ポップスでも、ロックでも、少し重めの曲でも、合わせやすいドラムキットが1つあると助かります。
Addictive Drums 2(AD2)で、私にとってそういう存在なのが Fairfax Vol.1 ADpak です。
持っている ADpak の中でいちばん出番が多いキットですが、これから買う人に聞かれたら「待てるならセールまで待ったほうがいい」と答えます。
このページでは、その理由と、どんなキットか、使っていて気になるところ、確認できた過去のセールを順にまとめます。
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今買うか、待つか:欲しいなら買っていい、ただ XLN Audio はセールが多い
Addictive Drums 2 は、生ドラムの音源の中でもかなり扱いやすい部類だと思っています。
その中でも Fairfax Vol.1 は使う場面を選ばないので、欲しいと思った人は今買っても全然いいキットです。
それでも「待てるなら待つ」をすすめるのは、XLN Audio がとにかくセールの多いメーカーだからです。
下の「過去のセール」のとおり、ブラックフライデーや年末、販売店ごとのキャンペーンで、AD2 のシリーズは何度も割引になっています。

すぐに曲を作りたい、今買わないと気持ちが冷めてしまう、という人は買ってしまっていいと思います。
逆に、次の曲まで少し時間があるなら、セールが来るのを待つほうが手に入れやすいはずです。
Fairfax Vol.1 はどんなキットか:Sound City で録られたアメリカンロックの音
Fairfax Vol.1 は、Addictive Drums 2 に追加して使うキット(ADpak)です。
使うには AD2 本体が必要なので、本体をまだ持っていない人は、本体とセットで考えることになります。

XLN Audio 公式の説明では、パンチのあるクラシックなアメリカンロックの音を狙ったキットです。
収録したのはロサンゼルスの Fairfax Recordings で、かつて Sound City と呼ばれていたスタジオです。

キットの中心は、70年代の Gretsch “Stop Sign” です。
スネアは Craviotto のカスタムショップ製と、”The Terminator” と呼ばれる Tama の Bell Brass の2本が入っています。

シンバルは Zildjian の K シリーズや Istanbul のライドなどで、タムのシェルを叩いた音とハンドクラップも入っています。
XLN Audio 公式では、AD2 本体と Fairfax Vol.1・Vol.2 などをまとめた Rock Collection も用意されています。
音の雰囲気は、XLN Audio 公式の紹介動画で確かめられます。
私の使い方:ポップスからメタルまで、ジャンルを問わず使っている
私は Fairfax Vol.1 を、ポップス・ロック・メタル・EDM と、ほとんど全般で使っています。
メタルの中では軽め、J-POP の中では重めといった、ジャンルの真ん中から少しずれた曲にも合わせやすく、万能なキットだと感じています。

いちばん使う理由は、全体のバランスがよく、キックとスネアが最初から自分の好きな音になっていることです。
ボカロ曲ではドラムの中でもキックとスネアが目立つので、ここが好みに合うかどうかは大きいと思っています。
もう1つよく使うのが、ポップス向けの United Pop です。
王道のポップスではこちらを選ぶこともありますが、正直なところ、自分の耳では Fairfax とそこまで大きな違いは感じていません。
劇的に、絶対こっちじゃダメとは思いませんね。
どちらにするかは、実際に曲に当ててみて、合うほうを残しています。
3つの ADpak をどう使い分けているかは、こちらにまとめています。
Addictive Drums 2のADpakはどれを選ぶ?ロック・ポップ・メタルの3つを持つボカロPが、使う順番に差がついた理由
気になるところ:キットよりも、AD2 の音量の調整が難しい
Fairfax Vol.1 そのものに、大きな不満はあまりありません。
気になっているのは、どちらかというと Addictive Drums 2 のミキサーの作りです。
キックを大きくしたいときは、キックのクローズマイクを上げることになります。
ただ、クローズマイクだけで上げるとキックが前に出すぎてしまい、ルームやオーバーヘッドはほかの音もまとめて拾っているので、クローズマイク以外のキックだけを上げることができません。

画面の下のミキサーのとおり、AD2 にはキック・スネア・ハイハット・タムなどのチャンネルはありますが、ライドだけのチャンネルはありません。
ライドはオーバーヘッドやルームの音に含まれているので、ライドにも個別のクローズマイクがあればもっと扱いやすかったと思います。
キック・スネア・ボーカルのバランスは、私も今でも曲ごとに悩むところです。
パーツごとに Logic のチャンネルへ分けて調整する方法は、LogicでAddictive Drums 2をパラアウトするにまとめています。
どんな人に向くか:ドラム音源を1つも持っていない初心者ボカロP
いちばん買う価値があると思うのは、ドラムの音源をまだ1つも持っていない初心者のボカロPです。
ジャンルを選ばずに使えるので、最初の1つのキットとして困る場面が少ないはずです。
また、今買わないと曲を作る気持ちが続かない、という人にも買う価値は十分あります。
ロックの基本になるキットを1つ持っておきたい人にも合います。
AD2 本体の使い心地はAddictive Drums 2のレビューに、ほかのドラム音源との比較はドラム音源のおすすめに書いています。
過去のセール
確認できたものだけを並べます。
- 2026年10月10日:Plugin Boutique で ¥10,902(通常価格)。XLN Audio 公式でも Fairfax Vol.1 単体は $62 で、セールの表示なし(XLN Audio)
- 2026年10月6日〜10月12日:Plugin Boutique 限定で Addictive Drums 2: Custom が40%オフ($179→$107.40)。好きな ADpak を3つ選べるセットで、Fairfax Vol.1 単体の割引ではありません(Rekkerd)
- 2025年12月下旬〜2026年1月5日:XLN Audio の20周年セールで、XO・Addictive Keys・Addictive Drums 2 が40%オフ。ADpak 単体が対象だったかは出典に書かれていません(Rekkerd)
- 2025年11月19日〜12月8日:XLN Audio のブラックフライデーで、Addictive Drums シリーズなどが50%オフ。ADpak 単体が対象だったかは出典に書かれていません(Rekkerd)
- 2024年12月下旬:XLN Audio の End Of Year Sale で、Addictive Drums と Addictive Keys が40%オフ(Rekkerd)
XLN Audio のセール全体の傾向は、XLN Audioはブラックフライデーまで待つべき?で整理しています。
まとめ:迷わず使えるロックキット、急がないならセールで
Fairfax Vol.1 は、Sound City で録られたアメリカンロックのキットで、私はジャンルを問わずいちばんよく使っています。
キックやライドの音量の調整には AD2 らしい難しさがありますが、キット自体の音は今でも気に入っています。
ドラムを持っていない人や、今すぐ作り始めたい人なら、今買う価値は十分あると思います。
そうでなければ、セールの多い XLN Audio なので、次の割引を待ってから手に入れるのがおすすめです。
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