シンセのプラグインを「セールまで待とう」と思っているうちに、曲を作れる時間のほうが先に減っていきます。
毎月1曲作っても、10年で120曲です。
作れる曲の数には限りがあるので、私はシンセを買うかどうかを、値段だけでなく「今買わずに、あとで作れなくなって後悔しないか」で決めています。
とはいえ、待てば大きく下がるシンセがあるのも事実です。
このページでは、Pigments をメインのシンセにしている私が、次に買う予定の VPS Avenger 2 を含めた5つのシンセの過去のセールと、待つか買うかの線の引き方をまとめます。
シンセをまだ持っていない初心者の人の考え方も、途中で書きます。
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シンセは「半額が上限」と「9割引きが来る」に分かれる
シンセのセールを追いかけると、下がり方で大きく2つに分かれます。
- 半額が上限のシンセ:Arturia の Pigments・V Collection、Vengeance Sound の VPS Avenger 2 など。年に何度か50%オフになり、それ以上はほとんど下がらない
- 9割引きが来るシンセ:UJAM の Usynth シリーズや W. A. Production のバンドルなど。60〜95%オフが何度も来る
半額が上限のシンセは、50%オフを見かけたら、それがほぼ底値です。
逆に、9割引きが来るシンセを定価で買うのはもったいないと思います。
ただ、どちらのシンセでも、私は割引率だけで決めてはいません。
その話を先にさせてください。
待つか今買うかは、「作れるうちに」で決める
私が欲しいシンセは、Avenger 2 と V Collection です。
どちらも、50%オフ以上なら買いたいと思っています。
それでも、50%を待つか今買うかの線は、割引率ではなく機会損失で考えています。
毎月1曲作れば、10年で120曲になります。
逆に言えば、作れる曲はそれくらいしかありません。
結婚や子育てなど、生活が変わると作曲に使える時間はなくなっていきます。
だから、今買わずにいて、この先作れなくなったときに後悔しそうなら、今買ったほうがいいと思っています。
作れる時期に作っておくほうが大事だからです。
初心者は「物足りないか」で決めればいい
シンセを1本も持っていない初心者の人も、考え方は同じです。
いま使っている音で自分の曲が物足りなくなっているなら、セールを待たずにすぐ買っていいと思います。
今のままで足りているなら、セールを待っても問題ありません。
最初の1本の選び方は、Logic 純正の Alchemy から Pigments に落ち着くまでの話と一緒に、こちらにまとめています。
初心者ボカロPのシンセおすすめ|Logic純正Alchemyが分からなかった私がPigmentsに落ち着き、次はAvenger 2を狙う話
Pigments:半額は年に数回。私のメインのシンセ
Pigments は、いま私がいちばん使っているシンセです。
本当はブラックフライデーまで待つつもりでしたが、待てずに夏の販売店のセールで、半額で買いました。

Arturia のセールは、ブラックフライデー、新しいバージョンの発売記念、販売店の短いセールで50%オフになることが多く、50%より下がったセールは見当たりません。
Arturia 公式の夏のセールは、30%止まりでした。

なので、待てるならブラックフライデーの半額が確実です。
シンセを1本も持っておらず、いまの音に物足りなさを感じているなら、待たずに買っても損は小さいと思います。
どんな音が出るかは、Arturia 公式の紹介動画で雰囲気がつかめます。
私の使い方はPigments のレビューに、ブラックフライデーまで待つかどうかはArturia のブラックフライデーの記事にまとめています。
Pigments を Plugin Boutique で見る →
VPS Avenger 2:浅いセールでも、次に買うつもり
Avenger 2 は、私が次に買おうと思っているシンセです。
Pigments で困っているわけではなく、アフリカ系の民族楽器やオーケストラ、劇伴の音を1台で網羅したいからです。

Avenger 2 のセールは、2026年の夏に33%オフ、9月には Plugin Boutique のシンセのセールで50%オフになりました。
9月のセールでは、拡張のサウンドパックも50%オフでした。
半額まで下がることがあるので、待てる人は次の50%を待つのも手です。
私は作れるうちに使いたいので、20〜30%の浅いセールでも買うつもりでいます。
公式のトレーラーを見ると、プリセットの幅の広さがよく分かります。
欲しい拡張と、拡張にかけられる金額の話はAvenger 2 が欲しい理由の記事にまとめています。
VPS Avenger 2 を Plugin Boutique で見る →
Arturia V Collection:アナログが欲しいなら、50%を待つ
V Collection は、昔のアナログシンセやキーボードを再現した音源をまとめた Arturia のバンドルです。
私は1970〜80年代の曲が好きで、アナログのシンセが欲しいと思っています。

