Pigments や VPS Avenger 2 は、年に何度か半額前後まで下がるからです。
でも Omnisphere は、待っても半額にはなりません。
だから、欲しい気持ちがはっきりしているなら、定価で買ってもいいと考えています。
一方で、499ドルは私にとっても高い買い物です。
いまの私は、次に買うシンセを VPS Avenger 2 に決めています。
Omnisphere は、そのあとも欲しいシンセとして残っています。
同じ Spectrasonics のベース音源 Trilian も気になっていて、正直どれを先にするか悩んでいます。
Spectrasonics の製品は値段が下がりにくいので、セールの時期より「どれを先に買うか」が悩みどころです。
Plugin Boutiqueで買える、近い選択肢
Omnisphere の本体は、Plugin Boutique では扱っていません。
セールで少しずつシンセを増やしたい人は、Plugin Boutique で買えるものから選ぶ方法もあります。
Pigments(Arturia)
私がメインで使っているシンセです。
画面が分かりやすく、シンセが苦手な人でも音作りの仕組みがつかみやすいと思います。

Pigments を Plugin Boutique で見る → 🎁 この商品を Plugin Boutique で買うと、無料ギフトを1つ選べます:StereoSavage 2 Elements/Gorilla Drive/ChordAXE Lite/Melodyne 5 Essential ※9/29確認。ギフトは入れ替わります
VPS Avenger 2(Vengeance Sound)
私が次に買う予定のシンセです。
音が豊富なプリセット型のシンセで、アフロ系・民族系の曲や、オーケストラの音も1台でまかないたいと思っています。

VPS Avenger 2 を Plugin Boutique で見る →
ブラックフライデーに向けて、ほかのメーカーのセールもブラックフライデーのまとめに集めています。
過去のセール
確認できたものだけを並べています。
- 2025年10月:ドイツ語圏(ドイツ・オーストリア・スイス)の販売店 Best Service で、Omnisphere 2 の箱版が €349(通常 €399)、Omnisphere 1 からのアップグレードが €139(通常 €199)。期間中に買うと Omnisphere 3 へ無料でアップグレードできた(出典:SYNTH ANATOMY)
まとめ
Omnisphere は、シンセを調べていると必ず出てくる、プリセットの量も音の幅も大きいシンセです。
いまの版は Omnisphere 3 で、アナログ寄りの音やブラウザにも手が入りました。
Spectrasonics はブラックフライデーでもほぼ値下げをしないので、半額を待つ意味はあまりありません。
欲しい理由がはっきりしているなら、定価で買うのもありだと私は考えています。
私自身は、Pigments で足りないアナログ系の音と探しやすさを補うものとして、いつか買いたい1本です。
Omnisphere 3(Spectrasonics公式サイト) →
Pigments を Plugin Boutique で見る →
VPS Avenger 2 を Plugin Boutique で見る →







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