ただ、V Collection は定価が10万円を超えるので、私も50%オフ以上でないと買いません。
Pro 版は、2025年のブラックフライデーと2026年2月に、どちらも半額の$349まで下がっています。
Pigments と同じく、半額が来るのはほぼ決まった時期なので、高いバンドルほど待つ価値があると思います。
FX Collection との違いや、入門版の Intro を選ぶかどうかはV Collection と FX Collection の記事で比べています。
Arturia V Collection 11 Pro を Plugin Boutique で見る →
Usynth PIXEL:60%前後のセールが何度も来る
Usynth PIXEL は、UJAM の SELECT(好きな製品を選んでまとめ買いするバンドル)で買ったシンセです。
チップチューンの曲は作りませんが、ポップスの中にゲーム音楽っぽいキラキラした音を一箇所だけ足したいときに使っています。
UJAM は大きな値下げが多いメーカーで、PIXEL も、2025年8月には65%オフまで下がっています。
定価で買う理由はほとんどないので、欲しいならセールのときに、ほかの UJAM の製品とまとめて考えるのがいいと思います。
使い方はUsynth PIXEL のレビューに、UJAM 全体のセールの来かたはUJAM のセールの記事にまとめています。
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W. A. Production Ultimate Synths Bundle:95%オフでも、持っていないときに
Ultimate Synths Bundle は、W. A. Production のシンセとサウンドパックをまとめたバンドルです。
95%オフという数字はかなりお得に感じます。

シンセはいくらあってもいいと思っています。
ただ、こういう大きなバンドルは、同じようなシンセをすでに持っているときに買っても、あまり意味がありません。
シンセや音源をまだあまり持っていない人が、まとめてそろえるために買うものだと考えています。
中身と選び方はUltimate Synths Bundle のセールの記事にまとめています。
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アシッド系の Phoscyon 2 は、私は見送り
Phoscyon 2 は、D16 Group が Roland の TB-303 を再現したベースシンセで、ビヨビヨと鳴るアシッド系のベースが作れます。
Plugin Boutique で半額のセールが組まれることがあります。

ただ、私はアシッド系の音があまり好きではなく、これまでの曲でもほとんど使ったことがありません。
そういう音が合う曲を作る練習もしないといけないとは、いつも思っているのですが、今は買う予定はありません。
アシッドなベースを曲に入れたい人なら、半額のときに選ぶ候補になると思います。
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過去のセール
出典で確かめられたものだけを、製品ごとに並べています(ドル表記は海外の告知記事の金額)。
- Arturia Pigments 2025年11月:ブラックフライデーで$99(50%オフ)。V Collection 11 Pro も$349(Rekkerd)
- Arturia Pigments 2025年12月〜2026年1月5日:新しいバージョンの発売記念で$99(通常$199)(Bedroom Producers Blog)
- Arturia Pigments 2026年4月25日〜26日:Audio Plugin Deals の48時間限定セールで$99(Rekkerd)
- Arturia Pigments 2026年8月17日まで:Arturia の夏のセールで、製品ごとに最大30%オフ(Rekkerd)
- Arturia V Collection 11 Pro 2026年2月23日〜3月9日:Plugin Boutique で$349(50%オフ)(Rekkerd)
- VPS Avenger 2 2026年6月下旬〜7月17日:Plugin Boutique で$167(通常$249・33%オフ)(Rekkerd)
- VPS Avenger 2 2026年9月〜9月30日:Plugin Boutique のシンセのセールで$124(50%オフ)。拡張も50%オフ(Rekkerd)
- Usynth PIXEL 2025年8月(〜8月31日):Plugin Boutique で$10(通常$29・65%オフ)(Rekkerd)
- Usynth PIXEL 2026年10月〜10月11日:Plugin Boutique で¥3,287(通常¥8,540・61%オフ)
- W. A. Production Ultimate Synths Bundle 2026年10月〜10月31日:Plugin Boutique で¥8,994(通常¥181,280・95%オフ)
- D16 Group Phoscyon 2 2026年10月〜10月11日:Plugin Boutique で¥10,222(通常¥20,741・50%オフ)(Rekkerd)
ほかのメーカーも含めた年間のセールの時期はプラグインのセールカレンダーに、年末の動きはDTM のブラックフライデーのまとめにまとめています。
まとめ
- シンセは「半額が上限」(Pigments・V Collection・Avenger 2)と「9割引きが来る」(UJAM・W. A. Production)に分かれる
- 半額が上限のシンセは、50%オフがほぼ底値。高いバンドルほど半額を待つ価値がある
- 9割引きが来るシンセは、定価で買わずにセールを待つ
- 待つか買うかは、割引率だけでなく「今買わずに、あとで作れなくなって後悔しないか」で決める
- 初心者は、今の音で物足りなければすぐ、足りていればセールを待てばいい
- 私が次に買うのは Avenger 2。V Collection は半額を待つ
このページで紹介したシンセです。
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